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国際アイディアコンテスト「2030年の〇〇(インフィニティ)」受賞者決まる。〇〇賞は音声作品「2030年の通話音声」~ 心の壁 ~ 

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2030年の〇〇(インフィニティ)入賞8作品、副賞9品

3月12日(日)に、国際アイディアコンテスト「2030年の〇〇(インフィニティ)」の授賞式が行われた。

4か月半のコンテスト期間において、6枚の国内外のプレスリリース、2つのラジオ、2つの国際オンライン展示会と広報活動に取り組んできた結果、32の作品の応募があり、22の作品のオンライン展示、8作品の入賞、そして1つの「2030年に向けて期待したい」作品という思いを込めて、〇〇(インフィニティ)賞が決まった。

ここからは、〇〇賞に輝いた作品の脚本・制作を行ったstudioFの代表である岩岡早苗氏と、4オクターブの声域を持つ声優、あまみや七音氏から喜びの声を聴いていきたい。

作品は、桜の間(https://2030-oo.net/cherry/)と宇宙の間(https://2030-oo.net/space/)からご覧いただけます。2030年の通話音声はこちら( 2030年の通話音声 「心の壁」 )。

インタビュー

佐藤

〇〇賞おめでとうございます。本作品は、唯一の音声作品となっていましたが、特にこだわった点について教えてください。

岩岡

ありがとうございます。今回特にこだわったのは、コンテストが掲げる2030年の未来を考えるという素晴らしく社会に貢献するテーマと、今の私たちの生活や思考のギャップをあえて「埋めない」という事です。

正直に言うと、実はこのコンテストに参加する動機はstudioFの提携タレントの露出機会を増やしたいという下心満載だったのです。

それにも関わらず、さも自分が「地球の未来を考えています」的なスタンスで何かを作ろうとしていたんですよね。

でも全然アイディアが浮かばなくて、そこではじめて自分はなんだかんだ言って地球の未来にそこまで興味がないんだという事に気づきました。

しかし、そのおかげで、それをそのまま隠さないスタンスで作品を創ることが面白いんじゃないかと作品が動き出しました。

どんなにテクノロジーが進化しても自分勝手な人間の煩悩は止まらないし、コミュニケーションの行き違いは起きる。

それをstudioFの提携タレントである、あまみや七音さん、新出信悟さんにそのまま表現して頂きました。

あまみや

めちゃくちゃ面白い作品に仕上がりました!シナリオが叙述トリックになっているので2回目も楽しめます。

岩岡

そうそう、「ブレインスルー」はあまみやさんが名付けてくれました!

そして、そこから脳内の思考がそのまま直接やり取りできる未来の音声通話の音質はどうなっているんだろう?直接データをやり取りするわけだから会話のコミュニケーションは今よりも少なくなるだろう。

膨大なデータ量を送受信するための回線整備を優先してコミュニケーションのための通話回線は衰退してむしろ今よりも音質は劣化しているだろう。と想像の世界が膨らんでいきました。

あまみや

それを表現するために、今回はあえて収録用のマイクを使わずに、ノートPCに備え付けのマイクを用いたzoom上の声を収録しました。これもこだわったポイントの一つです。気づいた人はいるのかしら。

佐藤

今回のコンテストは、主催団体であるCircular In-finityもそうですが、行動変容というテーマが大事になってきます。

今回の受賞作が多くの人の心を揺れ動かしてくれたらいいなと思います。制作サイドとしてはいかがでしたか?

岩岡

実際にコンテストに参加をして自分たちの意識が自然と未来に向いていく事を実感しました。

例えば私の住む地域では家庭ごみをまとめる時にプラスチックは資源として燃やすごみとは別にまとめるのですが、プラスチックを燃やすごみに混ぜた方が燃料を消費する量が減るんじゃないか、結局脱炭素を目指すにはどっちが正解なんだ?とか。

そこまで大げさなものでもないのですが、今まで想像しなかった事を考えるようになりました。

佐藤

studioFさんからは2作応募頂いていまして、惜しくも入賞しなかったもう1作についても教えてください。

岩岡

追加で応募した「式年遷宮」なのですが、これを制作する時には無関心という自分の立ち位置から地球の未来について自分事に感じる私へシフトし始めていました。

さらに出演している声優の小柴大始さんは実際に三重県伊勢市出身のラジオパーソナリティで、いつか伊勢神宮に関するコンテンツにナレーターとして携りたいというほど伊勢神宮に並々ならぬ想いがあるだけあって、ラジオパーソナリティのシーンはほぼ小柴さんのアドリブです。

是非これを機に伊勢神宮の関係者にも想いが届いて欲しいですね。

佐藤

最後になりますが、賞金の5万円は何に使いますか?

岩岡

具体的にまだ決めていませんが、使うとしたら児童養護施設への寄付だったり、もしくはそれを元手に貢献できるコンテンツの制作費に充てたいです。

佐藤

児童養護施設の職員である「くつべらまん」というヒーローのYotubeチャンネルを盛り上げるのはどうでしょう?

あまみや

初めて知りました!面白そうですね!

岩岡

是非ご相談させていただきたいです!

*本コンテストの報告書(コンテストのすゝめ:仮題)は、5月上旬に公開予定です。
*NFT賞状については、調整中です。ご意見歓迎いたします。

岩岡早苗

埼玉県出身。引きこもりだった中学時代にクロノトリガーに感銘を受けクリエイターを目指す。CG系専門学校で制作ソフトのイメージキャラクター「寺井ゆき」の人気ぶりに感化されバーチャルタレント事務所を作る事を決意。20年後の現在、動画制作とタレント事務所studioFを立ち上げ、オリジナルVtuberコンテンツを制作中。クリエイターやアクターの地位向上と「引きこもりが推しキャラと働ける社会」の実現を目指す。
あまみや七音

島根県出身。子供のころから声優を目指し、現在は4オクターブをあやつる変幻自在の虹色VoiceでCMや洋画など多方面で活躍。セミプロ時代に失声症を経験している。そこから変幻自在の虹色ボイスと称されるまでに回復した経験から声優・ナレーターだけでなく、どんな人の声もその出し方や改善法も分かってしまうボイスドクターとして様々なアクターの発声の可能性を拡大するレッスンも行っている。

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ライター:

1986年生まれ。大学時代にSNSベンチャーでエコライターのバイトを行い、ノーベル平和賞を取ったアル・ゴア氏の言葉に、環境問題を生涯の課題と決心する。その後、大学院に進学し、国連の会議に3回出席。CYJ1期生として化石賞の受賞や大臣への意見提出を行う。水道システムSEや環境省総合職を経て、活動15年目の現在はフリーでESG業界のエンパワーメントに挑戦している。座右の銘は「傍観者を演者に」。著書に『衡平な選択』『あなたと共にいつまでも』。

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