
愛知県の居酒屋「串揚げ酒場ちりり」関係者によるSNS投稿が炎上。新生児用コットに成人が寝転がる写真や、赤ちゃんにハイボール缶のストローをくわえさせた写真が拡散、衛生観念や倫理観、店の運営体制に批判が集まっている。
「衛生観念を疑う」飲食店SNSに批判
愛知県内の居酒屋「串揚げ酒場ちりり」関係者によるSNS投稿が、ネット上で大きな批判を集めている。
発端となったのは、出産報告に添えられた写真だ。病院の新生児用コットに成人女性が寝転がっているように見える画像が拡散され、「衛生観念を疑う」「医療備品を何だと思っているのか」と批判が殺到した。
さらに過去投稿から、赤ちゃんにハイボール缶のストローをくわえさせているように見える写真も発掘され、炎上は拡大している。
新生児用コットに成人が寝転がる写真が拡散
問題視されたのは、出産報告の投稿に含まれていた写真だ。
新生児用コットは、産まれたばかりの赤ちゃんを寝かせるための医療備品であり、成人が体重をかけることを想定したものではない。また、まだ身体の免疫機能が未熟な赤ちゃんのために細心の注意をはらって滅菌・除菌されている。

そのためSNSでは、
「壊れたらどうするのか」
「次に使う赤ちゃんになにかあったらどうやって責任を取るのか」
「衛生的にありえない」
といった声が相次いだ。
出産という祝い事であっても、病院の備品を本来の用途と違う形で使い、それを店のSNSで公開した点に批判が集まった形だ。
赤ちゃんにハイボール缶ストロー 過去写真でも再炎上
さらに炎上後、過去の投稿とされる写真も拡散された。
そこには、赤ちゃんがハイボール缶から伸びたストローをくわえているように見える場面が写っていた。

実際にアルコールを飲んだかどうかは写真だけでは断定できない。
しかし、乳幼児に酒類の缶を近づけ、飲酒を連想させる写真を撮ること自体に対して、
「冗談で済まない」
「倫理観が怖い」
「子どもをネタにしているように見える」
と強い批判が寄せられている。
問われているのは店の衛生観念とSNS運用
今回の問題で特に大きいのは、個人アカウントではなく、飲食店の公式・営業用アカウントで発信されていたとみられる点だ。
飲食店にとって、衛生管理と信頼は営業の根幹である。
病院での行為と厨房の衛生管理は本来別問題だとしても、見る側が
「この感覚で店を運営しているのか」
「厨房や食材の扱いは大丈夫なのか」
と不安を抱くのは避けられない。
内輪では笑える写真だったとしても、店名を背負ったアカウントで発信すれば、社会的な評価に直結する。
個人特定よりも、必要なのは説明と再発防止
SNSでは関係者や病院名を特定しようとする動きもあるが、根拠のない個人特定や医療機関名の拡散は別の被害を生みかねない。
問題にすべきなのは、誰かを晒し上げることではなく、
・新生児用コットの不適切使用があったのか
・病院側に謝罪や確認を行ったのか
・赤ちゃんに酒類を近づけた投稿についてどう認識しているのか
・店のSNS運用や衛生意識をどう見直すのか
という点だ。
飲食店として営業を続けるのであれば、感情的な謝罪だけでなく、具体的な説明と再発防止策が求められるだろう。
「内輪ノリ」が店の信用を壊す時代
今回の騒動は、飲食店SNSにおける公私混同の危うさを改めて示した。
出産報告そのものは祝福されるべき出来事だった。
しかし、新生児用コットに寝転がる写真や、赤ちゃんにハイボールを連想させる写真が重なったことで、「倫理観」「衛生観念」「子どもへの向き合い方」まで疑われる事態になっている。
飲食店は、料理の味だけでなく、店を運営する人への信頼で成り立っている。
その信頼を取り戻せるかどうかは、今後の説明と対応にかかっている。



