
俳優・村田充が演出を務める舞台「DOGS」で10月24日、昼夜の公演中に出演者2人が相次いで負傷した。制作のLIVEDOGは25日未明、事故の経緯を公表。主演が救急搬送された夜公演は中断され、チケットを払い戻すと発表した。
夜公演の終盤に主演が転落 頭部を打ち動けず
LIVEDOGが公式サイトとXで公表した説明によると、事故が起きたのは東京・中目黒キンケロ・シアターでの公演。24日午後6時開演のTeamBONE公演の終盤、主演のブルース役を務める立花涼が舞台セットから転落し、頭部を打って動けなくなったという。
制作側は観客の安全を確保したうえで公演を中断。救急車を要請して立花を医療機関へ搬送し、詳しい検査を受けていると説明した。
立花の公式X「立花涼&staff」も25日午前0時50分、病院で精密検査を受けていると投稿。「本人とはきちんと話が出来ておりますのでご安心ください」と伝え、詳しい状況は改めて事務所から報告するとした。
昼公演では肩を脱臼 夜の代役変更は事前告知できず
同じ24日の午後1時公演では、アンソニー役の島田一晃が肩を脱臼していた。
島田は終演後に病院を受診し、治療を受けた。制作側は医師の診断を踏まえ、夜公演に出演できるか直前まで判断を待ったものの、最終的に出演は困難との判断に至った。
そのため、別チームのTeamJERKYで同じアンソニー役を演じる夜凪つむぎが急きょ代役を務め、午後6時の公演を上演した。
ただ、出演者変更を観客に事前に知らせることはできなかった。制作側は、島田の出演を楽しみにしていた観客らに謝罪。急な変更となった事情に加え、告知できないまま上演した対応についても言及した。
島田と立花の今後の出演については、本人の状態や医師の判断を踏まえ、関係者で協議したうえで改めて案内するとしている。
24日夜公演は払い戻し TeamJERKYは通常開催
チケットの払い戻しを実施するのは、公演が中断された24日午後6時公演だ。
具体的な方法や詳細については、確認・調整を進め、決まり次第、対象の観客に個別に案内する方針を示した。
今後の公演について、制作側は出演者の状態を最優先に考え、安全面も慎重に確認・協議すると説明。一方、TeamJERKYの公演は通常通り開催するとした。公式日程では、25日午後1時と午後6時に同チームの公演が組まれている。
村田充も謝罪 開幕翌日に起きた事故
演出の村田は25日午前1時37分、公式発表を引用してXを更新。「物語を最後までお届けすることができなかったことを、大変申し訳なく思っております」と謝罪した。負傷した出演者の回復を願うとともに、突然の出来事で心配や迷惑をかけたとして観客らにわびた。
「DOGS」は10月23日に開幕し、11月1日までの上演を予定している。TeamBONEとTeamJERKYのダブルキャスト制で、事故は開幕翌日に起きた。
脚本はJungle Bell Theaterの浅野泰徳。昭和50年代の港町を舞台に、飼い主が戻るのを待つ大型犬ブルースらの姿を描く。登場人物はすべて犬という作品だ。



