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LRM株式会社

https://www.lrm.jp/

〒650-0023兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10読売神戸ビル 5F

078-325-5600

「日本で一番身近な」情報セキュリティ会社を目指す【LRM株式会社】

ステークホルダーVOICE 経営インタビュー
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「日本で一番身近な」情報セキュリティ会社を目指す【LRM株式会社】

「セキュリティダイエット」。聞きなれないこのフレーズを経営理念に掲げるのが、LRM株式会社。「セキュリティダイエット」とは、セキュリティのレベルを上げることによりその無駄をなくし、業務効率と両立させるという意図から生み出した概念です。

個人情報の価値がより高まってきている昨今。それに比例する形で情報が漏洩するリスクも高まってきているといいます。LRMの代表である幸松さんは、情報漏洩をなくしていくことでそれにかかるコストと時間を減らし、その上でいつでも好きな情報にアクセスできる世界を作っていきたい。そんなビジョンを描きます。

会社設立は2006年。たった一人で始めた会社は、いまでは社員50人の規模にまでなりました。今年で15年目を迎えるという、ベンチャーというにはベテランの域ですが、LRMではベンチャー企業の定義を「常に成長していく企業」としています。そこまで会社が存続する中で、感謝しているステークホルダーとは? 話をお伺いしました。

——御社のサービスについて、詳しく教えてください。

情報セキュリティのコンサルティングサービスの他、情報セキュリティ向上クラウド「 Seculio(セキュリオ)」を運用しています。セキュリティ、テクノロジー、ネットワークサービスを扱う会社は今でこそいっぱいありますが、僕たちは「日本で一番身近なセキュリティ会社」とうたっていて一番「人に近いところ」での情報セキュリティ対策のルールを作ることを中心に、サービスを展開しています。高度な情報セキュリティ体制を構築するにあたり、取り入れるべき製品やサービスを世界中で開拓し、それらを必要としている全国のお客様に提案・提供しています。

——同じような同業他社との違いは?サービスで強調すべき部分は?

同業他社さんについてはみなさんそれぞれ思いをもたれていると思いますので、どこに差があるかというとなんとも言えないのですが……。我が社はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取ることだけを目的としているのではなく、それを使って「会社のセキュリティレベルを上げる」ことを指針としています。セキュリティにかかるコストと時間の最小化、いわゆる「セキュリティダイエット」を掲げ、実現する。そのための組織であって、セキュリティ認証の取得がゴールではありません。例えていうなら、「健康診断をすること」がゴールではなく、その先にある「健康な生活を送ること」をゴールに見据えています。

——御社のビジネスの中で社会的にどういった貢献ができると考えていますか?

 Seculio(セキュリオ)という情報セキュリティ向上クラウドのサービスを展開しているのですが、これを使うことで世界中から情報漏洩事件をなくしていきたいです。病気を根絶するイメージですね。

——ウイルス対策ソフトとの違いは?

俗に言うウイルス対策ソフトは、サーバーやパソコンなどハードに対して働きますが、僕らのサービスは、コンサルティングもSeculioも「人」に対して行い、セキュリティに関するリテラシーを上げるというのが大きな違いです。ウイルス対策ソフトが病気でいうと薬だとしたら、僕たちは、「健康に生きるためにはこうしよう」という考え方の部分を指南する役割を担っているのだと思っています。

「みんなの力添えがなければ、ここまで会社が大きくならなかった」ステークホルダーへの感謝

——ここまで会社を存続してきた中でのステークホルダーへの思いを聞かせてください。幸松さんからのメッセージ、私たちが預かります!

お客様との向き合い方
 

まずお客さんは、会社が存在する上で外すことができない根幹のステークホルダーですよね。お客さんがいないと、事業は継続できません。創業当初は社員がおらず、一人で会社をやっていました。まさに「コネ無し、力無し、実績無し」の状態。そこから15年間続けられているのは、100パーセント、お客様がいてくれたおかげです。会社経営とは、お客様の役に立つため、ひいては社会の役に立つためであって、経営者としても株主優先、社員優先とはよく言われていますが、僕は、お客様を一番大切にしています。お客様にご迷惑をおかけしたくないので、倒産しないように会社のキャッシュをかなり意識しながら経営しています。例えば情報漏洩の疑いがあったとき、お客様はとても不安だと思います。さっきの健康診断でいうと、「疑いあり」という状態のとき。そういった場合は、お客様より土日関係なく連絡をいただき、こちらもすぐ返事をして対応をする。そういったときにお客様から「ホッとしました」「一緒に対応していただきありがとうございます」と言われると、やはり単純に嬉しいです。「幸松さんはうちの会社の社外情報セキュリティ役員のノリやから」と社員に紹介してもらえたりするのも、とても嬉しいですね。また、「LRMさんなら」と信用していただきお客様を紹介していただけるのも、非常に嬉しいです。コンサルという形のないものを売っているので、よりサービス内容を明確にするために、ホームページに会社名と写真と一緒にお客様の声を掲載させていただいているのですが、同業の方がそれをみて問い合わせをくださるんです。お客様の力によって、また別のお客様と出会えている。それには、本当に感謝しかないです。

