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首位打者とGG賞が同じ日に消えた 広島が小園海斗ら4人を切った信頼の中身

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広島カープ 戦力外
広島東洋カープ 公式サイトより
2026年10月1日、広島東洋カープは小園海斗内野手(26)、矢野雅哉内野手(27)、前川誠太内野手(23)、田村俊介外野手(23)と来季契約を結ばないと発表した。
20代の野手4人が同時に自由契約になる異例の通告である。
鈴木清明球団本部長は、エトミデート(通称ゾンビたばこ)の使用は確認できていないと明言した。
そのうえで、新井貴浩監督のもとで一丸となるには信頼関係を築くのが難しいと判断したと説明した。
 

首位打者の夏、小園は妻と別れた

小園は2018年ドラフト1位。4球団が競合した報徳学園出身で、2025年に打率.309、出塁率.365で首位打者と最高出塁率の2冠を獲った。
今春のワールド・ベースボール・クラシックにも日本代表で出た。
通算は763試合、790安打、28本塁打、打率.279。遊撃を軸に二塁、三塁も守れる左打者だった。
今季は101試合で打率.257、1本塁打、23打点。8月中旬に2軍へ落ちた。

通告後、球団から信頼できないと言われた、仕方ない、なるだろうなと思っていたと話した。
できるのだったらやりたい、とも述べ、ファンと球団には感謝しかないとした。

2021年1月にモデルでインフルエンサーの渡辺リサさんと結婚。
渡辺さんには結婚前の長女がおり、2人の間には2021年に次女が生まれ、2022年に夫が小園だと公表された。
2026年8月31日、双方が離婚を発表した。
経緯は話せないとされ、子どもたちは渡辺さんと暮らすと説明された。
7月、週刊誌が売人とされる自営業男性との会食写真を掲載。小園は書類送検の対象ではない。
否定したいことはあるが、信頼はないと言われたので仕方がない、と受け入れた。

 

妻子持ちのGG賞、矢野が語った軽率

矢野は2020年ドラフト6位。育英高から亜細亜大を経て入団した。
2024年に137試合、打率.260で遊撃のゴールデングラブ賞を獲った。
広い守備範囲と強肩が売りで、通算は454試合、打率.224。
2025年は.208、今季は44試合で.167だった。2025年1月、年下の一般女性と結婚し、長男がいると本人が明かした。
氏名は非公表で、広島市内で家族と暮らしているという。
当時は2人のためにやらなければという部分がたくさんあったと語っていた。

7月、週刊誌が会食写真とホテルの一室での写真を掲載した。
17日に登録を抹消され、30日に広島県警が自宅などを捜索。
9月25日付で前川とともに医薬品医療機器法違反容疑で書類送検された。
代理人弁護士は譲り受けや使用の事実はないと説明し、矢野もそのコメント通りだと述べた。
通告後、軽率な行動で迷惑と心配をかけた、一つの行動や野球の結果で信頼を取り戻すしかない、と話し、現役続行を希望した。

 

写真に写っただけの23歳、田村

田村は2021年ドラフト4位。愛工大名電高から入り、左の外野手として期待された。
2023年に10試合で打率.364とデビューし、2024年には侍ジャパンの強化試合に選ばれた。
2025年は25試合で.254、代打サヨナラ本塁打もある。今季の1軍は4試合、打率.083。

結婚や交際の公表はない。
7月の週刊誌写真に小園、矢野とともに写っていた。警察の捜索や書類送検の対象にはなっていない。
事実ではないこともたくさんあった、否定したいことはいろいろあると語りつつ、一緒にいたことは事実で、緩んだ気持ちがこういう形になった、僕のせいだと受け止めた。
球団からは、ちょっとしたことでも疑いを生んでしまうかもしれないと言われたと明かし、自分が悪いので受け入れていると話した。

 

捜査で名前が出た育成、前川

前川は2021年育成ドラフト2位。敦賀気比高から入り、2025年7月に支配下登録された。
1軍通算は53試合、打率.160。2025年は28試合で.185、代打打率.333。今季は25試合で.095。

結婚や交際の公表はない。
会食写真の掲載は前川にはなかった。名前が表に出たのは7月30日の家宅捜索である。
球団は捜索を受けた事実を重く受け止め、登録を抹消した。
9月25日付で矢野とともに書類送検された。
通告では信頼関係の話だったと明かし、出た以上は自分に責任がある、と受け止めた。
現役続行を希望している。

 

8月の聞き取りが、自由契約になった

羽月隆太郎元選手はエトミデート使用で2026年5月、拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決を受け、2月に契約解除されている。
球団はシーズン中の薬物問題そのものとは関係ないとする。
疑念に区切りをつけ失地回復するために自由契約を選んだ、と整理した。
8月に最後の聞き取りを終えた段階で、来季も契約すれば信頼が築けずチームが一つになれないと判断したとみられる。
シーズン終了を待たずに発表したのは、他球団への移籍に動きやすくするための最後の配慮だったとされる。
球団は力のある選手なので、他でチャンスがあるなら頑張ってほしいと送り出している。
他球団が動くかは、書類送検の行方と各球団の調査次第である。
首位打者とゴールデングラブ賞が同じ日に消えた理由は、打率ではなかった。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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