
エステサロン、エシカルセレクトショップ、貸し会議室、キャリア支援と、暮らしと仕事に関わる事業を展開するsign。異なる事業の根底にあるのは、「人の人生をより前向きにしたい」という思いだ。システムエンジニアから起業した藤井桃子氏の原点、ZERO SHIROKANEに寄せられた顧客の声、そして「挑戦したい人がもっと挑戦できる社会」を目指す現在地をひもとく。
「人の人生を前向きにしたい」から広がったsignの事業
エステサロン、エシカルセレクトショップ、貸し会議室、キャリア支援。株式会社signが手がける事業は、一見するとそれぞれ異なる領域に見える。だが、同社が共通して掲げているのは、「人の人生をより前向きにしたい」という思いだ。
ミッションは、「より多くの人々のライフスタイルに輝きを、ワークスタイルに喜びを!」。美容を通じて自信を持つこと、環境や身体に配慮した商品を選ぶこと、自分らしいキャリアを描くこと。signは、事業そのものを目的とするのではなく、誰かの人生を前進させるための手段と捉えている。
暮らしに関わる美容や商品選びと、仕事に関わるキャリア支援。扱うテーマは違っても、signが大切にしているのは、一人ひとりとのご縁である。その人の人生に、小さくても確かなプラスの変化を生み出すことを目指す。それが、複数の事業に共通する考え方になっている。
同社は、美容を通じて自信を持つこと、環境や身体に配慮した商品を選ぶこと、自分らしいキャリアを描くことを、事業によって届けたい価値として挙げる。暮らしと仕事の双方に関わる事業を通じて、人の人生を前向きにすることを目指している。
希望した会社に就職しても残った、「このままでいいのか」という問い
代表の藤井桃子氏は、もともとシステムエンジニアとして希望していた会社に就職し、人にも仕事にも恵まれていた。それでも起業を選んだ背景には、自分自身の未来への疑問があった。
「与えられた仕事をこなすだけの人生でいいのだろうか」
キャリアも育児も諦めず、すべてに挑戦したい。経験を重ねながら、自分自身も成長していきたい。藤井氏はそう考え、起業へ踏み出した。希望していた会社で働き、人や仕事にも恵まれていた一方で、自分の未来について考えたとき、与えられた仕事をこなすだけの人生でよいのかという問いを抱いた。
さらに、子どもが生まれたことで、「この子が大人になる頃、日本はどんな社会になっているだろう」と考えるようになった。そこから、社会に貢献し続ける経営者でありたいという思いも強くなったという。自分自身のキャリアに加え、子どもが大人になる頃の社会について考えることも、現在の仕事への思いにつながっている。
自身が育児とキャリアを両立し、幸せに生きることを体現する。同時に、挑戦したい人がもっと挑戦できる社会にしていく。そのために事業で結果を出し、キャリア支援や起業支援を通じて、誰もが一歩を踏み出せる土台をつくっていきたいと考えている。
美容の先にある、「自分に自信が持てるようになった」という変化
signが現在、特に力を入れているのが美容事業だ。エステサロン「ZERO SHIROKANE」には、サービスそのものへの評価だけではなく、その先の人生での変化を伝える声も寄せられている。
「自分に自信が持てるようになった」「人と会うことが楽しくなった」。こうした言葉を聞けることを、同社は事業を続ける中での喜びとして挙げている。一度きりではなく、何度も足を運ぶ顧客が増え、2周年を迎えられたことについても、信頼してもらえている証のように感じているという。
同社が嬉しいと感じているのは、サービスそのものへの評価だけではない。利用した人が、その先の人生でどのような変化を感じたのかを聞けることだ。ZERO SHIROKANEに寄せられる声も、そうした変化を実感する機会の一つになっている。
美容を通じて自信を持つことは、同社が事業を通じて届けたい価値の一つだ。エシカルセレクトショップでは環境や身体に配慮した商品を選ぶこと、キャリア支援では自分らしいキャリアを描くことを挙げている。事業ごとに届け方は異なるが、一人ひとりの人生にプラスの変化を生み出すことを目指している。
ZERO SHIROKANEについては、多店舗展開やオリジナル商品の開発も視野に入れている。サロンの中だけでなく、日常生活まで美容と健康を支えられるブランドを目指すという。
一人では届かない場所へ。事業を支える「人」と「ご縁」
藤井氏が起業して得た「一番の財産」と挙げるのは、仲間の存在である。一人でできることには限界がある一方、それぞれが得意分野を持ち寄り、同じ目標に本気で向き合うことで、一人ではたどり着けない場所まで行けるという。
仲間と試行錯誤しながら目標を達成した瞬間について、藤井氏は「格別」と表現している。顧客だけでなく、スタッフや取引先、一緒に仕事をする人たちとの関係も、signにとって大切なものだ。
「仕事は結局、『人』が土台です」
顧客、スタッフ、取引先など、これまで出会った人たちとのご縁と信頼の積み重ねが、今の会社をつくっていると藤井氏は感じている。実際、これまでの出会いは、新しい事業や挑戦にもつながってきたという。事業を続けてこられた背景にも、多くの人とのご縁があった。
藤井氏は、一人でできることには限界がある一方、それぞれの得意分野を持ち寄り、同じ目標に本気で向き合うことで、一人ではたどり着けない場所まで行けると考えている。仲間とともに試行錯誤し、目標を達成することも、仕事を続ける中で大きな喜びになっている。
その視線は、これから挑戦する人にも向いている。事業の拡大を通じて、新しいことに挑戦したい人や、自分らしい働き方を実現したい人が活躍できる機会も増やしていきたいと考えている。
「今が最高」と思える自分で、次の一歩を踏み出せる社会へ
signが5年後、10年後に実現したいと考えているのは、一人ひとりが「今が最高だ」と思える自分でありながら、人生に前向きに挑戦できる社会だ。そのために、現在の事業をさらに磨き、より多くの人に価値を届けられる形へ成長させていく考えである。
美容事業では、ZERO SHIROKANEの多店舗展開やオリジナル商品の開発を視野に入れる。加えて、事業の拡大によって、新しいことに挑戦したい人や、自分らしい働き方を実現したい人が活躍できる場も広げていこうとしている。会社の成長だけではなく、その先にいる人の可能性が広がっていく未来を描いている。
藤井氏は、人生について「自分で選び、自分で動くことで変えていける」と考えている。大きな挑戦でなくても、まず一歩動いてみる。その行動から新しい人との出会いが生まれ、思いもしなかった未来につながることがあるという。
sign自身も、これからさらに新しいことに挑戦していく。これから出会う人とのご縁を大切にしながら、人の人生が前向きに動き出すきっかけをつくり続ける。藤井氏が大切にする「まず一歩動いてみる」という考えのもと、事業を通じて挑戦したい人が一歩を踏み出せる土台をつくっていく。




