株式会社ORNIS油井大顕が語る「最上あい刺殺事件」の真相その言い分は？婚約者の人物像に迫る

ふわっち最上あいの婚約者アカウント — BANされたと思われる最上あいさんの婚約者のアカウント

東京都新宿区高田馬場で生配信中に刺殺された人気ライバー「最上あい」こと佐藤愛里さん（22）の事件について、佐藤さんの婚約者を名乗る男性が16日、自身のXで実名を公表し、一連の経緯を詳しく語った。

婚約者ゆいさんが語る金銭トラブルの詳細

婚約者を名乗るのは、株式会社ORNIS（オルニス）の代表取締役を務める油井大顕（ゆいだいけん）氏（32）。彼はX上で、「最上あい（佐藤愛里）と高野容疑者の時系列」と題した投稿を行い、事件の背景にある金銭問題について詳細を明かした。

高野容疑者が2023年に佐藤さんを訴え、欠席裁判によって約250万円の支払いを命じられたこと、佐藤さんがこの判決に動揺し、詳細を話さなかったことを説明。その後、佐藤さんと高野容疑者の間で秘密保持契約が交わされ、「違反した場合、高野氏が300万円を支払う」といった不平等な条項が含まれていたことが明らかになった。

婚約者が公表した事件の時系列とその信憑性

油井氏は事件の背景として、佐藤さんと高野容疑者の関係について時系列を詳細に説明した。しかし、この時系列はあくまで油井氏が一方的に開示したものであり、すべての事実が検証されているわけではない。

佐藤さんがどのような状況下で高野容疑者との金銭関係を続けていたのか、また油井氏が主張する「佐藤さんが返済の意志を示していた」という点についても、客観的な証拠が十分に示されているわけではない。

事件の背景を追うと、2021年12月に佐藤さんと高野容疑者が配信サイトを通じて知り合い、翌年9月から11月にかけて高野容疑者から佐藤さんに約250万円が送金されたという。2023年に入ると、佐藤さんが配信を休止し、7月には油井氏と交際を開始。その後、8月に同棲を始め、佐藤さんの生活費を油井氏が一部負担するようになった。

しかし、10月には佐藤さんの過去の借金トラブルが発覚。油井氏によれば、佐藤さんは「リスナーとの金銭トラブルなだけで、返済している」と説明し、問題を小さく見せようとしていたという。この時期、高野容疑者とのLINEのやり取りが見つかり、依然として二人の関係が続いていた可能性が指摘されている。

2024年に入ると、油井氏は佐藤さんの生活費を補填するために消費者金融から200万円を借りたと主張。2月には佐藤さんの報酬から固定費や最低返済額を差し引いた額を渡していたと語っているが、その支出の詳細についても明確な裏付けが求められる。

このように、事件の時系列は油井氏がX上で公表したものに基づいており、全体の事実関係が警察や関係者の調査を通じて確認されたわけではない。油井氏の主張を前提とする一方で、佐藤さん自身がどのような状況で行動していたのか、第三者の視点からの分析が求められている。

油井大顕氏の人物像と経歴

事件の中心人物の一人として注目を集める油井氏とは、一体どのような人物なのか。その経歴を追うと、1992年4月22日生まれの32歳で、現在は株式会社ORNIS（オルニス）の代表取締役を務めている。同社は、厚生年金の適用事業所システムではそれと思われる会社がでてこないので、正社員などは雇用していない個人会社と思われる。

私は1992年4月22日生まれ
油井大顕（ゆいだいけん）と申します。
株式会社ORNIS（オルニス）代表取締役です。

21時からふわっちで、本件に関する出来事を、証拠品を交えながらお話しさせて頂きます。https://t.co/FM9VrDyBJu
— ゆい（最上あいの婚約者） (@mogami1024yui) March 16, 2025

それにしても、事件後、自らXを開設し、情報発信を行うなど積極的に自身の立場を表明している理由は何なのだろうか。

過去には、美容師としての経歴があり、2013年には美容室「MINX原宿店」の公式ブログに登場しているようだ。そこでは「シャンプーマン」としての業務を担っていたとされ、顧客サービスを重視する姿勢を示していた。一方で、2015年には舞台俳優として劇団居酒屋ベースボールの公演に出演し、演技活動にも携わっていた経歴を持つ。

また、2021年には日本最大級の経営者＆投資家マッチングサイト「グッドエンジェル」にて、1000万円の投資募集を行っていた記録が残っている。過去の活動からも、多方面でのビジネス展開を模索していたことが伺える。