中小企業の持続可能性を高める「チーム傍楽」始動労務管理の課題解決へ

人手不足が深刻化する中、企業にとって従業員の定着と生産性の向上は持続可能な成長の鍵となる。特に、経営基盤の脆弱な中小企業にとって、労務管理体制の構築は喫緊の課題だ。合同会社傍楽（滋賀県東近江市）は、こうした中小企業のニーズに応えるべく、情報提供サービス「チーム傍楽」をリリースした。

顧問社労士の機能を補完

「顧問社労士がいるものの、法改正や助成金情報などの発信が不足している」「顧問契約を結ぶ余裕はないが、情報は入手したい」――。多くの企業担当者が抱えるこうした悩みに、「チーム傍楽」は応える。顧問社労士の機能を補完する形で、法改正、助成金情報、人事評価制度構築、人材育成など、幅広い情報を提供。さらに、IT化やDX推進といった現代的な経営課題への対応も支援する。

多様なニーズに対応するプラン

「チーム傍楽」は、情報配信だけでなく、個別相談や書式作成など、多様なニーズに対応するプランを用意。配信される情報は、社会保険労務士事務所インサイドフィールドが提供する労務関連コラム、助成金・法改正情報、組織づくりコラムなど。書式は、Word、Excel、PowerPoint、PDFなど、多様な形式で提供され、ダウンロードが可能だ。個別相談では、配信情報に関する質問や、労務管理、組織づくり、IT・DXに関する相談に対応する。

労働法のエキスパートがサポート

合同会社傍楽代表社員の内野学氏は、特定社会保険労務士、人事コンサルタントとして、労働局の総合労働相談員時代に年間500件以上の相談に対応した経験を持つ。この経験から、労使問題の多くは法律知識の不足とコミュニケーション不足が原因だと指摘。法律を分かりやすく伝え、現実的な解決策を提示することで、企業の労務環境改善を支援する。