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東京都ではしか239人、過去10年で最多 無料ワクチン接種開始も「騒ぎすぎ」の声、その見方は正しいのか

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はしか

東京都で麻疹(はしか)の感染が拡大している。2026年の都内患者数は239人に達し、過去10年で最多となった。これを受けて東京都は5月18日から、患者と接触した人を対象にMR(麻疹・風疹混合)ワクチンの無料接種を開始した。

一方、SNSでは「2008年は1万人以上いたのに、今の数百人で騒ぎすぎでは」との声も上がる。数字だけを見ればそう映るかもしれないが、感染症の流行は単純な患者数だけでは判断できない。

 

東京都、麻疹患者との接触者に無料ワクチン接種を開始

FNNプライムオンラインによると、東京都は5月18日から、麻疹患者と接触した人を対象にMRワクチンの無料接種を始めた。

対象となるのは、保健所が患者の行動履歴から特定した接触者のうち、接触から72時間以内で、麻疹の既往がなく、ワクチン接種歴が0回または1回、あるいは不明な人。都内8カ所の感染症指定医療機関で接種を受けることができる。

麻疹239人は多いのか 「2008年より少ない」という見方

Xでは、「2008年には全国で約1万1000人の患者がいた。今の数百人で騒ぐのは大げさ」とする意見も見られる。

確かに、絶対数だけを比べれば現在の患者数は当時より大幅に少ない。

しかし、この比較には重要な前提がある。

 

日本は2015年にWHOから「麻疹排除国」に認定

日本は2015年、世界保健機関(WHO)から麻疹排除国と認定された。これは、国内で麻疹が継続的に広がらない状態を達成したことを意味する。

そのため、現在の数百人という患者数は、過去の大流行期と単純に比較するよりも、「ほぼゼロに近い状態から増えている」という変化に注目すべきだという見方がある。

一方で、現時点で2008年のような全国的流行に直結すると断定できる段階ではなく、過度に不安になる必要はないとの指摘もある。

 

厚生労働省のデータで見る麻疹の推移

NHKが厚生労働省のデータをもとに報じた患者数の推移を見ると、2008年の大流行後、患者数は大きく減少し、長年にわたり低い水準で推移してきたことがわかる。

その流れの中で、2026年に再び増加傾向が見られていることが、今回のニュースの背景にある。

SNSの反応「希望者全員に」「騒ぎすぎでは」

SNSでは今回の対応について、さまざまな声が上がっている。

「いっそ希望者全員に無料接種してほしい」といった意見がある一方で、「特定している間に72時間を過ぎるのでは」と、運用面への疑問も見られた。

また、「全国で数百人で騒ぎすぎ」と冷静な見方もあり、受け止め方は分かれている。

 

麻疹は感染力が非常に強い感染症

麻疹は空気感染し、感染力が極めて強いことで知られる。高熱や発疹のほか、肺炎や脳炎などの重い合併症を起こすこともある。

ただし、感染症への向き合い方は人それぞれであり、必要以上に不安をあおるのではなく、公的機関の情報をもとに冷静に判断することが重要だ。

 

まずは接種歴の確認と体調管理を

今回の無料接種は、あくまで患者との接触が確認された人が対象だ。

一般の人にとって現実的なのは、母子手帳などで自身や家族の接種歴を確認し、発熱や発疹など気になる症状がある場合には、事前に医療機関へ連絡したうえで相談することだろう。

数字の見方によって印象は変わる。しかし、過度に楽観も悲観もせず、状況を正しく理解しながら対応することが求められている。

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ライター:

2人育児8年目ママ。健康を意識した丁寧な暮らしを大切にしています。好きなテレビ番組は『クレイジージャーニー』。日々のリアルな視点から、役立つ情報を発信したいです。

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