
遠藤航が北中米W杯直前に日本代表を離脱し、代表引退を発表。キャプテンであり「デュエル王」と呼ばれた中心選手の離脱はどれほど衝撃だったのか。乃木坂46ファンの筆者が、アイドルグループに例えながらサッカーファン以外にも分かりやすく解説。
W杯開幕直前の遠藤航の電撃離脱&代表引退、日本中が受けた衝撃とは
日本代表キャプテン・遠藤航選手が、北中米ワールドカップ直前に日本代表から離脱。そして自身のSNSで日本代表引退を発表した。
サッカーファンではない筆者は、正直なところ最初はその衝撃度がピンと来なかった。
しかし情報を追っていくうちに、「これはサッカー界にとってとんでもない出来事なのではないか」と感じるようになった。
そこで今回は、乃木坂46ファンである筆者が、あくまで理解を助けるための例えとして「アイドルグループで起きたらどれほどの衝撃なのか」を考えてみたい。
もちろんサッカーとアイドルは全く別物だ。異論は大いに認める。
この記事は遠藤航選手を茶化したり誹謗中傷したりするものではなく、筆者自身が今回のニュースの重みを理解するために書いたものである。
なぜこれほど衝撃なのか 遠藤航選手離脱の5つのポイント
今回の衝撃は単純に「主力選手がケガをして出られなくなった」では終わらない。
大きく分けて5つの要素が重なっている。
まず一つ目。ワールドカップ初戦のわずか3日前だったこと。
ワールドカップは4年に一度。
サッカー選手にとっては、まさに人生を懸ける大舞台だ。
このタイトな中での決断は、裏を返せば遠藤航選手は大会直前まで復帰を目指していたということだろう。
二つ目。遠藤は日本代表キャプテンだったこと。
単なるレギュラーではない。
森保ジャパンの精神的支柱であり、チームをまとめるリーダーだった。
三つ目。全員集合後に離脱が伝えられたこと。
遠藤不在の状態でチームが集合し、その後に森保監督から離脱が伝えられたという。
四つ目。チームをほぼ誰にも伝えず離れ、日本へ帰国したこと。
代表を離脱しても現地に帯同するケースはある。
実際に吉田麻也や南野拓実、さらにはU-19日本代表の若手選手たちも現地でチームを支えていた。
しかし遠藤は帰国を選んだ。
それだけ本人の中で区切りをつける決断だったのだろう。
そして五つ目。日本代表引退をSNSで電撃発表したこと。
遠藤はSNSで、
「自分は今回の活動をもって代表を引退する事にします」
と投稿した。
離脱だけでも衝撃なのに、そのまま代表引退(=今後日本代表に選出されないこと)まで発表されたのである。
乃木坂46で例えるとどれくらいの衝撃なのか
乃木坂46で例えるならどうだろうか。
例えば、真夏の全国ツアー初日が3日後に迫っているとする。
現地でのリハーサル当日。
メンバーが集合したところ、キャプテン兼センター級メンバーの姿がない。
その後、運営から「本人は体調不良でツアーを欠席します」と伝えられる。
さらに、「すでに東京へ戻りました」と説明される。
急遽アンダーメンバーから代役が補充される。
そしてその日の夜。
本人がSNSで「本日をもって乃木坂46を卒業します」と発表する。
おそらくファンは大混乱になるだろう。
もちろんサッカーとアイドルは全く違うし、今回の例えのなかでも条件が違う部分は多々ある。
しかしファンへの衝撃の大きさをイメージするなら、そのくらいの出来事ではないだろうか。
「キャプテン」だけではない 遠藤航は日本代表の心臓だった
遠藤航は単なるキャプテンではない。
ボールを奪い、体格の大きい選手にも競り勝つ。相手の攻撃を止めて前へ運ぶ。
そのプレーから「デュエル王」と呼ばれてきた。
森保ジャパンの中盤は長年、遠藤を中心に設計されてきた。
だから今回の離脱は、主将がいなくなったというだけではなく、「チームの土台が一つ抜けた」というくらいの大打撃だ。
だからこそサッカーファンは大きな衝撃を受けたのだろう。
一番つらかったのは遠藤本人だったはず
日本列島のサッカーファンに衝撃が走った遠藤の発表。
ただ、忘れてはいけないことがある。
今回の件で最も苦しかったのは、おそらく遠藤本人だ。
本人は代表引退発表の中で、
「怪我をしてからここまで、自分にできることは全てやってきたので何も後悔はありません」
と綴っている。
この一文が全てではないだろうか。
ワールドカップは4年に一度。
選手寿命を考えれば、次回大会を現役のピークで迎えられる保証はない。
むしろ年齢的に考えれば、今大会こそが最後のワールドカップになる可能性も高かった。
だからこそ悔しくないはずがない。
それでも遠藤は、
「今のチームは本当に素晴らしいチームです」
「どんな逆境も乗り越え、まだ見たことのない景色を見せてくれると思います」
と仲間への信頼を語った。
最後までキャプテンらしい言葉だった。
遠藤が残したものを背負い、日本代表は初戦へ
今回のニュースは確かに衝撃だった。
しかし遠藤自身は、
「これからは1人のファンとして日本代表を応援していきます」
とも語っている。
代表を離れることになっても、遠藤が作り上げてきた文化や空気はチームに残る。
そして彼が掲げ続けた「ワールドカップ優勝」という目標も残る。
キャプテン不在という大きな逆境。
それでも遠藤が信じたチームだからこそ、ファンも信じたい。
日本代表の初戦である日本 VS オランダは、日本時間の6月15日(月)午前5:00から。
遠藤航が残した想いを背負い、日本代表がどんな戦いを見せてくれるのか注目したい。



