
東京都千代田区大手町の将門塚で8月19日、Kickで「愛之助」名義を使う配信者が、石碑によじ登って奇声を上げる様子をライブ配信した。Xでは、同じ服装の男性がズボンを下ろしたとする別の画像も拡散している。
8月21日、愛之助名義のXアカウントは「配慮を欠いた行為だったと深く反省しています」と謝罪し、「アカウントの停止期間が延長されたのでまだ配信はできません」と説明した。
女性自身は同日、一般社団法人史蹟将門塚保存会の事務局が置かれる神田神社が、動画配信による迷惑行為について丸の内警察署に相談していると報じた。
石碑によじ登り奇声 本人は「深く反省」
拡散した約1分の動画には、男性が将門塚の石碑によじ登り、またがるような姿勢で抱きつき、奇声を上げる様子が映っている。
この動画に露出場面はない。一方、Xには同じ服装の男性がズボンを下ろしたとする画像も投稿された。画像は局部が黒く覆われており、性器の露出までは確認できない。
愛之助名義のXアカウントは8月21日、平将門に関する自身の行動について、「不快な思いをされた方、関係者の皆様に申し訳ありませんでした」と投稿。今後は歴史や文化、信仰の場への敬意を忘れず、責任ある行動を心がけると記した。
謝罪投稿には昼間に撮影された将門塚の写真が添付されている。ただし、この写真だけでは、現地での参拝や保存会への謝罪を確認できない。
閉園後の東京ディズニーシーでも逃走配信
同じXアカウントとKickチャンネルをめぐっては、7月25日にも閉園後の東京ディズニーシーから配信したとして騒動が起きていた。
週刊女性PRIMEが7月31日に報じたところによると、配信には懐中電灯を持った複数のキャストから「止まってください」と呼び止められながら、暗い園内を逃げる様子が映っていた。配信者は追われている状況について話しながら、そのまま撮影を続けていたという。
東京ディズニーシーを運営するオリエンタルランドは、同誌の取材に当該案件を把握していると回答したが、個別案件の詳細は明らかにしなかった。女性自身も、今回の将門塚の映像に登場する男性について、ディズニーシーで配信した人物と同一人物とみられると報じている。
保存会は丸の内署に相談 1971年3月指定の都旧跡
神田明神は、将門塚について、平将門の御首を祀る墳墓であり、同社創建の地でもあると説明している。東京都の文化財データベースでは、1971年3月に都指定旧跡となった。
史蹟将門塚保存会は1960年7月に正式発足し、2023年11月に一般社団法人化した。日常の清掃や祭祀、施設の復旧整備、年1回の慰霊大祭などを担う。2020年11月からは第6次整備を実施し、2021年4月26日に竣工した。
女性自身によると、保存会の事務局が置かれる神田神社の担当者は、動画配信による迷惑行為について丸の内警察署に相談していると回答した。同誌は映像上、石碑の破損は確認できなかったとしている。
8月21日夜までに、被害届の提出、捜査着手、逮捕に関する警視庁の発表は確認されていない。
Kick規約は裸体と公共の場での迷惑行為を禁止
Kickのコミュニティガイドラインは裸体の表示を禁じ、公共の場や配慮が必要な場所から配信する際は現地法に従い、周囲への迷惑や妨害を避けるよう定める。重大または反復した違反には、アカウント停止や削除を含む措置を取るとしている。
X上では、下半身を露出したとする画像を受け、公然わいせつ罪に当たるのではないかとの指摘も出た。性器を露出し、不特定または多数が認識できる状態だったと確認されれば、刑法174条の公然わいせつ罪が検討対象となる。同条の法定刑は6月以下の拘禁刑、30万円以下の罰金、拘留または科料と定められている。



