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猪俣周杜の「女遊び」タレコミ、タイプロ内部資料に記載 STARTOが下した「本人を信じる」決断の舞台裏

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timelesz 公式インスタグラムより

1万8922件の応募から選ばれ、timeleszの新メンバーとなった猪俣周杜。傷害容疑で逮捕され、デビューから約1年半でグループを去った。その猪俣について、STARTO ENTERTAINMENTがオーディション当時から女性関係に関する情報を把握していたと週刊文春が報じた。選考では菊池風磨らも交えて協議し、最終的に本人を信じる判断をしたという。大勢のファンが熱狂したタイプロの舞台裏で、どのような選考が行われていたのか。

 

猪俣周杜の女性関係、タイプロ内部資料に記された内容

週刊文春は10月13日、人気アイドルグループ「timelesz」の新メンバーオーディション「timelesz project(タイプロ)」で使われた内部資料の内容を報じた。資料は2024年9月末に作成され、候補者に対するSNSの反応などがまとめられていた。猪俣は「いいね」数の集計で2位という高い評価を獲得。一方、候補者ごとに設けられた「SNSの声」の欄には、女性とのプリクラや複数人との交遊に関するタレコミ、交際相手の存在を疑う投稿などが記されていたという。

タイプロは、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡が新たな仲間を選ぶために実施した大型オーディションだ。Netflixで選考過程が配信され、候補者の成長やメンバーとの交流が多くのファンを引きつけた。猪俣も自然体のキャラクターで人気を集め、最終選考を突破。ところが今回の報道によって、その華やかな選考の裏側で、私生活に関する情報も審査側に共有されていたことが明らかになった。

 

約4時間の協議で「本人を信じてみるか」 何が決め手だった?

文春が取材した事務所関係者によると、メンバーとスタッフは候補者に寄せられたSNS上の声について、約4時間にわたり話し合ったという。猪俣に関しても検討され、最終的には「本人を信じてみるか」という結論に至ったと証言している。約4時間というのは候補者全体についての協議時間だが、選考側がSNS上の評判を重視していたことがうかがえる。

気になるのは、猪俣本人への確認内容だ。資料に書かれた情報の信頼性をどこまで調べ、本人からどのような説明を受けたのか。人気や将来性、グループとの相性など、複数の評価項目があったと考えられるが、それぞれの判断が採用にどう影響したのかは明らかになっていない。文春はさらに、番組で放送されなかった「隠れ審査」が3次審査と4次審査の過程で行われていたとも報じている。視聴者が見守った選考の裏側には、まだ詳しく知られていない判断過程があった。

 

期待された猪俣周杜 約1年半で契約解除となった衝撃

2025年2月、猪俣は寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、篠塚大輝とともにtimeleszへの加入を果たした。8人体制で再出発したグループは、冠番組や音楽活動など活躍の場を広げ、猪俣も独特の天然キャラクターでバラエティー番組に出演。オーディションのころから応援してきたファンにとって、その成長を見守ることも楽しみの一つになっていた。

しかし、2026年9月19日、猪俣は知人女性にけがを負わせたとして傷害の疑いで逮捕された。25日に処分保留で釈放されたものの、所属事務所は本人への聞き取りや事実確認を実施。9月29日の取締役会で契約解除を決定し、10月1日に発表した。理由は専属契約上の重大な違反だった。刑事上の処分は10月1日時点で確定しておらず、事務所は契約に基づく判断として対応した。多くのファンに祝福された新メンバーが、約1年半でグループを去ることになった。

 

菊池風磨ら7人が謝罪 「仲間を選んだ」メンバーの苦悩

10月1日、残されたtimeleszの7人は報道陣の前に姿を見せ、今回の問題について謝罪した。会見報道によると、菊池風磨は逮捕を知った段階からメンバー間で話し合いを始め、報じられた行為が事実であれば、今後一緒に活動することは難しいと覚悟していたと説明した。事件後、猪俣と直接やり取りをしていないことも明かし、本人がまず向き合うべき相手は被害女性だという姿勢を示した。

オーディションでは、候補者の才能や人間性、仲間としての適性を見極める立場だった菊池ら。その新メンバーとわずか1年半ほどで決別することになった。STARTOは契約解除について会社の経営判断だと説明し、残る7人に処分の責任を負わせるものではないと明言している。メンバーが新しい仲間を選ぶ企画として注目を集めたタイプロだが、専属契約を締結し、所属タレントの活動を管理する最終的な立場にあるのは事務所だ。今回の新報道によって、その選考判断にも関心が向けられている。

 

STARTOは「予見できる兆候なし」と説明 内部資料との関係は

STARTOが10月1日に公表した声明では、残るメンバーが問題となった行為を事前に把握しておらず、関与もしていないと説明している。また、事務所が確認した範囲では、事件を具体的に予見できる兆候を認識していた事実も確認されていないとしている。一方、文春が報じた内部資料には、オーディション当時の女性関係に関するSNS投稿が記されていた。

この二つの情報を照らし合わせると、事務所の審査過程に関心が向かう。当時の資料にあったのは女性との交友関係をめぐる情報で、今回の傷害事件とは内容が異なる。交際や交友関係から将来の暴力行為を予測することには無理がある。焦点は、STARTOが人物面に関する情報を集めた後、どのような確認や評価を行ったかという点だ。本人との面談や事実確認の内容、採用に至る判断基準は今回の公開情報では明らかになっておらず、選考の実態には確認すべき部分が残っている。

 

猪俣周杜を選んだSTARTO 問われるのはオーディションの審査体制

タイプロの成功を支えたのは、候補者たちの成長を多くの視聴者が共有できたことだ。歌やダンスの技術を磨き、仲間として認められていく姿にファンが共感し、デビュー前から大きな人気が生まれた。候補者にとっても、新しい人生を切り開く大きな機会だった。猪俣はそのなかで支持を集め、正式メンバーに選ばれた。

一方、オーディションで選ぶ相手は、デビュー後にグループの名前を背負って活動するタレントでもある。STARTOが今回の内部資料をどのように扱い、何を決め手として猪俣の採用を判断したのか。そこには、公開オーディションを運営する会社として振り返るべき点がある。

事務所は契約解除に際し、所属タレントへの取り組みを拡充する方針を示した。これから問われるのは、実際にどのような仕組みを整えるかだ。候補者の情報を確認する体制、採用後の指導や相談の仕組み、問題が起きた場合の対応。こうした取り組みを具体化することが、ファンや関係者の信頼を取り戻すことにつながる。

文春は、現在の7人体制で進められているタイプロ続編計画についても報じている。再び大規模なオーディションに挑むのであれば、今回の選考をどう振り返ったかが重要になる。1万8922件の応募から選び抜いた新メンバー。その判断を支えた情報と審査過程を、STARTOは今後の選考にどう生かすのか。華やかなタイプロの裏側で行われた判断が、改めて問われている。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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