M-1王者の「超金持ち父」、異次元のアップデート

M-1グランプリ王者「令和ロマン」の松井ケムリが、ネタで擦り続けてきた「実家が超金持ち」という鉄板エピソードが、またしても異次元のアップデートを果たした。なんと、大和証券の元副会長である父・松井敏浩氏(64)が、国内プライベートエクイティ(PE)ファンドの草分け「アドバンテッジパートナーズ(AP)」の取締役会長に10月1日付で就任するというのだ。金融界とお笑い界の意外すぎるリンクに、各所から驚きの声が上がっている。
5000億の不動産投資も…巨大ファンドの野望と松井パパの力
もちろんこの人事、ただの話題づくりではない。APといえば、かつて「ダイエー再生」をはじめ数々の難局を鮮やかに乗り越えてきた日本PE界の雄だ。直近ではGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)からも資金を集め、日系最大級となる3000億円規模の買収ファンドを立ち上げたばかり。ポートフォリオ先も、日本調剤や三菱鉛筆、古河電池や東邦亜鉛など有名企業が並ぶ。さらに今後5年で5000億円を投じる不動産投資への参入も控えている。
大和証券時代に投資銀行部門のトップを務め、不動産運用にも携わった敏浩氏の超弩級ネットワークと知見は、APにとって喉から手が出るほど欲しい「最強の武器」なのだ。
現場取材で見た凄み…エリート集団の泥臭いド根性
実は筆者、以前ある企業の取材で、APの投資先企業を訪れた経験がある。実際にAPのメンバーにも取材をしたことがある。そこで目撃したのは、スマートで冷徹な金融エリートという勝手なイメージを良い意味で完全に裏切る、驚愕の光景だった。
APのメンバーが投資先の会社の中に深く入り込み、泥臭く現場の社員と膝を突き合わせて、企業価値向上にむけて全力投球していたのである。ただ金を出して上から指示を飛ばすのではない。ハンズオンで自ら汗を流し、一つひとつこじれきった会社の内部に手を入れ、組織を激変させていくその圧倒的な熱量に、「本物の投資会社とはここまでやるのか……」と、そのすごみに鳥肌が立ったのを今でも覚えている。
「年収数億円」はくだらない!?どこまで金持ちになっていくのか
泥臭いド根性で企業価値を高める最強PEファンドと、日本のM&Aや不動産を知り尽くした超大物・松井パパの合体。……と、格好いい話はここまでにして、下世話ながら一番気になるのはその「お懐(ふところ)」事情だ。 日本トップクラスの巨大ファンドの会長ともなれば、報酬は年収で数億円はくだらないとされる世界。
元々大物金融マンとして十分すぎる資産を持っているはずの敏浩氏だが、ここへ来てさらに金持ちレベルをあげていくのだから凄まじい。
「俺の親父、ついに大手ファンドの会長になって年収もヤバいんだけど」――舞台の上で、ケムリがさらに増した威光を背に新たなドヤ顔で漫才を始める日は近そうだ。