 

社員・家族との向き合い方
堀田翔平さん

現在、我が社はパートアルバイト含めて50人ちょっとです。前線で動いてくれる社員がいないと業務が成り立たないので、社員の成長は会社の成長だと思っています。社員に対してとびぬけたことは思っておらず、気持ちよく一生懸命働いてほしいですね。社員が働きやすい環境を作っていきたいというのは、どの経営者も思っていることだと思います。特に感謝を伝えるということであれば、まだ社員が3〜4人だった時代に踏ん張ってくれたメンバーには本当に感謝しかありません。一緒に走ってきましたから。名前を出すなら、ホッタショウヘイくん。彼なんか、10年以上LRMにいてくれて。当時なんて社会保険もないですし、月曜から土曜まで毎日終電、半分は会社に泊まる、給料はドン引きするような金額(笑)……。なんて状況。それでもフルコミットしてくれて、いろんなことをしてくれて。一時期は、僕とホッタくん2人だけの時期もありましたね。僕がやっていること以外、全てをやってくれた。それこそ、一人で何役もです。だから、彼がいなければウチの会社はないです。社員にはもちろん誰にもやめてほしくないですが、ホッチ(ホッタさん)が辞めたら、かなり凹むと思います……(笑)。それが、前向きな理由であったとしても。彼は僕の悪い面もいっぱい知っていて、それこそうちの家族の次くらいに言えるんじゃないですかね(笑)。彼には「ここから会社をさらに大きくしていこう!」と、伝えたいです。彼との出会いは、インターンとして働いてくれたこと。とても一生懸命働いてくれたので「うちで働かない?」とスカウトするまでに時間はかからなかったですね。彼には「どこまで会社を大きくしたい?」というところを聞いてみたいです。会社が小さいからこそ楽しかった部分もあると思うので、そのあたりも。

 

藤居朋之さん

役員の藤居朋之くんですね。彼は、5人目くらいの社員で入ってきました。2年ちょっとしてCOO役員に就任しているのですが、今では文字通り「片腕」です。採用の募集から応募してくれ、7〜8年勤続してくれているんじゃないでしょうか。日本で一番ISMS売っているのは、彼のはずです。僕はどちらかというと、自己主張が激しいタイプなんですよ(笑)。一方で藤居くんは、COOというナンバー2として、自分の主張もありながらも僕の主張を汲み取って動いてくれる。とても、助かってます。僕、思いつくまではいいのですが、細かいことが苦手で。そういった僕の苦手なところも、しっかりできますし。僕の思いを、形にしてくれる。僕みたいにハメを外すこともなく、ハメを外したあとのフォローをしてくれる。大変なときに、僕を立ててくれる。役員としての馬力もあり、かなり本気で働いてくれています。彼が入ったことで、彼の営業とか仕事の仕方で、会社が今の規模になったといってもいいと思います。彼は口も悪くなく、他の社員に対してやわらかく物言いができるのもいいところ。僕があまり言うと……な部分はありますけど(笑)。彼には「LRMをどこまでどういう会社にしてみたいか」というのは聞いてみたいです。

 

……みんなそれなりにいろいろ感謝があるんですけど、この2人が古くからいて、しいて挙げるなら、です。

 

取引先との向き合い方
株式会社ジーニアスウェブの小園浩之社長

株式会社ジーニアスウェブの小園(こぞの)社長です。WEB制作をされている会社なのですが、7〜8年コンサルを受けていまして、次はこういったことをしよう、というのを教えていただいています。出会いは、共通の知人がいたことから。インターネットからの集客をもっとしていかないといけないというフェーズで相談しました。ホッチがずっとやってくれていましたが、さすがに1人で全部はできないので。LRMのホームページ運用を語る上では欠かせない存在で、とてもお世話になっていますね。今となっては「日本でISMSといえば、LRM」くらいまでに成長したという自負がありますが、ここまでなれたのは、小園さんのおかげでもあります!

