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大塚製薬は、ポカリスエットおよびポカリスエット イオンウォーターのラベルレスボトル500mlを発売した。ラベルを省くことで環境負荷の低減を図るとともに、消費者のリサイクルの利便性向上を目指す。
ラベルレスボトルの販売と環境への配慮
大塚製薬株式会社(本社:東京都)は、ポカリスエットおよびポカリスエット イオンウォーターのラベルレスボトル500mlを、2月12日より通信販売ルートを通じて販売開始した。本製品は24本単位のケース販売となる。ラベルレス化により、消費者がボトルをリサイクルする際の手間を軽減し、環境負荷の低減に貢献することを目的としている。
循環型社会を目指した取り組み
大塚製薬は、サステナブルな社会の実現に向け、環境に配慮した取り組みを進めている。同社は「大塚グループ プラスチックステートメント」のもと、「プラスチックビジョン2050」を掲げ、化石資源由来原料の使用ゼロを目指す「2030年目標」を設定。これまでも、使用済みPETボトルを再びPETボトルへと再生する「ボトルtoボトル」水平リサイクルの推進や、リサイクルPET樹脂を利用した容器の開発、ラベルレスボトルの販売、容器の軽量化、包装材料の削減などに取り組んできた。
今後の展望と販売戦略
同社は、2021年よりポカリスエットおよびポカリスエット イオンウォーターのラベルレスボトル300mlを通信販売ルートで販売してきた。今回、新たに500mlサイズのラベルレスボトルを展開することで、さらなる環境負荷の低減と消費者の利便性向上を図る。メーカー希望小売価格(税抜)は、いずれも4,080円で、ケース単位(24本入り)で販売される。本製品はケース販売のみとなり、販売チャネルは大塚製薬公式通販サイト「オオツカ・プラスワン」および一部通信販売サイトとなる。
大塚製薬は、「人々の健康と地球の健康への貢献」を企業理念に掲げ、今後も環境負荷の低減に向けた取り組みを推進するとしている。大塚グループは、2050年までにすべての環境負荷をゼロにする「ネットゼロ」ビジョンを掲げ、「カーボンニュートラル」「サーキュラエコノミー」「ウォーターニュートラル」「バイオダイバーシティ」などの中期目標を設定し、取り組みを進めている。