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重岡大毅『5秒で完全犯罪を生成する方法』公開3日6087万円 ファン離れで予約空席とリセール余りが示す現実

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映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』  重岡大毅
映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』 公式Xより
重岡大毅主演『5秒で完全犯罪を生成する方法』は2026年9月11日公開、全国277館ながら初週から苦戦している。
公開3日間の興収は6087万円で、前作『ある閉ざされた雪の山荘で』の2億1900万円から約4分の1に落ちた。
観た層からは面白いのに勿体ないとの声もあるが、数字を動かしているのは作品評よりファン離れである。
 

前作2億円超えからの転落 公開3日で6000万円の現実

前作『ある閉ざされた雪の山荘で』は東野圭吾原作、全国283館公開で実写邦画1位発進だった。
今作は岡田道尚のオリジナル脚本、近藤亮太監督、共演に原菜乃華、田中みな実、石丸幹二、伊藤歩らを並べ、配給はギャガ、製作幹事はギャガとストームレーベルズ。上映時間107分。
公開初日の推定興収は1600万円で8位前後、週末動員は10位前後と報じられた。
277館は全国をカバーする規模だが、館数に対する着席率が低く、1館あたりの回収効率が落ちている。
ギャガは自社運営の映画館を持たないため、初週が弱いと2週目以降に上映館やスクリーン数が減りやすい。
アイドル主演作は初週の安定動員でロングランにつなげるのが通例だが、今作はその前提が崩れた。
韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭では先行上映が即完売し、重岡と監督も現地入りした。
海外での注目と国内通常回の空席が並立している点が、今作の歪みを象徴している。

 

都内10席、地方は予約ゼロ連発 ファン動員が消えた理由

週刊女性PRIMEは、舞台挨拶があった都内館でも通常回の予約が10席程度、地方では上映3時間前でも予約ゼロの回があったと伝えた。
神奈川の舞台挨拶実施館でも、通常回は前日夜の時点で予約ゼロだったとの指摘がある。
X上では岡山のイオンシネマでピーク時間帯が1席、大阪の大型館で予約が10席を切る、最寄り館の土日が0席から2席、サービスデーでもゼロ、予約ゼロが3回連続のスクリーン、といった投稿が続いた。
共通するのは、イベント回だけが埋まり、通常回が埋まらない構図だ。
アイドル主演映画の初週は、ファンによる先行予約とリピートが土台になる。
8月9日の結婚・第1子誕生報告、8月30日の藤井流星・小瀧望の脱退発表のあと、その土台が急速に削られた。
見に行かない選択は組織的な宣言というより、個々のファンがチケットを買わない形で広がった。
結果として地方だけでなく都市部の通常回まで数字に表れている。

 

完売チケットがリセール行き 舞台挨拶ですら埋まらない異常事態

舞台挨拶付きチケットは8月末のプレリザーブで一度完売した。
だが脱退発表後、公式リセールに約80枚規模で戻り、転売サイトでも定価2400円を下回る出品が並んだ。
それでも消化は鈍く、余ったままの席が目立つ。
前夜祭や大阪・TOHOシネマズ梅田の凱旋舞台挨拶はファンが埋めたが、それは登壇目当ての需要であり、作品単体の通常興行には波及していない。
公開後も通常回の空席が続き、スクリーン維持に必要な最低動員を下回る回が出ている。
チケットが売れてから売れ残る流れは、単なる販売不振ではなく購入層が発表後に離れたことを示す。
イベント消費と通常鑑賞が分離した結果、興行の本体である平日・通常回が空洞化した。

 

秘密主義と事後報告が招いた信頼崩壊

重岡は8月9日、濵田崇裕と同日に結婚を発表し、自身は第1子誕生も明らかにした。
コメントでは「このタイミングでのご報告となりましたこと、ご理解いただけますと幸いです」と触れたが、相手や時期の詳細は非公表だった。
一部週刊誌は、第1子の事実がメンバーへ事前共有されず事後報告だったと関係者の話として報じた。
重岡はマネージャーにも自宅住所を明かさず、送迎場所を自宅から離すほど私生活を伏せる人物として語られてきた。
かつてはプロ意識と受け取られた姿勢が、グループの存続に関わる局面では不信の材料になった。
脱退発表では、目指すアイドル像や価値観のずれが理由として示され、小瀧望の発言と重ねて読まれることが増えた。
ネットでは「綺麗な自業自得」との反応が広がり、応援チケットを買わない判断が加速した。
作品の評価点は映画.comで3.4前後と極端に低くはない。低迷の主因は完成度より、公開直前に失われた信頼である。

 

制作側が当てにしたオタク需要が外れたツケ

制作の起点は、岡田道尚とギャガのプロデューサー松下剛が『#マンホール』で組んだ後に「生成AIに完全犯罪を作らせたらどうなるか」と企画したことにある。
主人公・初海航のファーストチョイスは当初から重岡で、岡田は脚本執筆時も彼をイメージしていたと語っている。
キャスティングは作品適合と同時に、WEST.ファンの初週動員を見込んだ判断でもあった。
ストームレーベルズが製作幹事に入っている以上、レーベル側にもその計算はあったはずだ。
アイドル主演の中規模サスペンスは、コアファンが初日と土日を支え、口コミで一般層へ広げる設計が多い。
今作はその最初の歯車が噛み合わなかった。観た人からは「面白いのに勿体ない」との声も出ている。
それでも通常回が埋まらなければ、配給は館数を削り、回収期間が短くなる。
一番の痛手を負うのは、需要を読み違えた制作委員会である。ファンの離反は個人の選択でも、興行の損失はまず製作費と配給網に跳ね返る。

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ライター:

酒場で耳にした小さな違和感から企業不祥事、SNSトレンド、エンタメ、グルメまで幅広く追いかけるライター。

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