ログイン
ログイン
会員登録
会員登録
お問合せ
お問合せ
MENU

法人のサステナビリティ情報を紹介するWEBメディア coki

シールブーム終了で大量在庫に悲鳴…「ドパオバ」の末路と承認欲求の落とし穴

コラム&ニュース コラム ニュース
リンクをコピー
妻の爪楊枝氏TikTok(@tsuma_tsuma)より引用

ボンボンドロップシールなどで盛り上がったシールブームが落ち着き、「飽きた」「売れない」と後悔する声が続出。「ドパオバ」と呼ばれる現象や、承認欲求・ドーパミン消費の危うさについて考える。

ブームに乗り、ボンボンドロップシールを大量買いした人たちの末路

一時は店舗から商品が消えるほどの人気を見せた「シール交換」「シル活」ブーム。しかし現在、SNSには「飽きた」「大量のシールをどう処分すればいいのか」「メルカリでも全然売れない」と後悔する投稿が相次いでいる。

そんな中、TikTokクリエイター・妻の爪楊枝さんの投稿が「シール集め中毒者」として大きな話題を集めた。
ブームの終焉とともに見えてきたのは、シールそのものではなく、「承認欲求」と「ドーパミン消費」が生み出した現代らしい消費行動だった。

 

ボンボンドロップシールを中心に広がった「シールブーム」

2025年から2026年にかけて、「ボンボンドロップシール」をはじめとする立体シールや平成レトロ風シールが爆発的な人気となった。

SNSでは
・ボンボンドロップシール
・シール交換
・シール帳
・シル活

などの投稿が急増。

小学生を中心に始まった流行だったが、やがて「子どもの頃を思い出す」「かわいくて集めたくなる」と30〜50代女性にも広がり、品薄状態が続いた。
限定商品を求めて店舗を何軒も巡る人や、高速道路を使って遠征する人まで現れ、まさに一大ブームとなった。

 

「シール飽きたから買い取って」投稿に批判殺到…しかし真逆の風刺動画だった

そんな中で話題になったのが、「妻の爪楊枝」氏のTikTok動画だった。

@tsuma_tsuma

シール飽きたし プレ値で買って下さい…!? #妻の爪楊枝 #シール #シール帳 #日本一

♬ Sad piano song – ヤット

動画冒頭では、
「シールを買いすぎてしまいました」
「もうシールブームも終わったし、飽きちゃって……」
「高速道路代もかかったので、メルカリ相場+送料で買い取ってもらえませんか」

と、不安そうな表情で語り始める。

この部分だけを見たユーザーからは、
「ざまぁwww」
「自業自得」
「なんで飽きるのに買いすぎるの?」
「買い占めのせいで買えなかった子どもがかわいそう」
など厳しいコメントが寄せられた。

しかし動画はここで終わらない。
妻の爪楊枝氏は続けて、
「……っていうDMが大量に来るんです!」
と明かし、自身の意見ではなく、フォロワーから大量購入したシールの買い取り相談が相次いでいることを報告した動画だった。

 

「買ったのは自分の責任」妻の爪楊枝氏のアドバイス

動画の中で妻の爪楊枝氏は、
「(買取依頼のDMが来るけど)私、欲しいやつは自分で買うので、メルカリで売ってください!」
「みんなシールに飽きてるけど、買ったのは自分の責任」
「メルカリで買い叩かれるか、何十年後に来るかもしれないシールブームまで寝かせるしかありません!」

と冷静にアドバイスしている。
これには多くの共感が集まった。

「ドパオバ」という言葉まで生まれたシールブーム

今回のブームでは、「ドパオバ」というネットスラングまで登場した。
これは「ドーパミン中毒のオバさん」という意味の造語である。
もともとは「ドーパミン中毒のガキ」を意味する「ドパガキ」という言葉から派生したものだ。

限定商品を手に入れ、SNSに投稿する。
「すごい!」「私は買えなかった、羨ましい!」と反応される。
その快感を繰り返すうち、本当に欲しかったから買うのではなく、「人気だから」「限定だから」「持っていると羨ましがられるから」という理由で購入する人が増えていった。

今回のシールブームでは、子どもよりも30〜50代の大人が熱中するケースも少なくなく、「ドパオバ」という言葉が広まる背景となった。

 

ブームが終わって残るのは、大量の在庫と痩せた財布だけ

SNSでは現在、
「シール飽きた、全然要らない」
「シール帳にも貼ってない、袋のまま山積み」
「レートが暴落した」
「全然売れない、詰んだ」

などの投稿が相次いでいる。

一時はプレミア価格だったシールも、市場に在庫があふれれば価格は下落する。
「資産になる」と思って購入した人ほど、大量の在庫だけが残る結果になってしまった。

 

他人の価値基準で行動を決め続ける危うさ

もちろん、シールを集めること自体は何も悪いことではない。
本当に好きで集め、眺めて楽しみ、コレクションする趣味は素晴らしい文化だ。

しかし今回浮き彫りになったのは、「自分が欲しいから」ではなく、「人気だから」「限定だから」「SNSで評価されるから」という他人の価値基準で買い物を続ける危うさである。

承認欲求は満たされても、その快感は長く続かない。
次の限定品、次の流行が現れれば、また新しい刺激を求めてしまう。
そうした消費を繰り返せば、気づいた時には部屋いっぱいの在庫と減った貯金だけが残ることにもなりかねない。

 

爆買いするなら、ブームが終わっても愛せるものだけを

流行には必ず終わりがある。
今回のシールブームも、その転換点を迎えつつあるのかもしれない。
だからこそ、「流行っているから集める」のではなく、「自分が本当に好きだから集める」という原点に立ち返ることが大切ではないだろうか。

妻の爪楊枝氏が動画で伝えた「買ったのは自分の責任」「メルカリで売るか、次のブームまで寝かせるしかない」という言葉は、シールだけでなく、あらゆるブーム消費に共通する教訓として、多くの人の心に響いている。

Tags

ライター:

ライターアイコン

軽田 カルダモン

> このライターの記事一覧

スパイスの妖精。ライター歴10年。

関連記事

タグ

To Top