
コムドットのリーダーやまとが、親との撮影中にカップルから無断撮影されたとしてInstagramストーリーで「親の顔をSNSに出したら写真を全国公開する」と警告した。
これに対し、自身の動画で一般人をモザイクなしで映している点や批判者をストーリーで晒した対応が二重基準だとして批判が広がっている。
登録者数約430万人の人気YouTuberの発言が、有名人のプライバシーをめぐる議論を再燃させた。
やまとの警告内容と経緯
やまとは自身のInstagramストーリーで「とある場所で親と撮影をしているのですが、盗撮が多すぎて気持ち悪いです」と投稿した。
景色を撮るふりをしてカメラを向けているのがわかるとし、今回は親もいるので徹底的に叩き潰していると述べた。
さらに「遠くから撮ってきたカップルのお2人へ もし親の顔をSNS出した場合2人の写真を全国に公開します」と具体的に警告した。
これは家族との撮影中に発生した出来事とみられ、やまとは以前からロケ中の無断撮影に強い嫌悪感を示してきた。
今回のケースでは親が関わったことで感情が特に強く出た形で、ストーリー投稿がすぐにニュースとして取り上げられた。
法律的な現実:犯罪にならないケース
弁護士の見解によると、日本の法律では服を着た状態の人を公道などで遠くからスマホで撮る行為は、基本的に犯罪にはならない。
2023年に施行された撮影罪は性的な部位や下着をひそかに狙う行為が中心で、通常の全身撮影では該当しにくい。
迷惑防止条例でも執拗に胸や尻を狙うような場合に限られ、警察が動く可能性は低い。
問題になるのは主に肖像権やプライバシーの民事上の侵害で、撮った写真をネットに上げた場合に削除請求や損害賠償の対象となり得る。
一方で、やまとの「親の顔をSNSに出したら写真を全国公開する」という宣言自体が脅しや脅迫に当たるのではないかという声も上がっている。
元参院議員のガーシー氏は「本当に晒したりしたら脅迫罪になるからやめたほうがいい」と忠告。
弁護士からも「条件付きの警告と見ることもできるが、実際に公開すれば訴えられるリスクがある」との指摘が出ている。
やまとの警告は感情的には理解できるものの、法的に強い効力を持つわけではなく、逆に自身が問題になる可能性もある。
自分たちはモザイクしてない二重基準批判
やまとの警告に対し、コムドット自身の動画で街中や公園の一般人を顔にモザイクをかけずにそのまま公開しているケースが多いという指摘が相次いでいる。
自分たちは無断撮影していいのに他人に撮られるのはダメという二重基準に見えるという批判だ。
過去の動画でも通行人や観光客がはっきり映っているのに処理していない例が複数挙げられ、やまとが怒るなら自分たちも一般人の顔をしっかりモザイクすべきだという声がX上で目立つ。
コムドットは若者層に人気のグループだが、ロケ動画の映り込み対応が他のYouTuberと比べて甘い傾向があると以前から指摘されており、今回の騒動で改めて掘り返された。
批判者をストーリーで晒す対応
やまとは自身のストーリーに対して批判的な返信をしたユーザーのプロフィールと内容をそのまま公開している。
複数のアカウントと返信コメントがストーリー上で確認できる状態だ。
親の顔を晒すなと警告した一方で、批判してきた側を晒す形で牽制しているとの見方が広がっている。
この対応は報復的ニュアンスが強いと受け取られ、プライバシー問題の応酬をさらにエスカレートさせた。
有名人であっても批判を公開する行為自体が相手の肖像権を侵害する可能性があり、支持者の間でも賛否が分かれている。
有名人としての受忍限度と世論の分かれ方
コムドットは登録者数約430万人を誇り、特に10代から20代の視聴者層では顔の認知度も高い。
やまと本人もリーダーとして頻繁に顔出ししており、ファン層には広く知られている。
一方で名前は知っていても顔がはっきりしないという声もあり、自意識過剰ではないかという指摘も出ている。
有名税としてある程度は受忍すべきという意見と、知名度があっても無断撮影を許す必要はないという意見が対立している。
親が関わる点で感情的になるのは自然だが、法的には公道での通常撮影が受忍限度内とされるケースが多く、世論は支持と批判で二分している。
この騒動はインフルエンサーのプライバシー保護の難しさを改めて浮き彫りにした。



