
建設機械レンタルを主軸に、建設、介護、外国人材支援へと事業を広げてきた共英。その原動力は、地域のお客様から寄せられる「道具が足りない」「人手が足りない」「介護が不安だ」といった身近な困りごとにある。創業から続く「困っている誰かのために」という考え方は、異なる事業をどうつなぎ、10年後の地域の姿へどう結び付いていくのか。共英の歩みとこれからを追う。
「困ったときは共英さんに頼めば何とかしてくれる」
「困ったときは共英さんに頼めば何とかしてくれる」。株式会社共英にとって、お客様から寄せられるこの言葉は、「最大の誇り」とする言葉だ。
現在の共英は、建設機械レンタルを主軸に、建設、介護、外国人材支援へと事業を広げている。時代の要請に応じて事業を多角化してきた同社が、真の価値として掲げるのは、誰もが安心して働き、暮らせる「地域のインフラ」である。これらの事業の起点にあるのは、地域のお客様から届く「困りごと」だ。
建設の現場であれば「道具が足りない」「人手が足りない」。暮らしの場では「介護が不安だ」。そうした一つひとつの声と向き合う中で、福祉用具事業や外国人材支援へと道が拓けていったという。目の前にある課題を自分たちに関係するものとして受け止めてきたことが、現在の事業の広がりにつながっている。
共英が事業を通じて届けようとしているものも、単なるモノの提供にとどまらない。建設現場には安全と効率を、介護現場では住み慣れた場所で自分らしく生きる喜びを、外国人材には日本で夢を描ける環境を提供する。その根底には、創業から続く「困っている誰かのために」という考え方がある。
この考えを守りながら、変化を恐れず挑戦を続けることで、共英が目指しているのは、地域社会から真っ先に相談される「心の拠り所」のような企業だ。事業の種類が増えても、地域の声から出発するという軸は変わらない。
「外部の問題」ではなく、すぐ隣の課題として向き合う
共英が向き合っている課題として挙げるのが、深刻な労働力不足と高齢化である。特に建設や介護の現場は地域存続に不可欠でありながら、担い手の確保が難しい状況にあるという。
ただし、同社はこうした社会課題を、自分たちから離れたところにある大きなテーマとして捉えていない。インタビューシートでは、社会課題を「自分たちのすぐ隣にある課題」と捉え、創業以来の信頼をもとに自ら解決に乗り出す姿勢を示している。
その姿勢は、事業の広がりにもつながっている。建設機械レンタルを主軸としながら、地域から寄せられる声に向き合う中で福祉用具事業や外国人材支援へと領域を広げてきた。共英自身も、この当事者意識を「私たちの進化の源泉」と表現している。
変化を恐れず挑戦を続ける一方で、全事業に通じる基準は変わらない。「困っている誰かのために」という利他の心である。地域で起きている課題を見過ごさず、自分たちのすぐ隣にあるものとして向き合う。その積み重ねが、建設、介護、外国人材支援という現在の事業につながっている。
介護の現場で届いた「最期まで自宅で見守ることができた」という言葉
事業が誰のどんな場面につながっているのか。それを具体的に伝えるエピソードが、介護現場で寄せられた家族からの言葉だ。
ある介護現場では、ご家族から「共英さんのサポートのおかげで、父を最期まで自宅で見守ることができた」と感謝を伝えられたという。共英が介護の領域で掲げる「住み慣れた場所で自分らしく生きる喜び」という価値が、実際の利用者家族の経験として語られた場面である。
一方、会社を支える社員の成長も、共英が大切にするつながりの一つだ。未経験から挑戦し、新たな事業の柱を支えるまでに成長した社員もいる。同社は、そうした社員の姿を「会社の宝」と捉えている。
創業から半世紀以上の歩みを振り返り、共英は、厳しい時にも支えた取引先、共に汗を流す仲間、温かく迎える地域社会への感謝を示している。最近では、日本で働く道を選んだ外国人材の若者たちが、笑顔で現場に溶け込んでいる姿にも、新たな絆の広がりを感じているという。
顧客、社員、取引先、地域社会、外国人材。共英が目指しているのは、こうしたステークホルダーと「挑戦の喜び」を分かち合える関係であり続けることだ。半世紀を超える歩みの中で築いてきた関係を土台にしながら、新たに日本で働く外国人材とのつながりも生まれている。
建設・介護・人材をつなぎ、地域の「あらゆる穴」を埋める
共英が描く10年後の姿は、建設・介護・人材が有機的につながり、地域社会のあらゆる「穴」を埋めている状態である。
そこで描かれているのは、高齢者が安心して暮らし、インフラが守られ、多様な国籍の人々が共に豊かに働く地域の景色だ。同社は、その実現に向けて「挑戦を力に、進化を形に」という理念を具現化し続けるとしている。
同時に、会社が大きくなることだけを目標には置いていない。社員一人ひとりが「誰かの役に立っている」と実感しながら、主体的に新しい価値を生み出せる組織文化を醸成することも、将来に向けて掲げている。
建設、介護、人材という複数の領域をつなぐとき、その中心に置かれるのは、これまで事業を広げる原動力となってきた地域の困りごとである。共英は、地域から必要とされ続け、次世代に自信を持って引き継げる社会を、一歩ずつ形にしていく考えだ。
昨日までなかったサービスを、明日必要とされる価値へ
共英は、変化の激しい時代を生き抜く鍵は「挑戦」にあると考えている。「昨日の正解が今日の正解ではないからこそ、私たちは昨日までなかったサービスを、明日必要とされる価値へと変えていく努力を惜しみません」と、読者へのメッセージで記している。
実際、同社は建設機械レンタルを主軸としながら、地域から届く声に向き合う中で建設、介護、外国人材支援へと事業を多角化してきた。新たな事業へ踏み出してきた背景には、「道具が足りない」「人手が足りない」「介護が不安だ」といった一つひとつの困りごとがあった。
今後も共英は、「地域のために何かしたい」「社会の困りごとを解決したい」という思いを持つ人々と手を取り合える機会を大切にしたいと考えている。共英という会社を通じて、新しい働き方や地域の在り方を共に考えていきたいという。さらに、同社の挑戦に共感する未来のファンや仲間とともに、より良い社会への一歩を踏み出すことを願っている。
「困ったときは共英さんに頼めば何とかしてくれる」という顧客の言葉。その背景にあるのは、目の前の声に向き合い、自ら解決に乗り出してきた歩みである。建設、介護、外国人材支援へと広がった事業も、10年後に描く地域の姿も、共英が創業から大切にする「困っている誰かのために」という考え方でつながっている。



