
YouTuberのヒカルが、動画内でタレントのタモリをめぐって「全く面白くない」と発言した動画をきっかけに、キングコングの梶原雄太、西野亮廣を巻き込んだ反応が広がっている。
ヒカルのタモリ発言から広がった波紋
YouTuberのヒカルが、自身のYouTubeチャンネルでタレントのタモリについて語った発言が波紋を広げている。ヒカルは4月20日に公開された梶原雄太と桑田龍征氏との飲み会企画動画の中で、タモリについて「全く面白くない」とする趣旨の持論を述べた。
ヒカルは、タモリについて「回すのがうまい」ことは認めながらも、爆発的な笑いを生むタイプではないとの見方を示した。一方で、タモリ本人が嫌いだという趣旨ではなく、「主観的な話」と断ったうえで、自身が子どもの頃から面白さを十分に理解できなかったという文脈で語っている。
発言の相手には、カジサック名義でも活動するキングコングの梶原雄太がいた。梶原は、タモリに尊敬する部分があるとしながらも、ヒカルの見方に近い反応を示したと報じられている。スポニチアネックスによると、梶原は「俺は、正直…そんなですよ」と述べ、この発言にも批判が集まった。
『笑っていいとも!』出演歴がある梶原雄太にも批判
梶原雄太には、かつて梶原がフジテレビ系『笑っていいとも!』に出演していた経歴がある。そうした過去がある梶原がヒカルの発言に同調したことで、「恩知らず」といった反応が噴出した。
タモリは長年、『森田一義アワー 笑っていいとも!』の司会を務め、日本の昼のテレビ番組を代表する存在となった。番組は1982年に始まり、2014年に終了。梶原は同番組に出演経験を持つため、単なるタレント評にとどまらず、過去の仕事との関係も含めて受け止められた形だ。
一方で、ヒカルの発言は「好き嫌い」や「笑いの受け止め方」の話として展開されていた。芸能人やYouTuberによるトーク動画では、強い言葉が短い切り抜きとして広がることがある。今回も、発言全体ではタモリの司会力や知識量に触れる内容が含まれていたが、「面白くない」という言葉が前面に出たことで反発が拡大した。
西野亮廣がXで相方をいじる
この流れに反応したのが、キングコングの西野亮廣である。日刊スポーツによると、西野は4月25日に自身のXを更新し、梶原がヒカルの発言に同調して批判を浴びていることに言及した。
西野は、梶原について「笑ったことなんて一度もない」といじりつつ、今後はさらに距離を取るという趣旨の投稿をおこなった。相方同士の関係性を踏まえた冗談を交えながら、騒動に反応した形である。スポニチアネックスによると、西野はさらに、かつてタモリが『いいとも』でゲストに放った一言を紹介し、「タモリ、おもしれーだろ!」とつづった。
西野の投稿は、梶原への直接的な批判というより、相方を題材にしたツッコミに近い内容である。ただし、タモリの面白さを補足する形にもなっており、ヒカルと梶原の発言に対する反論として受け止められている。
タモリという存在への評価が再び語られる
今回の騒動で改めて語られているのは、タモリの芸能界での立ち位置である。タモリは、ビートたけし、明石家さんまと並び「お笑いBIG3」と称されてきた存在であり、長寿番組の司会者としてテレビの歴史に名を残してきた。
タモリの芸風は、大声で場を支配するタイプではない。知識、観察、間合い、受けの技術を組み合わせ、出演者の発言を引き出すスタイルで知られる。『タモリ倶楽部』のように、鉄道、坂道、音楽、地図など細かなテーマを扱う番組では、専門的な話題を淡々と楽しむ姿勢も支持された。
そのため、今回の発言への反応は、単に「面白いか、面白くないか」という評価だけでは収まっていない。テレビの笑い、YouTubeのトーク、世代ごとの芸能人評価の違いが重なり、ヒカル、梶原雄太、西野亮廣、タモリという固有名詞を軸に話題が広がっている。
ヒカル、梶原雄太、西野亮廣の発信力も背景に
ヒカルはYouTubeを中心に大きな発信力を持ち、芸能人や実業家とのコラボも多い。梶原雄太はカジサックとしてYouTube活動を本格化させ、芸人YouTuberの代表的存在となった。西野亮廣も絵本、映画、オンラインサロン、舞台関連の発信で広く知られる。
いずれもネット上での発言が拡散されやすい人物である。今回の件は、ヒカルの動画内発言、梶原の同調、西野のX投稿という順番で広がり、テレビ世代とYouTube世代の受け止め方の違いも浮かび上がった。
タモリ本人は、現時点でこの件について公にコメントしていない。発言の中心に名前が挙がったタモリ、動画で持論を語ったヒカル、それに反応した梶原雄太と西野亮廣。短い一言から、芸能人の評価、過去の番組出演、相方同士の関係まで話題が広がる展開となった。



