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REM株式会社

https://813kaga.com/

埼玉県さいたま市浦和区常盤9-21-4-202

ボトルを売って終わらない。REMがつなぐ造り手、店、飲む人の物語

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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REM株式会社 イメージ
提供:REM株式会社

知名度がなくても、強い信念と優れた技術を持つ造り手はいる。一方、魅力ある商品を扱いたくても、情報や販売方法が足りない店もある。REMは英国やスコットランドを中心とする酒類を輸入し、商品の背景や楽しみ方、販売支援まで届けてきた。一本のボトルから会話と関係を育てる、その事業の考え方と「良いものが正しく評価される市場」への思いをたどる。

 

一本のボトルから、会話と出会いを生み出す

「これまでウイスキーを飲まなかったお客様が興味を持ってくれた」「商品の物語を説明すると、お客様との会話が生まれる」。REMが商品を導入した飲食店やホテルから寄せられた言葉だ。

同社が届けようとしているのは、ボトルそのものだけではない。その酒がどのようにつくられ、どのような考えを持つ造り手から生まれたのか。さらに、どう楽しめば魅力が伝わるのか。商品を囲んで生まれる会話や、新しい出会いまで含めて届けることを大切にしている。

酒類の輸入・卸売・小売を手がけるREMは、英国やスコットランドを中心に、造り手の哲学や職人技が感じられる商品を選び、日本市場へ紹介している。知名度や価格だけで選ばれるのではなく、商品の背景まで含めて価値が伝わる状態をつくる。その姿勢は、同社が向き合う市場の課題とも深く結びついている。

知名度では埋もれてしまう「良いもの」をどう届けるか

 

輸入酒類の市場では、商品が知名度や価格だけで判断され、優れた造り手や小規模ブランドの価値が十分に伝わらないことがある。一方で、地域の飲食店や小売店には、魅力ある商品を扱いたいという思いがあっても、情報や販売方法、人材が不足しているという課題がある。

REMが目指すのは、その間をつなぐことだ。海外の造り手と、日本の事業者や消費者を直接つなぎ、商品の背景まで伝える。輸入して販売するだけではなく、スタッフ向け資料を用意し、イベントを行い、ペアリングも提案する。商品が店頭や飲食の場に並んだ後、どのように伝えられ、どのように楽しまれるかまで見据えている。

同社は、商品の背景を伝えるだけでなく、輸入後の販売支援を一貫して行う。スタッフ向け資料、イベント、ペアリング提案はいずれもその一部だ。魅力ある商品を扱いたくても、情報や販売方法、人材が不足している飲食店や小売店に対し、商品を届けた後まで支援を続けている。

その原動力になったのは、知名度がなくても、強い信念と優れた技術を持つ造り手との出会いだった。「良いものが正しく評価される市場をつくりたい」。この思いが、輸入後の販売支援まで一貫して手がける現在の事業につながっている。

一つひとつの商品の背景を伝えられる形で届ける。そこには、価値を見極め、責任を持って次の人へ渡すという同社の考え方が表れている。

商品の説明から、店と客の会話が始まる

 

商品の物語が伝わると、その場に変化が生まれる。飲食店やホテルから寄せられたのは、「これまでウイスキーを飲まなかったお客様が興味を持ってくれた」「商品の物語を説明すると、お客様との会話が生まれる」という声だった。

酒を提供する場で、商品説明は単なる補足ではない。知らなかった商品に目を向けるきっかけになり、店側と客との会話を生む。REMが届けたいとする「商品を囲んで生まれる会話や新しい出会い」は、こうした場面に表れている。

英国に関わる企業や団体から、イベントや商談の機会を紹介されることも増えたという。同社は自らを小さな企業と位置づけている。その取り組みに共感し、応援する人が現れることは、事業を続けるうえで大きな励みになっている。

海外の造り手から「日本でブランドを大切に育ててくれている」と評価されたことも、忘れられない出来事の一つだ。輸入して販売するだけの関係にとどまらず、ブランドを一緒に育てる。その積み重ねが、取引を一度きりの売買で終わらせない関係をつくっている。

同社が重視するのは、互いの価値を高め合う長期的な関係である。海外の造り手、商品を提供する飲食店やホテル、小売店、そして実際に商品を手に取る人。それぞれが別々に存在するのではなく、一つの商品を通じてつながっていく。

酒類と不動産に共通する「長く価値を届ける」姿勢

 

REMは、酒類事業だけでなく、不動産事業や商品企画・販売促進支援も手がけている。一見すると異なる分野だが、同社は二つの事業に共通する姿勢を明確にしている。本当に価値のあるものを見極め、責任を持って次の人へ届けることだ。

不動産事業では、顧客の生活や将来設計に寄り添い、短期的な利益だけを追わない。長く安心して保有・利用できる提案を心掛けている。酒類事業で、造り手の哲学や商品の物語まで伝えながらブランドを育てるのと同じように、目の前の取引だけで判断しない。

共通しているのは、「売ったら終わり」にしないことだ。酒類であれば、輸入後の販売支援や提供方法まで考える。不動産であれば、利用や保有が続く時間まで見据える。異なる事業を通じて、同社が大切にしている判断軸が見えてくる。

規模ではなく、志や技術が評価される市場へ

 

REMが5年後、10年後に描くのは、規模や知名度にかかわらず、優れた商品や技術、志を持つ人が正当に評価される社会である。

酒類事業では、日本と英国をはじめとする海外の造り手をつなぐ架け橋となり、地域の飲食店、ホテル、小売店と共にブランドを育てる仕組みづくりを目指す。また、適正飲酒を前提に、量ではなく品質や文化を楽しむ成熟した酒類市場の発展にも貢献していく考えだ。

不動産事業でも、地域や利用者に長く必要とされる提案を重視する。扱うものは違っても、人や地域との関係を短期で区切らず、持続的な価値につなげる点は変わらない。

同社は、「商品を売る企業」から、人、文化、地域の可能性をつなぎ、持続的な価値を生み出す企業へ成長することを目標に掲げる。

大企業ではないからこそ、一つひとつの商品、一人ひとりの顧客、一社一社の取引先と真摯に向き合える。世の中には、まだ知られていない優れた商品や技術、情熱を持つ人が数多く存在する。REMはその価値を見つけ、物語とともに社会へ届け、関わる人と一緒に育てていこうとしている。

目指すのは、誰か一人だけが利益を得る事業ではない。商品を購入する人、提供する飲食店やホテル、地域、海外の造り手まで、関係する人々が共に喜びを感じられる形をつくることだ。一本のボトルの向こう側にいる造り手と、目の前でグラスを手にする人。その間にある物語をつなぐことが、REMの事業の核になっている。

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ライター:

株式会社Saccoマネージャー、株式会社Blockchain Tech Farm 代表取締役。営業や多岐にわたる事業での経営経験を経て、2014年にブロックチェーン分野へ参入。2017年に株式会社Blockchain Tech Farmを設立し、非金融領域でのブロックチェーン活用を推進。多くの企業との縁から、現在は株式会社Saccoのマネージャー、ライターとしても活動している。

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