
これに対し事務所側は6月1日、公式声明で「契約は現在も有効」「一方的な発表は極めて遺憾」と完全否定し、法的措置を検討すると明かした。
朝ドラ『虎に翼』や大河ドラマなどで活躍する上昇期の女優をめぐる突然のトラブルに、ファンから心配の声が相次いでいる。
尾碕真花の退所声明全文
尾碕真花は5月31日、インスタグラムで真っ白な画像のみを添付した投稿を公開した。
「ご報告」と題し、「この度、尾碕真花は2026年5月31日をもちまして、オスカープロモーションを退所いたしました。約14年にわたりお世話になり、さまざまなことを学ばせてくださった事務所の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです」とつづった。
さらに「今後の活動につきましては、改めてご報告させていただければと思っております。これからも俳優業をはじめ、より一層邁進してまいりますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます」と、穏やかなトーンでファンに呼びかけた。
代理人であるSAKURA法律事務所の弁護士を通じて事務所に退所の意思を通知していたという。
オスカープロモーション側の反論声明
これを受け、オスカープロモーションは6月1日、公式サイトで異例の声明を発表した。
「当社所属タレント尾碕真花に関して」と題し、「尾碕真花より当社へ一方的に退所の意思が通知されていたことは事実ですが、当社と尾碕真花の専属マネジメント契約は現在も契約期間中であり、また、当社と尾碕真花が専属マネジメント契約の解除に合意した事実もございません」と強調した。
事務所は「尾碕真花が当社の了承なく、退所を発表したことについて極めて遺憾」と強い表現で非難。
「スポンサー様、ご関係者の皆様ならびにファンの皆様には、ご心配をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「現在、尾碕真花に対して法的措置をとることを検討しております。
本件につきましては、当社として適切に対応してまいります」と今後の対応を表明した。
尾碕真花のこれまでの経歴
尾碕真花は2000年12月2日生まれ、高知県高知市出身。2012年第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞し、アイドルグループX21のメンバーとして2014年にCDデビューした。
2018年のグループ解散後、本格的に女優転向。2019年『騎士竜戦隊リュウソウジャー』でヒロイン・アスナ/リュウソウピンク役を務め、シリーズ初の2000年代生まれヒロインとして注目を集めた。
その後、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、2024年朝ドラ『虎に翼』(星のどか役)で幅広い層に認知を広げ、2025年には月9ドラマなど連続出演。
近年はキャリアのピークを迎えていた。身長167センチ、クリーンなイメージで支持を集めていた。
ファンから相次ぐ心配の声
発表直後からSNS、ニュースコメント欄では、ファンによる心配の投稿が急増している。
「大河・朝ドラ・月9と上昇期だったのに、トラブルで活動に影響が出ないか」「メンタルが心配。乗っ取り騒動もあったばかり」との声が目立つ。
一部では「14年お世話になった感謝を述べているのに、こんな形になって悲しい」「穏便に解決してほしい」と双方への配慮も見られる。
退所発表直前にXアカウントの不審な挙動が報じられたことも、重なって不安を増幅させているようだ。
「今後の活躍を祈る」「無事でいてほしい」という応援のメッセージが主流となっている。
オスカープロモーションの退所ラッシュ背景
オスカープロモーションでは2018年頃の社長交代以降、看板女優の退所が相次いでいる。
米倉涼子、剛力彩芽、忽那汐里、岡田結実、堀田茜、小芝風花らが独立・移籍。
過重労働の指摘やマネジメント体制への不満が背景にあるとの報道が続いている。尾碕真花のケースもこの流れに位置づけられ、事務所側が強く反発する構図となった。
芸能界では契約期間中の一方的な退所発表が度々トラブル化しており、公取委の指針も出されているが、完全解決には至っていない事例が多い。
今後、双方の協議や法的対応の行方が注目される。尾碕真花の新活動報告が待たれる中、ファンや関係者は早期の穏便解決を願っている。



