100万円の製作費用を2カ月でスピード回収
―御社はホームページをリニューアルしてから受注数が相当伸びているのですね。
はい。テクノポートさんのおかげで非常に大きな成果を上げることができています。ですから感謝しているのは私たちのほうなのです。しかも、徳山社長や、担当の井上さんは「何故そこまでうちのことを考えてくれるのだろう」と不思議になるくらい真剣に向き合ってくれるんです。我々が発信したいものづくりをユーザーに分かりやすく届けてくれる、まさに「営業窓口」です。商売を超えた絆のようなものを感じています。本当に感謝しています。
―テクノポート株式会社が制作したホームページで、具体的にどのような成果が得られているのでしょうか?
最大の成果は、2つあります。
一つは、受注数の増加です。驚くことに100万円の製作費用がわずか2カ月でペイできてしまいました。これは本当に凄いことです。現在の1カ月間のページビュー数は3,000くらい。町工場のホームページとしては相当熟成されていると思います。それもこれも、井上さんをはじめ、関わってくださったテクノポートの方々のおかげです。
―他にはどのような成果があったのでしょうか?
最大の成果の2つめは、人材の採用です。リクナビに求人広告を出したら、なんと応募数が370名まで膨れ上がったのです。テクノポートさんに依頼する以前、手作りのホームページを作成してハローワークに求人を出していた頃とは全く違います。今の時代、求職者は必ず応募する企業のホームページを確認しますから、ホームページの見やすさやメッセージ性が本当に重要だということを実感しましたね。
―御社のホームページはファーストビューに社員の方々の笑顔が水玉模様で切り抜かれていて、非常に親しみやすい印象を受けました。
実はこの水玉模様も最初は「‥どうなのかな?」とかなり不安でした。10案ほど挙げてもらったデザイン案のうち、スタイリッシュなものや人情が感じられるものなどで迷っていたのですが、担当の井上さんが「富士産業さんの強みの一つである親しみやすさが伝わるように水玉を入れた方が良いと思います」と提案してくださったんです。懸念はありましたが、井上さんが言うならと水玉を採用したらドンピシャでした。我々のような町工場は一般の方からすると「ロット数が少なくて断られたらどうしよう」と問い合わせに対してハードルが高いようなのです。しかし井上さんのおかげで、かなり親しみやすい印象になった富士産業のホームページには、ホームページを立ち上げて1週間後くらいからじわりじわりと問い合わせ数が増えてきて、今では一般の方から毎日といっていいほど電話が来るようになったんですよ。
テクノポートさんのおかげで、私たちが伝えたいことがしっかりと伝わるホームページに仕上がりました。その結果、営業および求人チャネルを自前で手に入れることができたのです。
Webサイトリニュアルで継続的に成果があがる仕組みを構築
―なるほど。それはかなり大きな経営へのインパクトですね。継続的に成果が上がる仕組みができたわけですものね。ちなみに、テクノポート株式会社はどのようなきっかけでお知りになったのですか。
今から8年前に株式会社共栄精機という精密板金加工の会社に訪問したときのことです。小山仁さんという2代目社長が先代とは違う新しい事業に次から次へと挑戦していて凄いなと思ったので、その理由を尋ねてみたんです。
すると、新しい事業はホームページから問い合わせいただいたお客さまのご相談に応えることで生まれていること、仕事の8割はホームページ経由で受注につながっているということを教えてくれました。事業の幅を広げ、営業としての役割もこなすホームページなんて最高ですよね。
「そのホームページを制作した会社をぜひご紹介してもらえませんか?」とお願いしたところ、なんと断られまして(笑)。「富士産業さんに紹介したらすぐにライバル会社になっちゃうからまだ待っててよ」と。
―知り合いにも紹介したくないほどの存在だったのですね(笑)。
そうだったのでしょうね。ですが、こちらも諦めきれずその後1年間くらいですかね、何度も小川社長にホームページの製作会社を教えてよと突っつき続けたんです。するととうとう根負けして、「分かった。テクノポートの井上さんを紹介してあげるよ」と。そういう訳で2016年にテクノポート株式会社の井上さんに初めてお会いしたんです。
ホームページは生き物、戦略策定・Web製作・プロモーションまで一気通貫でフォロー
―そこからすぐにテクノポート株式会社にホームページ制作を依頼したのですか?
いえいえ。ホームページは会社の顔ですし、制作費用もかかりますから慎重に決めたいと思って、テクノポートを含めたホームページ制作会社6社をリサーチしました。2年間の吟味を経て分かったことは、テクノポートさん以外の会社はデザインとシステムだけを制作して終わりというスタイルだったということです。依頼した会社が喜ぶかっこいいデザインのホームページは作ってくれるのですが、それだけといいますか。一方、テクノポートさんは制作後のサポートが手厚く、私たちの尻を叩いて伴走してくれるパートナーだと感じました。
―確かにテクノポート株式会社は、Web戦略作りから制作、そして公開後のコンサルティングまで一貫して行なうことを特徴としていますよね。
私は、ホームページは生き物だと思っているので、作って終わりではなく、手入れが必要だと感じています。その点、テクノポートさんの手厚いフォローは非常にありがたかったです。
また、製造業を専門とするテクノポートさんだからこそ助かったことが何度もあります。どうしても他社ですと「溶接」や「穴あき」などの専門用語をこちらが解説するところから始める必要があるのですが、製造業に特化しているテクノポートさんとは意思疎通がスムーズでした。専門用語を一般の方々に分かりやすく翻訳して届けるのが非常にお上手だと思います。
このようにテクノポートさんの魅力を挙げるとキリがないのですが、何といっても一番の決め手は担当の井上さんでした。彼は良い意味で非常にしつこい人なんです。私たちがどのホームページ制作会社が良いかと悩んでいる2年もの間、井上さんは私たちが出展する展示会に何度も顔を出してくれたり、定期的にコミュニケーションをとってくれました。「こんなに熱意溢れる方がいるテクノポートという会社であれば、長期的なパートナーとしてぜひお付き合いさせてもらいたい!」と思うようになり、制作依頼を決めたんです。
高い技術力のある中小製造業の魅力を引き出すテクノポート
―では最後に、テクノポート株式会社に今後期待することを教えてください。
そうですね、テクノポートさんが素晴らしいホームページを制作してくださったことで、新しい案件も獲得でき、新規のお客さまからのご相談に臨機応変に応えていくことで我々も成長することができています。今後も挑戦したいことが山ほどあるので、引き続きサポートしていただけると嬉しいです。
また、以前の我々のように高い技術はあるけれど、アピールの方法が分からないという町工場はまだまだ沢山あります。そういった町工場の魅力を引き出し、一般の方々に分かりやすく伝え、不安と戦う多くの中小企業を救う存在としてどんどん活躍していってほしいと思います。
◎企業情報
株式会社富士産業
https://www.fujisanngyo.co.jp/
代表:代表取締役社長 杉本 秀樹
創業:昭和44年11月
本社所在地:〒124-0006 東京都葛飾区堀切3-30