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セブンイレブン、アイスコーヒーカップリサイクル費用を12倍過大徴収 6年間で十数億円 加盟店から不信の声

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セブンイレブン リサイクル費用 過大徴収
セブン-イレブン・ジャパンが、セブンカフェのアイスコーヒー用プラスチックカップのリサイクル費用を全国約2万店舗の加盟店から過大に徴収していたことが3日、明らかになった。
2024年度までの6年間で総額十数億円規模に上り、本部は計算ミスを認め7月までの返金を目指す。
1店舗あたりの返金額は5万円から9万円程度の見込みだが、加盟店側からは「なぜ6年間も気づかなかったのか」「本部の搾取体質ではないか」との批判と疑念が強まっている。
 

過大徴収の詳細と発覚の経緯

セブン-イレブン・ジャパンは、容器包装リサイクル法に基づき、プラスチックカップの再商品化委託料を日本容器包装リサイクル協会に支払う義務がある。
この費用を各加盟店から徴収し、本部がまとめて協会へ納付する仕組みを採用していた。問題となったのは、1カップあたりのリサイクル費用の算定方法だ。本部が「1カップ分」を「1ロット(12カップ入り)分」と誤って入力・計算し、12倍の金額を加盟店に請求し続けていた。結果として、6年間で全国規模の過大徴収が発生した。
昨年5月に加盟店からの指摘で発覚し、阿久津知洋社長は5月の社内会議で誤りを認め、経営責任の処分も検討中である。

 

本来の算定仕組み

容器包装リサイクル法では、事業者は実際に販売・使用した容器の量に基づき、再商品化委託料を算出する。
セブンカフェのアイスコーヒーカップの場合、プラスチック製容器包装として1個あたりの単価(数円程度、年度により変動)を販売実績で按分し、協会へ申告・支払う。協会は年度末に実績総費用と事前徴収額を精算する仕組みだ。
具体的には、再商品化実施委託料として使用量に応じた金額を算出し、拠出委託料も加味して処理される。
本来、加盟店からの徴収額は「販売カップ数×適正単価」となるはずだったが、本部のシステム上でロット単位の換算ミスが発生。1ロットを1カップとして扱ったため、12倍の過大請求となった。
金額自体は1店舗あたり月数千円程度の差だったため、日常の請求書で目立ちにくかったとみられる。

 

6年間放置された理由 ミスか意図的か

単純な単位換算ミスが6年間続いた点について、疑問の声が相次いでいる。
本部は「計算ミス」と説明しているが、協会への実際の支払いは使用実績に基づく適正額だった可能性が高く、過大徴収分が本部の収益に回っていた疑念を呼んでいる。
協会は本部からの申告に基づき処理するため、内部での徴収額と支払額の照合が不十分だったとすれば、長期化の説明がつく。
しかし、コンビニ最大手で内部監査やコンプライアンス体制が機能していなかったのか、または意図的に放置したのではないかとの指摘が出ている。
1カップあたりの差額が小さく、1店舗ごとの負担が分散していたため、全体像が見えにくかった可能性もある。
加盟店オーナーからは「些細な金額だから見逃された」「本部の一括請求に依存する構造が問題」との意見が多い。

 

加盟店側の不信感と批判の声

セブンイレブン加盟店オーナー団体やネット上の声を中心に、加盟店側の不信感が強まっている。
ロイヤリティ負担の重さ、廃棄ロスの押しつけ、24時間営業の強要など、長年指摘されてきた本部優位の構造問題と今回の件が重なり、「客からだけでなくオーナーからも余分に金を取っていた」「6年も気づかない本部の杜撰さ」といった批判が上がっている。
発覚のきっかけが加盟店指摘だっただけに、オーナー側は「日常的に請求書を確認しているのに見逃す構造自体がおかしい」と指摘。
Xなどのネット上でも「本部に搾取される構図」「上納金水増し」といった声が広がり、返金が実施されても根本的な信頼回復にはつながらないとの見方が広がっている。

 

今後の影響と再発防止策

セブン-イレブン・ジャパンは7月までに返金を完了させる方針で、請求システムの見直しと内部チェック強化を進める方針だ。
しかし、十数億円規模の返金は本部業績に影響し、セブン&アイ・ホールディングスの株価にも短期的な下押し要因となり得る。業界全体では、フランチャイズ契約の見直しを求める動きが活発化する可能性がある。
オーナー側は「透明性の高い費用開示」と「契約の対等化」を求めている。コンビニ業界の構造問題として、今回の過大徴収は本部と加盟店の関係性を改めて問い直す契機となりそうだ。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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