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ヴァンビ「今後一切発信しない」謝罪で再び炎上 登録者1000万人のYouTuberが選んだ沈黙の理由

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ヴァンビ
DALLーEで作成

逮捕報道から約3週間。人気YouTuberのヴァンビが10月20日、自身のXで謝罪した。相手方に非がないことを明言し、解決に向けた対応について当事者間で合意したと説明したが、最後の一文が新たな波紋を呼んでいる。「今後、一切の公表、発信等をいたしません」。動画の発信力で成功をつかんだヴァンビが、自身の不祥事については沈黙を宣言したのだ。太田プロダクション退所、HERO’ZZ代表辞任に続く今回の謝罪。活動再開を見据えた発信だったのか、それとも事態を収束させるための決断だったのか。

 

ヴァンビ「私の一方的な行為」謝罪文で認めた責任

ヴァンビは10月1日未明、東京都港区六本木のクラブで20代女性の下半身を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕されたと報じられた。当時は酒に酔っていたとみられる。10月13日には所属する太田プロダクションを退所。本人からの申し出もあり、事務所との協議を経て決定したという。そして20日、逮捕報道後初めて本人がXで説明した。

謝罪文では、相手方と店舗、関係者に迷惑をかけたことを謝罪したうえで、「私の一方的な行為によるものであり、相手方及び店舗に一切非はありません」と明言。相手方には謝罪を伝え、解決に向けた対応について当事者間で合意に至ったと説明した。さらに本人や店舗への問い合わせ、詮索を控えるよう求め、今後は今回の件について一切公表・発信しないと宣言した。謝罪を伝えると同時に、事件について語ることにも区切りをつけた形だ。

 

「YouTuberなのに動画で謝罪しない?」Xで批判が相次ぐ

謝罪文の公表後、Xには厳しい反応が寄せられた。批判の対象となったのは、動画ではなく文章で謝罪したことや、今後の発信を控えると宣言した点だった。「YouTuberなのにYouTubeで謝罪動画を上げないのか」という疑問や、「一方的な行為」と説明したことへの冷ややかな反応もあった。動画を通して視聴者と関係を築いてきた人物だけに、本人の口から説明を聞きたいという期待があったこともうかがえる。

一方、動画による謝罪が必ずしも適切とは限らない。ヴァンビほど知名度のあるYouTuberが事件について語れば、内容が切り抜かれて拡散され、相手方や店舗への関心が再燃する可能性がある。動画には再生回数や広告収益が伴うため、謝罪そのものがコンテンツとして扱われることへの批判も考えられる。今回のX投稿では相手方のプライバシーへの配慮が明記されており、発信を控える判断には一定の理由がある。ただ、説明を求めるファンにとっては、謝罪文の最後に示された沈黙の宣言が、問題を早く終わらせようとしているようにも映った。

 

登録者1000万人を達成したヴァンビ 発信力が最大の武器だった

ヴァンビは、元アイドルのゆんと組んだ男女YouTuberコンビ「ヴァンゆん」で人気を集めた。コンビ解散後には覆面YouTuber「スパイダーメーン」として活動し、2023年7月にはチャンネル開設から374日で登録者1000万人を突破。日本人最速記録として大きな注目を集めた。動画の構成や演出を工夫し、国内だけでなく海外の視聴者にも届くコンテンツを生み出してきた。顔や名前を出さずに大規模なチャンネルを育て上げた経験は、ヴァンビの発信者としての実力を象徴するものだった。

その成功を事業に広げたのが、SNSスクールを運営する株式会社HERO’ZZだ。ヴァンビは自身の実績を生かし、SNSで成功したい人たちを支援する教育事業にも取り組んできた。つまり、動画を作るだけでなく、発信によって人気を獲得し、仕事につなげる仕組みを教える立場にもあった。そんな人物が自身の問題について選んだのは、短い文章での謝罪と、その後の発信停止だった。発信することで人生を切り開いてきたヴァンビが、今度は発信を控えることで事態の収束を図っている。この対照的な姿勢が、今回の謝罪をより注目させている。

 

HERO’ZZ代表辞任、太田プロ退所 失った二つの活動基盤

今回の騒動によって、ヴァンビを取り巻く仕事の環境は大きく変わった。HERO’ZZは10月6日付で本人から提出された代表取締役と取締役の辞任届を受理。新たに「かずひら」が代表取締役社長に就任した。同社は10月9日に発表した声明で、受講生へのサポート体制を維持し、SNS教育事業を継続する方針を示している。ヴァンビは会社の経営から退き、事業は新体制で続くことになった。

さらに10月13日には、所属していた太田プロダクションからの退所が発表された。同事務所は逮捕報道を深刻に受け止め、本人と面会して協議したと説明している。これによりヴァンビは、芸能活動を支える所属事務所と、自身が立ち上げた教育事業の経営者という二つの立場を失った。今後、個人のYouTuberとして活動を続けるのか、別の事業に進むのかは明らかになっていない。10月20日の謝罪文にも、活動再開や引退に関する説明はなかった。

 

ヴァンビは復帰できるのか 謝罪と沈黙の先に残る課題

今後を考えるうえで重要なのは、今回の謝罪文で説明された合意の範囲だ。ヴァンビは相手方と解決に向けた対応について合意したと明らかにしたが、具体的な内容や刑事手続きの状況には触れていない。当事者間の合意は重要な進展であるものの、刑事上の処分や活動再開の可否を直接示すものではない。また、「今後一切発信しない」という宣言は今回の件を対象としたもので、YouTube活動そのものの終了を意味するわけでもない。

ヴァンビは、SNSで人を集め、動画を通じて人気を築く方法を熟知したクリエイターだ。その実績は今も残っている。一方、人気商売においては数字と同じくらい、視聴者や仕事相手との信頼関係が重要になる。今回の謝罪で相手方への責任を明確にしたことと、ファンが今後の活動をどう受け止めるかは別の問題だ。復帰するならば、過去の実績をどれだけ強調するかよりも、どのような行動を積み重ねるかが問われるだろう。登録者1000万人を達成した発信力は、失われた信頼を取り戻す力にもなるのか。沈黙を宣言したヴァンビの次の行動に注目が集まる。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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