
2026年の令和の虎界隈が静かな月をはさむことなく炎上を続けている。5月末には西野亮廣が主宰するCHIMNEY TOWNのスタッフが令和の虎のスピンオフ番組「通販の虎」に挑んで壊滅的な結果を招き、西野の公式ブログで事の顛末が公開されて注目を集めた。それに続く6月3日には、令和の虎の次期主宰候補を採点する非公式ツール「令和の虎 主宰交代シミュレーター」が拡散し、二代目主宰・林尚弘氏がIPの無断使用と「主宰交代」という発想そのものへの怒りをXで爆発させ、作成者への処分を宣言した。どちらも「令和の虎というコンテンツの外周で何が起きているか」を可視化するエピソードであり、視聴者とXを中心に大きな反響を呼んでいる。
①CHIMNEY TOWNスタッフが「通販の虎」に登場
事の発端は5月21日。キングコング西野亮廣が率いるオンラインサロン・CHIMNEY TOWNのスタッフ・山邊が、令和の虎のスピンオフ番組「通販の虎」に出演したことだ。山邊はCHIMNEY COFFEEの販売担当として登場し、冒頭から「CHIMNEY TOWNの!」と名乗った。その瞬間、虎から「西野さんはご存知なのですか?」という質問が飛ぶ。山邊は「西野からは『頑張ってきて』と言われております」と答えた。
しかし収録はここから急速に崩れていく。緊張で頭が真っ白になった山邊は、虎の皆さんからの質問に何一つ答えられないまま、大立ち回りでフルボッコにされた。西野亮廣が5月21日に公式ブログ(chimney.town)でこの件を取り上げ、「CHIMNEY COFFEEの山邊が通販の虎に出た話」として経緯と自らの分析を公開したことで、炎上は再燃する形で広まった。
西野ブログが指摘した二つの問題
西野亮廣は自身のブログで、山邊のプレゼンについて二点の問題を明確に指摘した。
一点目は「ラオス農家支援を強調したことは嘘だった」という点だ。プレゼン冒頭でラオスの農家支援をセールスポイントとして打ち出したが、その主張が崩れた瞬間にプレゼン全体が瓦解したと西野は分析した。「プレゼンは嘘をついたとき崩れる」という言葉はXでも広く引用され、失敗の核心を突く表現として注目された。
二点目は「偏差値が高すぎた」という問題だ。コーヒーの魅力を伝えるにあたり、焙煎士・上野さんが飲み比べを何度も行いブラッシュアップしたプロセスを説明したが、西野はそのアプローチを「偏差値高すぎ」と評した。相手に伝えるべきは「氷入りオーツミルク割りの完成形をそのまま出す」という体験であり、製造プロセスの精緻さを語ることではなかった、というのが西野の見立てだ。
山邊本人にとっては厳しい振り返りだが、西野があえてブログで公開した背景には「同じ失敗をCHIMNEY TOWNの仲間に繰り返してほしくない」という意図があったとみられる。
②「主宰交代シミュレーター」騒動
6月3日、ネット上に「令和の虎 主宰交代シミュレーター」が突如登場した。「もし主宰が交代したら、企業価値はいくらになるか」をテーマに132人の虎の名前を並べ、選択すると「集客力、炎上耐性、YouTube適性、資金力、キャラ強度」の5項目で採点し、推定企業価値が算出される仕組みだ。非公式をうたっていたが、虎の間で自分の採点結果を報告し合う投稿が相次ぎ、Xで一気に拡散した。
トモハッピーもXに「シミュレーターによると僕が令和の虎3代目主宰になると33億円の企業価値になるらしいです!でもリソース避けないのと出禁の身なので、3代目争いは辞退しますごめんなさい」と投稿するなど、出禁組まで便乗するほどの広がりを見せた。
これを知った林氏はすぐさまXに反応。「こんな診断ツールつくってモノリスに許可はとってるの?大丈夫?拡散してる時点で同罪よ」と警告を発し、その後さらに踏み込んだ声明を投稿した。「主宰交代シュミレーターはいくつもの点でやばい。ひとつは令和の虎のIPを無断で使用していること。さらに、主宰交代なんてことを言い出してることがやばい。つくったひとは厳重注意かつ、これから虎界隈から距離を置かれることになるでしょう」(林尚弘X、2026年6月3日)。
作成者特定と反省文
林氏の発言後、作成者の特定が進んだ。トゥース馬場こと馬場達也氏が「この人たちが新犯人です」として関口ケント氏、ドバシー氏、にしけん氏、浦部裕次氏の名前を挙げた。続いてドバシー社長(土橋和貴)氏が「作ったのはど玄人申告です」と投稿し、浦部裕次(ど玄人申告)氏が作成者であることが判明した。
浦部氏はXに反省文を投稿した。「本当に申し訳ございませんでした。令和の虎のIPや関係者の皆様への配慮が欠けておりました。結果として不快な思いをされた方々に重ねてお詫び申し上げます。今後は十分注意していくことを誓います」というものだ。
ただし、チラシの裏など複数のまとめサイトでは「未だに削除してないから反省してないね」「ニヤと三銃士集まって飲んでるし、演出っぽく見える」という指摘も出ており、この一件をガチ炎上と見るかネタ炎上と見るかで意見が割れた。東スポWEBも今回の騒動を「処分宣言」として報じており、虎界隈の外にも届くニュースとなった。
主宰交代という話そのものが「ニヤがタケに借りた5千万をギャンブルで溶かした件で、金の代わりに主宰をよこせと言った件が発端」という界隈内のドロドロした経緯から来ているとも伝えられており、シミュレーターは単なる遊びを超えたセンシティブな文脈の上に置かれていた。それだけに林氏が「主宰交代なんてことを言い出してることがやばい」と強調した理由も合点がいく。



