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森林資源で脱炭素社会実現へ 異業種4社が連携

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日本生命保険相互会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、西日本電信電話株式会社、株式会社地域創生Coデザイン研究所の4社は、森林資源を活用したカーボン・クレジット創出・流通による脱炭素社会の実現に向けた連携スキームを構築した。2024年10月1日より取り組みを開始する。

森林保全と経済活動を両立

企業は、カーボンニュートラル達成に向けた取り組みが求められている。政府が掲げる2050年までのカーボンニュートラル宣言や、コーポレートガバナンス・コードの改訂による東証プライム上場企業のTCFD開示の実質義務化などを受け、企業は省エネルギー化や再生可能エネルギー導入などによるCO2排出量の削減を進めている。

しかし民間企業の努力だけでは削減が難しいCO2排出量もある。そこで注目されているのが、排出量を相殺するカーボン・オフセットだ。カーボン・オフセットとは、企業などの活動で排出されるCO2などの温室効果ガスについて、排出量削減の取り組みだけでは削減できない量の排出を、他の場所での排出削減・吸収量で埋め合わせるという考え方である。

森林は光合成によってCO2を吸収する。適切に管理された森林は、大気中のCO2濃度を安定化させる役割を担っており、「カーボン・オフセット」の対象として有効な手段の一つである。

森林資源を活用したカーボン・クレジット創出・流通スキーム

4社はそれぞれの強みを生かし、地方公共団体や民間企業等と連携し、森林資源を活用したカーボン・クレジット創出・流通を促進する。具体的には、森林整備や木材利用を促進し、J-クレジット制度を活用したカーボン・クレジット創出を支援する。創出したクレジットは、カーボン・オフセットを目指す民間企業等に提供する。

<連携イメージ>
プレスリリースより

各社の役割

会社名役割
日本生命保険相互会社民間企業等へのクレジット提供における地域創生Coデザイン研究所の紹介
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社森林災害によるクレジット創出量の減少や事業利益の減少といったリスクに対応できる保険商品の提供
西日本電信電話株式会社地域全体の脱炭素社会実現に向けた課題ヒアリング、ICTソリューションの紹介によるGX推進支援
株式会社地域創生Coデザイン研究所森林・林業分野へのコンサルティングやクレジット流通モデル構築を通じた循環型社会の構築支援

4社の連携は、森林保全と経済活動を両立させ、持続可能な社会の実現に貢献するものとして期待される。

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ライター:

サステナブル情報を紹介するWEBメディアcokiの編集部です。主にニュースや解説記事などを担当するチームです。

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