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株式会社新日本リプラス

https://sn-replus.co.jp/

〒116-0014東京都荒川区東日暮里5-41-2NNビル8F

03-5615-2986

形を変えて地域や社会へ循環する、廃プラスチック回収の恩恵

ステークホルダーVOICE お客様
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大塚様
千葉市卸売市場協力会 事務長 大塚 和雄さん(撮影:安藤ショウカ)

スーパーで色とりどりの野菜や果物が並び、新鮮な肉や魚が日々仕入れられているのは当たり前の光景になっています。そんな当たり前を支える大黒柱となっているのが、卸売市場の存在です。

そこで日々たくさんの業者から食材が運び込まれる中、溜まっていく不要なプラスチックパレットは、新日本リプラス(以下、リプラス)によって集められ、リサイクルされています。「本当にありがたいね」と語る千葉市卸売市場協力会 事務長の大塚さんに、市場でのプラスチック回収や、その先で行なわれているという地域貢献について伺いました。

【新日本リプラスへの期待】
・これまでお金を払って廃パレットを回収してもらっていたところが、逆にお金をもらって回収してもらうことができる。それがリサイクルされてまたプラスチック製品に生まれ変わり、社会や地球環境にとってwin-winな循環が出来ること。
・社会情勢の変化の中でも、引き取りが難しい再生パレットの回収も含め、価格に大きな変動のない安定・安心のサービスをこれからも続けていくこと。

パレット回収で場所やコストの無駄を削減

千葉市卸売市場協力会はどんなことをされているのですか。

大塚

千葉市卸売市場では野菜や果実、水産物などの食材を卸売りしています。そこには出荷組合やいろいろな業者さんがいるので、私たちはそのやり取りがスムーズに進むようなサポートをするのが私たちの仕事です。

リプラスを知ったきっかけと選んだ決め手を教えてください。

大塚

最初のきっかけは、リプラスさんが飛び込み営業に来たことでしたね。野菜や果実などの荷物を持ってくるときに、それを載せる荷役台としてパレットというものがあります。

プラスチックパレット(写真ACより)
プラスチックパレット(写真ACより)
大塚

それまではこのパレットが市場内のあちこちに置いてあって、それでは困るから自分たちで廃棄したり、業者さんにお金を払って引き取りに来てもらってたりしてたんですね。

というのも、パレットって自分たちで処理できないんですよ。だから取り扱いが面倒で、荷物を持ってきた時にみんな置いて行ってしまうし、取りに来ない。それでいてこんなに広い市場ですから、水産物の方から青果物の方まであちこちで溜まっていくんです。

そんな中で、リプラスさんの話を聞いてみると、そういった廃棄プラスチックを無料で回収してくれてお金にもなる。さらにそれがリサイクルされて、またプラスチック製品に生まれ変わると。初期費用も掛からないですし、それは良いな、ということでお願いすることを決めました。

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引用:千葉市WEBサイト 一般個人の方へhttps://www.city.chiba.jp/keizainosei/keizai/ichiba/iltupan-kojin.html

どれくらいの頻度で回収に来てもらっていますか。

大塚

回収は2週間に1回です。でもその間にパレットは150~200枚、プラスチックのラックは3かご分くらい溜まっていますね。

毎回大型トラックで来てもらう量です。

この広さゆえに、集まる量も多いのですね。パレットにはリサイクルできないものもあると聞きますが、回収してもらう際に心がけていることはありますか。

大塚

良いものを良い形で納めるように心がけていますね。

プラスチックも金属などと同じように「純度」があるんです。再生を繰り返すと、純度が下がって弱くなっていってしまいます。しょうがないことではあるのですが、そうなるとリサイクルできないものも出てきてしまう。だから再生パレットを回収してくれない業者さんも少なくありません。

そんな中でもリプラスさんはできる限り回収しようと努めているので、私たちも少しでも多く回収してもらえるよう、できるだけ綺麗で良いものを探して集めています。そして汚くならないように丁寧に扱っていもいます。

