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スクエニがFF・ドラクエの商標を新たに出願 パチスロになるのかとの見方と利用を認めない人気作

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スクウェア・エニックス 商標出願 パチンコ スロット
2026年8月26日前後、業界サイトがスクウェア・エニックスによるファイナルファンタジーとドラゴンクエスト関連の商標出願を報じた。
第28類が含まれるため、パチスロやパチンコになるのではないかとの見方が広がった。
出願は発売決定ではなく、スクエニの公式説明もない。利用を認めない作品と、要望の多い作品を分けて整理する。
 

スクエニの商標出願でパチスロ用かと批判

パチンコ・パチスロ.comは8月26日、公開商標公報を根拠にスクエニがFINAL FANTASYとDRAGON QUESTの名称を出願したと伝えた。
ゲームファンの間では作者の許可が出ないのになぜ今さら、といった批判が見られた。
同サイト自身は、指定した商品役務の量が非常に多いため、パチンコ化を見据えたものではなさそう、と注記している。
2016年にはフィールズが配布した資料でスクエニのパチスロ参入と読める表現があり、同社は事実ではないと訂正した。当時の誤報と今回の出願は別件である。
出願は第三者が無断で同名の遊技機や遊具を出すのを防ぐ手続きにも使われる。
スクエニは公式に遊技機発売を発表していない。
権利関係はゲーム会社、出版社、原作者、アニメ制作会社が重なることが多く、1社の出願だけでは機種化は決まらない。

 

商標出願と第28類

商標は商品やサービスの名前を法律で守る仕組みである。
出願しただけでは権利は確定せず、特許庁の審査を経て登録される。
区分は45類あり、ゲーム会社がよく使うのは第9類の電子機器とソフト、第16類の紙類、第41類の娯楽提供、第28類のおもちゃと遊戯用具などである。
第28類には人形、家庭用テレビゲームおもちゃ、トレーディングカードゲームのほか、遊園地用機械器具、業務用ゲーム機が含まれる。
パチンコ遊技機やパチンコ式スロットマシンも同じ区分に並ぶ。
家庭用ゲームやカードの権利を取ると、一覧にパチンコ・パチスロも付いてくることが多い。
そのため第28類が入ると遊技機化と結びつけて読まれやすい。
ただし第28類があること自体が即パチスロ発売を意味しない。
Xでは、第28類は幅が広く、パチンコという語だけが一人歩きしている、との指摘が出た。
DRAGON QUESTは登録第6143171号がある。
出願日は2018年5月10日、登録日は2019年5月10日、権利者はスクウェア・エニックス・ホールディングス。
指定にはパチンコ遊技機とパチンコ式スロットマシンがすでに入っている。
役務は後から追加できないため、別の商品役務を足す目的で出し直すことがある。
今回の出願だけを見て初めて遊技機向けになった、とは言えない。
海外での名称濫用を防ぐ目的で国内区分を厚くする例もある。

 

オファーが多い漫画やアニメ

遊技機メーカーが強く欲しがっても、原作者や権利者が利用を認めない例はある。
ドラゴンボールは2010年2月13日号の週刊東洋経済で、各社が打診したが鳥山明氏が承諾しない、とメーカー幹部の話として報じられた。
子ども向け作品を賭博に使いたくない、との解釈がネットで広がったが、鳥山氏本人の詳細な公式発言としては確認が弱い。ただし公式機が出ていない事実は続いている。
金色のガッシュは雷句誠氏が2013年11月のブログで、子ども向け作品であり賭け事とはかけ離れているとしてパチンコにはしないと書いた。
2015年には許可を得たと偽る人物がメーカーから計2億1000万円をだまし取る事件が報じられ、後年雷句氏は当時の発信が証拠になったと述べている。
2024年5月15日には水上悟志氏が、自分の漫画やアニメのパチンコ・パチスロ化を基本的に許可しないと表明した。
理由は、作品をきっかけに依存するファンが出たら描く甲斐がない、というものだ。
アニメ制作側の資金繰りを難しくさせて申し訳ない、とも補足した。
キャプテン翼の高橋陽一氏は2000年頃から子ども向けであることを理由に断り、東日本大震災後に考えを変えた。
2015年にCRキャプテン翼が発売された。

 

ファン要望の多い人気作と反対の声

ファンや業界の話で名前がよく上がるのは、ドラゴンボール、ONE PIECE、ジョジョの奇妙な冒険、鬼滅の刃、スラムダンクなどである。
演出の爆発力や認知度が高く、ホール集客に効くと判断されやすい。
一方で作品の入り口が賭博になる、子どもが見る作品を使うべきでない、という反対も根強い。
すでに成功した例として新世紀エヴァンゲリオンや北斗の拳があり、遊技機経由で原作に入る人もいる。
ドラクエは堀井雄二氏が原作で、鳥山氏はキャラクターデザインを担当した。
鳥山氏は2024年3月1日に死去しており、今回の出願は死後の作品運用として敏感に受け止められやすい。
現時点でスクエニがパチスロ機の発売を発表した事実はなく、業界報道による出願の話と、実際の機種化を分けて見る必要がある。
登録まで進んでも、機種開発には版権契約と公安委員会の検定が別途必要になる。

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ライター:

酒場で耳にした小さな違和感から企業不祥事、SNSトレンド、エンタメ、グルメまで幅広く追いかけるライター。

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