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リュウジ「日高屋のがうめえ」デニーズ2500円ラーメン酷評 飯田商店監修の一杯に何が起きた?

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リュウジ
YouTubeチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」より

「880円の日高屋のがうめえ」。料理研究家リュウジの一言が、デニーズの新商品をめぐる論争に発展した。酷評されたのは、予約困難な人気店「飯田商店」が監修した税込2497円のラーメン。しかも、デニーズと飯田商店は過去のコラボで好評を博した実績がある。なぜ今回、評価が大きく分かれたのか。

 

リュウジがデニーズの2497円ラーメンを酷評 チャーシューにも不満

発端は10月15日、料理研究家のリュウジがXに投稿した感想だった。リュウジは、身近な食材で作れる料理を紹介するYouTubeチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」で知られる人気料理研究家。今回注文したのは、デニーズが前日に発売した「辛味噌チャーシューらぁ麺」だ。税込2497円という価格に対し、「かなり強気の値段だが、正直口に合わなかった」と投稿。チャーシューはハムのような食感で、野菜には味がなく、麺も味噌に負けていると厳しく指摘した。さらに「ファミリーレストランの限界を感じた」としたうえで、日高屋のラーメンの方がおいしいと評価した。

この投稿にSNSでは賛否が噴出した。実際に食べた料理への率直な感想を支持する声がある一方、他チェーンを引き合いに出した表現に疑問を呈する意見も寄せられた。リュウジは批判に対し、実際に食べてから意見を述べてほしいと反論。自身はラーメン2種類と餃子、酒類を注文し、約5400円を支払ったことも明かした。Smart FLASHによると、デニーズ側はリュウジの意見を真摯に受け止める姿勢を示している。

 

飯田商店は予約困難な名店 デニーズとのコラボは今回で6回目

そもそも、ラーメンを監修した飯田商店はどのような店なのか。神奈川県湯河原町にある「らぁ麺 飯田商店」は、飯田将太氏が2010年に開業した人気店。「TRYラーメン大賞」で4連覇を果たして殿堂入りし、全国からファンが訪れる予約困難な店として知られている。デニーズとの取り組みは今回で6回目。過去に販売した味噌ラーメンは、デニーズの定番人気メニューを上回るリピート率を記録したという。今回のコラボは、その人気商品をさらに進化させる企画だった。

デニーズは10月14日から、味噌ラーメン4種類と関連商品を販売している。基本の「味噌らぁ麺・改」は税込1496円、辛味噌タイプは1595円。チャーシュー6枚をのせた商品が2398円と2497円だ。商品開発では5種類の味噌をブレンドしたスープや専用麺、店舗で焼き上げるチャーシューにこだわった。特に麺とチャーシューは、ファミレスの調理体制に合わせながら改良を重ねた部分だという。リュウジが厳しく評価したチャーシューこそ、デニーズが今回の目玉として打ち出していたものだった。

 

リュウジが約400円のラーメンを自作 YouTubeで騒動の真相を説明

10月18日、リュウジは自身のYouTubeチャンネルで騒動を取り上げた。動画ではデニーズで実際に食べた様子を紹介し、酷評した理由を説明。さらに、材料費約400円の辛味噌ラーメンを自作した。リュウジはこれまで、スーパーで買える材料や身近な調味料を使い、手頃な価格でおいしい料理を作る方法を発信してきた。約2500円の一杯に対して約400円の自作ラーメンを提示したことは、今回の論争をさらに印象づけた。

動画では、ファミレスの価格設定についても触れた。ラーメン専門店と違い、ファミレスでは食後も長く滞在する客がいる。接客や店舗の維持にかかる費用も考える必要があり、リュウジ自身もそうした事情には理解を示している。それでも、今回の商品に対する厳しい評価は変わらなかった。料理研究家として価格や調理の事情を理解したうえで、食べた一杯の味を率直に評価したというのが、本人の姿勢だった。

 

リュウジは酷評、専門家は絶賛 評価が分かれたのはなぜ?

今回のラーメンは、別の専門家から高い評価を受けている。ラーメン評論家の井手隊長は飯田商店監修の商品を絶賛した。また、発売前の試食会に参加したグルメWatchは、辛味噌スープの辛みと旨みのバランスや、厚みのあるチャーシューの食べ応えを紹介している。リュウジが不満を示したチャーシューが、別の評価では商品の魅力として捉えられていた。

この違いは、今回の騒動を考えるうえで興味深い。リュウジは家庭でも再現できる料理を追求し、手頃な価格でおいしいものを作る姿勢で支持を集めてきた。飯田商店は素材や製法にこだわり、専門店ならではの完成度を追求する。一方、デニーズは全国の店舗で安定した品質の商品を提供する必要がある。同じラーメンでも、料理に求めるものや重視する点は異なる。有名店の監修という看板は期待を高めるが、それだけで全員が満足する味になるわけではない。

 

デニーズのラーメンは高すぎる? 人気店監修でも問われる満足度

今回の騒動で大きな注目を集めたのは、税込2497円という価格だ。手頃な価格を売りにする日高屋と比べれば、その差は歴然としている。デニーズは、予約困難な飯田商店が監修した特別な一杯として、素材や製法にこだわった商品を打ち出した。過去のコラボでは高いリピート率を記録しており、今回も麺やチャーシューを改良している。ところが、リュウジが厳しく評価したのは、まさにそのチャーシューや麺だった。作り手のこだわりが、食べ手の満足につながるとは限らない。その難しさが今回の騒動に表れている。

さらに興味深いのは、リュウジの酷評によって、発売直後の商品が広く知られることになった点だ。約2500円という価格に驚いた人も、飯田商店の監修なら食べてみたいと感じた人もいるだろう。SNSでは評価が分かれており、実際に食べた人の感想にも関心が集まっている。デニーズにとっては思わぬ形で注目を浴びた格好だが、話題になった商品が売れ続けるかどうかは、その味と満足度にかかっている。リュウジが「日高屋のがうめえ」と評した一杯に、2497円を払う価値はあるのか。今回の騒動をきっかけに、自分の舌で確かめたいという人も増えそうだ。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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