
人気YouTuberグループ「フィッシャーズ」のリーダー・シルクロードが11月2日、「開示請求しました」と題した動画を公開した。
約2年前から、妻や子どもを巻き込む悪質な誹謗中傷を続けていたアカウントについて、開示請求で相手を特定したという。
相手は地方に住む50代の無職で、シルクロードとは何の関わりもない人物だった。
しかも、その相手は現在、別の件で逮捕されているという。
シルクロードは損害賠償請求を検討していると明かし、「やる時は徹底的にやる」と強調した。
妻と子どもに向いた「口に出すのも嫌な」書き込み
動画は、シルクロードがメンバーを集め、打ち合わせなしで報告する形で撮影されている。3日未明の時点で、再生回数は45万回を超えた。
シルクロードによると、約2年前、YouTube上に家族を巻き込んだ悪質な誹謗中傷を書き込むアカウントが現れた。内容は「口に出すのも嫌なぐらい本当にひどいこと」で、自身だけでなく、妻でYouTuberのゆんや子どもにも向けられていたという。
当時は、ちょうど子どもを授かった時期だった。シルクロードは、妻にストレスをかけたくなかったと振り返り、「そういう時になんかそういう嫌な言葉みたいの見ると響くんですよ」と語った。「家族を守るためにも、これ1回やらんといけないわ」と考え、開示請求に踏み切ったという。
相手は、フィッシャーズの画像や動画を無断で使いながら、あることないことを書き込んでいた。そのため、所属事務所UUUMのマネージャーや弁護士らと相談し、無断転載による著作権侵害を根拠に開示請求を進めたと説明している。シルクロードは、切り抜きなどで画像を使われること自体は構わないとしつつ、今回の書き込みは悪ふざけではなく、明らかに悪意のあるものだったと説明した。
「身内だった説」も覚悟 特定した相手はまったくの無関係
開示請求をすると、相手が身内や知人だったという話もよく聞く。シルクロードも、ある程度の覚悟をしていたという。相手は家族について詳しい情報を書き込んでおり、夫婦の間では、もしかしてと思い当たる人物が何人か頭に浮かぶほどだった。
ところが、特定された相手は50代の無職で、東京ではなく地方に住む人物だった。近所の人でもなく、シルクロードの頭の中で誰にも当てはまらない、本当に無関係の人だったという。名前も住んでいる場所も把握しているとしたうえで、現在は損害賠償を求める手続きを検討していると明かした。
さらにシルクロードは、この相手が別の件で逮捕されていると打ち明けた。内容については、個人が特定されるおそれがあるとして説明を控え、視聴者に相手を特定しないよう呼びかけている。逮捕されたからといって、自身の手続きがなくなるわけではないとも話した。
生配信では「殺すぞ」 3分後に「許してください」
シルクロードは、最近の生配信でも「殺すぞ」と書き込まれたと明かした。配信中に「俺は動くぞ」と伝えると「次にやってみろ」と返ってきたため、「俺マジでやるからな」と応じたところ、3分後ぐらいに「許してください」といった書き込みが来たという。
そのうえで、「この動画見て多分分かったと思うけど、俺やるんだよ」と強調した。開示請求には期間も労力も費用もかかるとしながら、「僕そういうの関係なくやりますんで。やる時は徹底的にやる」と言い切っている。損害賠償についても、「すぐ払えるようなやっぱ金額じゃなかったりとかする」と述べ、一時の感情で書いたことが重い結果につながると警告した。
コメント欄を、学校で誰かの机に悪口を落書きすることになぞらえる場面もあった。書けてしまう場所であっても、「その席には誰かが座るわけですから」と、書かないでほしいと訴えている。
切り抜きは歓迎 線引きは「ゴリゴリの悪質のもの」
一方で、フィッシャーズは切り抜き動画そのものには前向きだ。動画では、メンバーの昔のエピソードなどをネタにした切り抜きは楽しんでいると話し、シルクロードも楽しい内容であれば問題ないと説明した。やめてほしいのは「ゴリゴリの悪質のもの」で、誰も笑えないような悪口だという。
フィッシャーズの登録者数は900万人を超える。シルクロードは、チャンネルが「1000万人に近づいてて」、動画の総再生回数も230億回ほどになったとして、社会に向けて一言いえる立場にあると思うと語った。本当は楽しい内容の動画を上げたかったと本音を漏らしつつ、この動画がネットリテラシーを高めるきっかけになればと話している。
手続きはまだ終わっておらず、ここから取れる手段も残っているという。シルクロードは視聴者に「こうならないように」と注意を促し、動画を締めくくった。