積み込みに時間がかからないようにきちんとケースに入れたり、並べておいたりもしていますね。

そうすると「千葉市卸売市場協力会さんは良いものを納めてくれる」という信用になりますし、やっぱり良いものは高く引き取ってくれますから。やった分だけちゃんと返してもらえるんですよね。

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引用:新日本リプラスWebサイト「新日本リプラスについて」(https://sn-replus.co.jp/about.html

パレット回収が作り出す「良いこと」のサイクル

実際にサービスを利用してみて、どんなところが良いと感じていますか?

大塚

やっぱり一番は、今まで私たちがお金を払って委託業者にお願いしていたものが、逆にお金をもらって回収してもらっているところです。

そしてそれがチップになって、またパレットやケース類に生まれ変わるかもしれない。もしかするとまたここに戻ってくることもあるかもしれませんね。

そうして私たちも、リプラスさんも、地球環境にとっても良い循環が出来ている。廃プラスチックは日本だけでなく世界規模での問題ですから、みんながwin-winになれる輪を作れていることには大きなメリットを感じています。

パレット回収によって生まれたお金が地域貢献に使われていると伺いました。

大塚

地域活性化とまでは言わずとも、何らかの形で地域に貢献することは大事だと思っています。何か事を起こすには、何かをしなければならない。だから、私たちも含めた地域住民が楽しく暮らしていける地域にするためには、貢献することが必要だと考えています。

そこで地域貢献のため、パレット回収で得たお金は、イベントなどで果実類や魚などとして寄付しています。

産業まつりなどの祭りがあればアジのひものを提供したり、前回の「千葉湊大漁まつり」ではさんまを無料で500匹提供したりしました。

また、千葉市はスポーツが結構盛んなんですよ。大人たちだけではなく、ミニバスケットボールなどの子どもたちのスポーツも盛り上がっています。そうした大会ではナシやイチゴ、リンゴを提供してきて、もうすぐある大会でもイチゴを提供する予定です。

そういう時って、子どもたちはすごく喜んで「市場からいちごが提供されるんだよ」って話をするんですよ。それで実際にイチゴを出した時の子どもたちがイチゴを見る目なんてすごいんですから。皆が「イチゴ美味しいね」ってほおばる姿を見ると嬉しくなりますね。

市場でも「このパレットがお金になって帰ってきて、地域住民への貢献に役立つんだよ」という話をするんです。そうすると、また廃プラスチックが集まってくる。良い循環が生まれていると思います。

もちろん、コストカットや収入というお金の面もありますし大事なことですが、それが地域や市民への貢献に役立てられていくのも良いじゃないですか。これは協力会の役割の一つだと思いますね。

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「みんな大喜びでいちごを食べるんですよ」と嬉しそうに語る大塚さん

廃プラスチックの回収によるメリットがいろいろなところで繋がり形を変え、循環しているのですね。

大塚

そうですね。ですから、これからもリプラスさんには回収をお願いしたいですし、原料価格の高騰などで厳しい面もあることは私たちも身に染みて分かっていますから、引き続き応援したいと思っています。

リプラスさんは買い取りの値段を下げずに安定して引き取ってくれて安心感もある会社なので、これからも期待しています。

◎プロフィール
大塚 和雄
千葉市卸売市場協力会 事務長

◎協力会情報
千葉市卸売市場協力会(千葉市地方卸売市場運営協議会)
〒261-0003
千葉市美浜区高浜2-2-1
TEL 043-248-3200

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ライター:

フリーライター。昔から感想文や小論文を書くのが好きで、今なお「書くこと」はどれだけしても苦にならない。人と話すのが好きなことから、取材記事の執筆が主軸となっている。新潟県で田んぼに囲まれて育った原体験から、田舎や地方への興味があり、目標は「全国各地で書く仕事をする」こと。

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