歌舞伎町から流れた突然の悲報

9月9日、新宿・歌舞伎町のディープなエリア“思い出の抜け道”にあるBAR「東京砂漠」から、衝撃の訃報が発信された。同店でバーテンダーを務めていた元グラビアアイドルの田口あわ(別名義・白鳥あわ)さんが、28歳という若さで亡くなったという。
店主の花乃こゆき氏名義で出された文書によると、葬儀は親族のみの家族葬として執り行われた。SNS上では「嘘だろ…」「サイゼで喜ぶ妻さん…」「個性的な方で周りも素敵な空間だった」と、早すぎる旅立ちを悼む声が後を絶たない。
「バカ殿様」への憧れと「理想の妻」としてのバズ

三重県出身の田口さんは、幼少期に『志村けんのバカ殿様』の腰元役に魅せられたことをきっかけにグラビア界を志し、151cm・Jカップの豊かなバストを武器に2022年デビュー。同年2月、当時の夫が投稿した「サイゼで喜ぶ妻」と題した写真がSNSで爆発的なバズを引き起こし、“質素な店でも笑顔で喜ぶ理想の妻”として一躍有名となった。
しかし、その後の人生は急速に展開する。2024年3月に離婚届を提出したことを明かすと、所属事務所を退所。芸名を「白鳥あわ」に改め、フリーランスとしての再出発を切った。
衝撃の強烈俳号「膣ギロチン」と、秘められた純情
環境を一新した彼女が夜の街・歌舞伎町のカウンターで名乗り始めたのが、あまりにもインパクトの強い俳号「膣ギロチン」だった。
一見するとスキャンダラスな夜の顔だが、その素顔は誰よりも真面目で多才な表現者だった。毎週句会に通う本格派の俳人であり、生前には「角川俳句賞を受賞して、俳句とグラビアを組み合わせた写真集を出版したい」という切実な夢を語っていた。
『ちいかわ』や好物の「びわ」を愛し、酒や麻雀、ボートレース、お笑いライブを好む人間味あふれるキャラクターで、高円寺や歌舞伎町の酒場に集う人々から深く愛されていた。
ネットの寵児から歌舞伎町の個性派バーテンダーへ――強烈な個性と純粋な熱量を抱えて駆け抜けた28年の短い生涯は、多くの未完成な夢を残したまま静かに幕を閉じた。