 

パートナーコンサル 小池竜兵(リョウヘイ)さん

パートナーのコンサルの方で、小池竜兵(リョウヘイ)さん。 前職のコンサルの上司だった方で、エンジニアからコンサルにキャリアチェンジしたときに、小池さんの下で色々教えていただきました。また、独立したとき聞く人がいないというという状態だったんですけど、そのときにとにかくいろいろ教えてもらったのでかなり感謝していますね。本当に小池さん、頭が良いんですよ。普通の人は本に書いてあっても全部は入っていかないと思いますが、たぶん小池さんは全部、頭に入っているんです(笑)。うちの会社の案件をやっていただいているパートナーコンサルと同時に、我が社のコンサルタントのスキルアップにも貢献していただいています。いつも難しい案件質問に答えていただいて、感謝しかないです。うちのコンサルには若いメンバーも多いので、「うちのチームってどこまで成長できると思いますか」というのは、聞いてみたいですね。

 

地域社会との向き合い方
東心斎橋のバー「Bal mustard(バルマスタード) 」

大阪のときによく行っていた、東心斎橋にあるバーです。ちょうど開業した頃に開店したお店ということで、先輩の税理士に連れていってもらって。僕らはバルマスって呼んでいて、料理もお酒もおいしいですし何よりお店の雰囲気が好きなんです。当時会社があった長堀橋から徒歩10分の距離で、社員とよくそこで飲んでいましたね。一番多いときはホッチとは、月4,5回くらいのハイペースで行っていました。バルマスでは、いろんな人に出会いました。とにかく飲んでる時間が楽しかったですし、家族もお世話になっています。うちの上の子は、1歳5ヶ月でバーデビューしました(笑)。バルマスの近藤夫妻には、「コロナに負けずに頑張ってください!」とお伝えしたいですね。

 

神戸の街

地域の企業とのつながりはあまりないですが、今本店がある神戸の街は大好きですね。「神戸LOVE」です。コンパクトかつ、なんでもある程度そろっていて、上品。お酒もおいしいですし。会社はこれからも、神戸で大きくしたいと思っています。出ていく気はゼロですね。

 

地域社会との向き合い方

明確にSDGsに取り組んでいる事例はないのですが、昔からうちの会社は禁煙カンパニーなので、タバコの煙は出さない会社です。また、ペーパーレスを徹底しているので、資源使用は最小限に留めていると思います。場所の有効活用にもこだわっていて、パソコンだけで仕事ができる環境を整えているのもありますね。コロナ禍であることもあり、基本全部クラウドですね。物置みたいなものも、使いません。車移動も基本ないですし、地球を汚すことはあまりないのかもしれませんね。

 

地域社会との向き合い方
池田泉州銀行

大阪の地銀である池田泉州銀行には、かなりお世話になっています。当時は売り上げも社員も少なく4年に1回くらい赤字だったんですけど、他の銀行さんに行っても「もっと大きくなってから」と、ほとんどの銀行が門前払いで話も聞いてくれませんでした。そんな中、池田泉州銀行さんだけは「いきなりは無理ですが、こういうふうにやったら可能です」とアドバイスをくれながら、付き合ってくださいました。口座を作ってある程度経った時点で、融資もしてくれました。今は会社として投資するフェーズに変わっていて数字上は赤字が出ていたりもしますが、そんな状態でも理解をしてくれて、しっかりとお付き合いを続けてくれています。明らかに他のところと違いますね。普通だったら「黒字になったらもう一回きてね」じゃないですか。そういう状態でもフォローしてくれるのは、とても感謝です。会社立ち上げ時から常に伴走をしてくれているので、「ありがとう、これからもよろしくお願いします」と伝えたいです。今の担当である神戸支店の担当の市川さん、その前の横山さんをはじめ、すべての担当してくださった方に感謝を伝えたいです。

 

未来世代との向き合い方

セキュリティに関する事件をなくし、セキュリティの心配をしないで事業に専念できる環境を作りたいですね。さらには、セキュリティの事件事故によって傷つく会社、人、家族……そういったものをなくしていきたいです。今は1社員、1インターンが会社を潰すことできる時代なんで。それによって周りの人が一斉に影響を受けてしまいます。それが悪意をもってしたことならまだしも、悪意をもたずしてもちょっとしたうっかりで情報漏洩してしまう可能性もありうる。そんなことが起きたら、50人の会社なら、自分以外の49人の社員、家族、取引先、ステークホルダー……と、ちょっとうっかりの情報漏洩だけで、みんなに悪い影響を出してしまう。誰も幸せにならない。だからこそ、「セキュリティは保たれているのが普通」という世界を作りたいですね。例えば「モノを拾ったら警察に届けましょう」というのが、今の世の中モラルとして当たり前だったりします。そこが浸透すると、だれもポイ捨てをしなくなりますよね。それと同じように、皆が情報の取り扱いを適切にできるようなルールや仕組み作りをして、皆のセキュリティリテラシーを上げていきたいです。まずは日本で、その後はアジア、そして全世界で。 Seculioを世界展開して、全世界の人のセキュリティのモラルを上げていきたいです。

 

【企業概要】
LRM株式会社

代表取締役 幸松哲也

〒650-0023兵庫県神戸市中央区栄町通1-2-10 読売神戸ビル 5F

078-325-5600

https://www.lrm.jp/

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