スポーツにおけるメンタル面での成功体験についての調査

日本メディカル心理セラピー協会は、全国のスポーツ経験者100名を対象に「スポーツにおけるメンタル面での成功体験」に関する調査を実施した。同調査によると、メンタル面で最も成功した経験は「大きなプレッシャーを跳ね返せた時」が最も多く、成功体験を得た際の心理状態として「自信に満ちていた」という回答が最多だった。

調査結果の詳細

同調査では、スポーツ経験者が競技生活の中でメンタル面で最も成功を感じた瞬間として、「大きなプレッシャーを跳ね返せた時」が44人と最多回答数を占めた。次いで「自分の限界を超えるパフォーマンスを発揮できた」（42人）、「大事な試合で平常心を保てた」（34人）が続いた。

また、成功した際の心理状態としては、「自信に満ちていた」が54人で最多。「自分をコントロールできている感覚があった」（36人）、「無心になれていた」（30人）なども挙げられ、精神的な安定と集中力が成功の鍵であることが示唆された。

メンタル面で成功体験を得るために重要な行動としては、「日々の練習が大事だとわかった」（62人）が最多で、継続的な努力が成功に繋がることが強調された。また、成功体験後には「メンタル面での自信がついた」（37人）、「心の余裕が生まれた」（37人）といったポジティブな変化が見られた。

日本メディカル心理セラピー協会とは

日本メディカル心理セラピー協会は、心のケアを中心とした各種スキルを認定する団体。技術者として備えるべき能力の基準を示すことで、技術向上を促進し、現場の人材採用にも役立つ客観的な評価尺度を提供している。同協会は、メンタルケアの重要性を広める活動も行っており、今回の調査もその一環とのこと。

スポーツメンタルケア士資格について

日本メディカル心理セラピー協会が主催する「スポーツメンタルケア士資格」は、スポーツにおけるメンタル面の知識を有していることを認定する民間資格である。この資格取得者は、メンタルトレーニングの意義や歴史、科学的根拠、集中力向上のための方法など、スポーツにおけるメンタル強化の基礎を学ぶ。

資格取得の通信講座では、プレッシャーへの対処法、心理的安定の保ち方、自己分析の重要性などを深く学ぶことができるため、スポーツ選手や指導者にとって有益な内容となっている。特に、競技パフォーマンスの向上を目指す人にとって、日々の練習と組み合わせることで、より良い成果を得ることが期待される。