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SDGsの取組み 株式会社ファンケル

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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企業や団体におけるサステナビリティの追求として、SDGs達成に向けた事業や取り組みをアピールするケースが増えてきました。実際にSDGsへの取り組みを行うとなると、どの目標に向けてどのような施策を企画したら良いか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。 cokiでは、皆さまのSX(サステナビリティトランスフォーメーション)のお役に立つべく、SDGsに対して積極的な企業の取り組みをピックアップしてご紹介しております。今回取り上げる事例は、化粧品で知られる株式会社ファンケル(FANCL CORPORATION)です。 本ページをご参考に、事業におけるサステナビリティ、SDGsに関する活動を進めるヒントにしていただければ幸いです。
SDGsについては、“ 「SDGs」と「サステナブル」の意味|私たちはなぜSDGsに取り組む必要があるのか ”を、ご覧ください。

株式会社ファンケルのSDGsへの取り組み

  • 株式会社ファンケル(FANCL CORPORATION)
  • 業種:化粧品・健康食品の研究開発、製造および販売
  • 設立:1981年8月18日
  • 従業員数:901名(2021年3月31日現在 契約社員・パートなどは除く)
  • 参照公式サイト:https://www.fancl.jp/index.html

株式会社ファンケルは創業理念として「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」を掲げています。2018年には「ファンケルグループ サステナブル宣言~未来を希望に~」を策定。SDGsの目標達成を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していく意志を表明しました。その重点的なテーマとして以下の3つを設定しています。

  • サステナビリティに向けた重点課題と目標
    • 環境
      「CO2排出量削減」「プラスチック使用量削減」「持続可能な調達」「資源循環(廃棄物対応)」を掲げ、定量目標を設定
    • 健やかな暮らし
      人々の「健康寿命の延伸」「基本的な栄養ニーズへの対応」「生活の質(QOL)の向上」を掲げ、独自性のある製品・サービスを通じた貢献
    • 地域社会と従業員
      「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」「地域社会への貢献」「美と健康の教育機会の創出」を掲げ、誰もがイキイキと輝ける社会づくりに貢献

ファンケルのサステナビリティ情報提供は、数値目標やSDGsとの関連性もわかりやすくまとめられているのが特徴的です。ここでは重点課題のうち「環境」に焦点を当て、最近の取り組み事例をピックアップして見ていきましょう。
※取り組み事例の中には、複数の目標にまたがる取り組みもありますが、代表的な目標を掲げて記載しています。

目標12「つくる責任つかう責任」への取り組み

目標12の ゴール は「持続可能な生産消費形態を確保する」です。

ファンケルの主力商品の一つである「マイルドクレンジングオイル」。このオイルにはパーム油が使われていますが、東南アジアが主な産地であるパーム油は、農場開発に伴う熱帯林の大規模な伐採や、農場労働者の人権に関する課題が問題視されてきました。

そこで、ファンケルでは「ファンケルグループ持続可能な調達基本方針」に基づいて2018年に「RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)」、2019年に「JaSPON(持続可能なパーム油ネットワーク)」に加盟。「2023年度までに100%認証パーム油採用」を目標として掲げ、RSPOサプライチェーン認証を取得し、パーム油に関わる環境や社会の問題解決に貢献すべく取り組んでいます。

また、アテニアの「スキンクリアクレンズオイル」に使われている「アルガンツリーオイル」ついても「タルガニン生産共同組合」の高品質アルガンオイルを使用。アルガンツリーの保護と現地の女性雇用の促進、女性の地位向上に貢献する団体への支援を行っています。

