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“ぬい活”はどこまでOK? 高級フレンチ投稿が投げかけた「趣味と公共性」

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高級フレンチでの“ぬい活”を巡る投稿がSNSで話題に。推し活の自由と公共空間での配慮、TPO問題について考える。

“ぬい活マナー”論争が拡大

“ぬい活”を巡る投稿がSNS上で大きな議論を呼んでいる。

話題となったのは、あるユーザーによるX(旧Twitter)への投稿だ。

「数年前に少し良いホテルのフレンチディナーでぬいを出そうとした友達に物凄い速さで「やめて」って言ったのを思い出した。(ちゃんとやめてくれた)
私はその店の雰囲気をそのまま楽しみたかったので、ぬいを介在させた楽しみ方は申し訳ないけど拒否した」

この投稿をきっかけに、“推し活”と“公共空間でのマナー”の境界線について、さまざまな意見が飛び交っている。

 

そもそも“ぬい活”とは?

“ぬい活”とは、アイドルやアニメキャラクターなどの「推しぬいぐるみ=推しぬい」をカフェや旅行先に連れて行き、写真撮影をしたり、洋服を着せたりして楽しむ活動のこと。

近年はSNS文化と結びつき、
・カフェ
・テーマパーク
・ホテル
・観光地
などで、ぬいぐるみを撮影する、いわゆる“ぬい撮り”の光景も珍しくなくなった。

推しと日常を共有するような感覚が人気を集め、若年層を中心に広く定着している。

 

議論になったのはその「場所」だった

今回の投稿でポイントとなったのは、“ぬい活そのもの”ではなく「高級フレンチ」という場所だった。

SNSでは、
「迷惑かけてないならいいじゃん、では済まない」
「店の空気感や雰囲気に配慮すべき」
「趣味を否定しているわけではない」

といった意見が多く見られた。

つまり問題視されているのは、“推し活”そのものではなく、「その場に合っているか」という点なのである。

 

「周囲が恥ずかしい」感覚も

さらに議論を広げたのが、
「見ていて恥ずかしくなる周囲の気持ちにも配慮してほしい」
という意見だった。

これは単なる迷惑行為の話ではなく、空間共有の問題とも言える。

高級レストランや格式ある空間では、静けさや非日常感、洗練された雰囲気そのものを楽しみに来ている客も多い。

その中で、ぬいぐるみを並べて撮影する行為が“世界観を崩す”と感じる人がいるのも事実だ。

 

一方で「趣味を否定する必要はない」の声も

もちろん、ぬい活側を擁護する声も少なくない。

・誰にも迷惑をかけていない
・写真を少し撮る程度なら問題ない
・価値観の押し付けではないか

といった意見もあり、SNSでは賛否が分かれている。

近年は「推し活」が一般化したことで、ホテルやカフェ側がむしろ歓迎しているケースも増えている。

実際、推し活プランやぬい撮り用アフタヌーンティー、推しカラー演出など、“推し活歓迎”を打ち出す店舗も少なくない。

 

“推し活時代”に求められる感覚とは

今回の論争で興味深いのは、多くの人が「ぬい活そのもの」を否定しているわけではない点だ。

むしろ論点は、どこで・どの程度・どんな空気感の場所で行うかという公共性=TPOにある。

趣味は自由である一方、公共空間には他者との共有感覚も存在する。
そのバランスをどう取るか。
今回の議論は、“推し活文化”が一般化した今だからこそ生まれた摩擦とも言えるだろう。

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ムーンサルト もも

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広告代理店勤務を経て、Webメディア運営会社での編集・記事制作を経験。現在はフリーランスのWebライターとして活動。ネットミーム愛好家。

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