目標13「気候変動に具体的な対策を」への取り組み

目標13の ゴール は「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」です。

ファンケルでは、CO2排出量を2050年までに実質ゼロにすることを目標としています。そこで、2011年から製造拠点で太陽光発電システムの導入を開始。2020年度にはグループ全体で、年間519,244kWhの発電量を達成し、199.5トンのCO2排出を削減しています。これは、東京ドーム12個分の森林面積で吸収するCO2量に相当するそうです。さらに、太陽光パネルの設置に適さない横浜の本社ビル、総合研究所では、再生可能エネルギーによって発電されたCO2排出ゼロ電力への切り替えを行い、年間1,600トンのCO2削減につなげる見込み。データは「ESGレポート」にて開示しています。

ファンケルでは主に通信販売で化粧品を販売しています。1997年から在宅・不在に関わらず、ご指定の置き場所へ受領印不要で商品をお届けする「置き場所指定お届け」サービスを日本で初めて開始。再配達による配達員の負担や、それによって発生する余分なCO2を抑制に貢献しています。

目標14「海の豊かさを守ろう」への取り組み

目標14の ゴール は「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」です。

ファンケルでは、海洋プラスチックの問題も踏まえ、容器等のプラスチック使用量削減に努めており、2030年度までにサステナブルな容器包装を100%、さらに植物由来・再生由来プラスチックの使用率を30%にすることを目標としています。

具体的な取り組みとしては、主力商品である「マイルドクレンジングオイル」の容器軽量化。研究を繰り返し、2004年には30gあったボトル部分を、2015年には18.2gに削減しました。また2021年11月には容器にはケミカルリサイクルによる100%再生由来PETを採用。2023年3月末まで順次切り替えを予定しています。他商品パッケージのプラスチック量も順次削減。さらに、2021 年 7月から使用済みの化粧品容器を独自の仕組みで回収する 「FANCL リサイクルプログラム ~花と緑を広げよう~」を実施。回収した容器は植木鉢にリサイクルして「ガーデンシティ横浜」を推進するリーディングプロジェクト「ガーデンネックレス横浜」(横浜市主催)との連携事業として寄贈するなど、独自の活動も行っています。

SDGsの目標 13「気候変動に具体的な対策を」 への取組事例~cokiの記事より

coki では、サステナビリティについて考え、実際に取り組んでいる様々な団体・企業への取材を行っています。今回は SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」について、古紙のリサイクル事業を中心として地域社会に貢献してきた興亜商事株式会社(2022年に「アスノワ」への社名変更予定)の記事をピックアップしました。ぜひご覧ください。

興亜商事株式会社 奥村雄介|アスノワで地球を救うヒーローになろう-SDGsへの取り組み

愛知県で再生資源の回収などの事業を手がける興亜商事株式会社は、「アスノワ(EARTHNOWA)」=地球(Earth)の明日・循環の「環(わ)」・仲間の「輪」・平和の「和」というコンセプトで、多くの仲間と共に社会課題の解決にチャレンジしています。「SDGsの推進こそ興亜商事の存在価値」と語る代表取締役 奥村雄介さんに、事業内容やステークホルダーへの想いについて伺い、SDGsへの取り組み状況をレポートします。

地球益のためPICCと歩む興亜商事|困難だからこそSDGsに挑戦する

国境を越えて「地球益」に貢献する。興亜商事株式会社 代表取締役 奥村雄介さんは、一般社団法人公益資本主義推進協議会(PICC)に所属し、公益資本主義に基づくより良い社会、地球環境を守る仕組みづくりを目指しています。2022年に設立70周年を迎える再生資源の回収事業などを手掛ける当社は、なぜ、カンボジアのごみ問題の解決支援など、SDGsなどグローバルな社会課題の解決にチャレンジを続けるのでしょうか。

参照: coki

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法人のサステナビリティを可視化するメディアcokiの目的は「社会の公器」を体現する企業を増やし、サステナブル社会を実現することです。cokiでは、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)支援の一環として、会員さまに個別インタビューを行い、サステナビリティの観点から企業価値を高める情報発信を行ったり、想いを同じくする会員の企業・団体・個人との交流を可能にするビジネスコミュニティをご提供しています。

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