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株式会社ABABA

https://abababa.jp/ababa

大阪府吹田市古江台3-1-3

学生の再チャレンジを応援するABABAのコンセプトに共感。採用活動でも「個の自立」を支えたい

ステークホルダーVOICE お客様
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経営管理部人事総務グループ 柴原暢希さん
経営管理部人事総務グループ 柴原暢希さん(画像提供:オールアバウト)

「プロダクトの発想が素敵だから」株式会社オールアバウトの経営管理部人事総務グループで採用を担当する柴原暢希さんは、ABABAのサービスを導入した理由を率直に表現します。

「個の自立」を軸にプラットフォームビジネスなどを幅広く手がける同社の企業理念は、学生の就職活動における負の解消を目指すABABAのコンセプトにも重なります。

自身が新卒として採用された当時から主に採用活動に携わってこられた柴原さんに、ABABAのサービス導入に至った経緯、採用担当者としての学生への想い、今後の展望とABABAの活用法などを伺いました。

個の自立を支援するオールアバウト、ABABAの発想に「シンパシーを感じた」

はじめに自己紹介をお願いいたします。

柴原

経営管理部人事総務グループで主に新卒・中途採用と新卒者向けの研修を担当しております、柴原暢希と申します。2021年8月に中途採用で当社に入社しました。

2016年に新卒で入社した企業は、輸送用機器を製造するメーカーでした。
そちらでは1年ほど労務を担当していた時期がありましたが、前職から現在までほとんど採用と研修に携わっています。

当社は、個人の自立を支援する事業を展開しております。社名にもなっている総合情報サイト「All About」の運営をはじめ、各種メディアの運用や広告関連のプラットフォームビジネスなどを展開しております。


グループ全体では、ECモールの「サンプル百貨店」を展開するほか、デジタルマーケティング、SNS運用代行、オウンドメディア支援といった領域も手掛けています。

幅広く展開されているのですね。貴社と株式会社ABABAとは、どのような経緯でつながりを持たれたのですか。

柴原

ベンチャーキャピタルを担当している社員から、「面白いスタートアップの会社があるよ」と紹介されたことがきっかけです。

株式会社ABABAさん(以下、ABABA。敬称略)のプロダクトを知って、「発想がすごく素敵だな」と共感を覚えました。

「不採用後も企業と学生の関係性を良好で継続的なものにしたい」というABABAのコンセプトや、最終選考まで進んだ学生の就活過程を評価するプロダクトに魅力を感じました。

最終選考に落ちてしまった学生のショックは、「就活自殺」という言葉があるほど大きいもの。これは現代社会の負のひとつだと思います。

就活にまつわる負の側面を解消しようとするABABAの発想は、当社の事業を通して描く「豊かな社会」のイメージと一致します。

「ひとりでも多くの学生さんが幸せになるサービスなら、導入したい」

貴社の理念とABABAのサービスのコンセプトとの親和性が高かったのですね。

柴原

まさに、親和性の高さが導入の決め手になりました。ABABAを導入するまでは、不採用の学生さんにはその旨をご連絡するだけで、以降は関係性が途絶えていました。

せっかく当社に興味を持ってくれて最終面接まで進んだのに、最終的に採用できない…それは、採用担当者にとって心苦しくもあり、歯がゆいことでもあります。

最終面接に至るまでの学生さんの努力を思うと、1社の不採用通知が与えるダメージは想像に難くありません。

不採用になったとき、そこまでのプロセスがすべて水の泡になるのは、あまりにつらい。これに対して、ABABAのサービスを使うことで次につながる可能性を提示できます。

ABABAでは、企業同士が学生さんを推薦し合い、学生さんのそれまでの努力を活かすことができます。ひとりでも多くの学生さんが幸せになれるサービスなら、導入したいと思いました。

推薦文に想いを込め人材の解像度を高めることで、学生も企業も幸せに

これまで実際に何名ほど推薦されましたか。

担当者が推薦文を書いている様子
担当者が推薦文を書いている様子(画像提供:オールアバウト)
柴原

2023年卒の学生さんを5名ほど推薦させていただきました。

推薦後、具体的にどこの企業に就職されたかまでを知ることはできませんが、「推薦ありがとうございました」とお礼の言葉をいただくことはあって、心から「頑張って」と応援する気持ちで見届けています。


ABABAでは、推薦した学生さんが受けたスカウト回数を見ることもできます。回数が積み重なっていくと、嬉しいものです。

推薦に際して、当社は一人ひとり個別に推薦文を書くようにしています。推薦文は、学生さんのためだけでなく、スカウトを検討している企業担当者への「引き継ぎ書」のような目的もあります。

少しでも解像度の高い情報があったほうが、自社に合った人材かどうかの判断がつきやすいからです。

学生さんと企業とが本当にマッチすれば、就職後しっかり活躍できて双方が幸せな関係を築けます。

当社が採用できなかったとしても、学生さんが幸せになるのを少しでも後押しできればと思い、個別に推薦文を書いています。

ある種、採用における企業間連携のプラットフォームとして機能している部分があるのですね。

柴原

そうですね。企業同士が採用で連携できるという、全く新しい発想です。当社はまだABABAを通して採用した実績はないのですが、2024年卒から積極的に利用したいと考えています。

ABABAのスカウトサービスの差別化ポイントは、最終フェーズまで進んだ企業名が分かることだと思います。


最終選考まで進んだ企業を見ると、その学生さんがどんな業界を志し、どんな働き方を求めているのか、なんとなく想像がつくものです。


「この学生さんはこういう考え方をするようだ」と分かるので、アプローチしやすいですし、入社後のミスマッチも起こりにくい。

『会社ごとにマッチした新卒人材をスカウトしやすい』という点が、ABABAのスカウトサービスのいちばんのメリットだと思います。

採用は学生と会社の双方が幸せになるための一手段、マッチ度が最重要

なるほど。ところで、柴原さんが採用活動で意識されていることはありますか?採用担当者としての想いを聞かせてください。

柴原

採用活動では、意識的に「入社後にどうなるだろう」と想像するようにしています。

というのも、採用というのは「採用したら終わり」ではなく、むしろ採用後に会社で活躍してもらうための一手段だからです。

学生さんと会社の双方の幸せを達成するには、採用時に入社後を想像してマッチしているかどうかを判断することが重要なファクターになります。

逆にミスマッチは会社と学生の双方を不幸にしてしまいます。学生さんは、貴重な時間を割いて就職活動に励みます。

そうして踏み出したファーストキャリアもまた、その人にとって大事な意味合いを持つものです。

採用するからには、就職活動にかけた時間とファーストキャリアを棒にふるようなことを会社がしてはならない。学生への礼節という意味でも、入社後を想像してミスマッチを防ぐようにしています。


ABABAのスカウトサービスは、ミスマッチを解消するという意味でも効果的な手段だと思います。

先ほど、2024年卒からスカウトサービスを積極活用していかれるというお話が出ました。貴社が「採用したい人物像」について、今後の展望も合わせてお聞かせください。

柴原

当社は現在、プラットフォームビジネスに一層注力したいと考えています。また、D2C(消費者直接取引)と呼ばれる分野での新規事業の育成や、デジタルマーケティングの強化にも取り組んでいます。

人物像としてもやはり、「テクノロジーを活用して個人の自立を支援する」という価値観に共感いただける方を採用していきたいという想いが大前提にあります。


加えて、「熱量」と「素直さ」といった要素も基本的な軸として見るようにしています。「熱量」は、物事に取り組む時の熱意がどれくらいあるか、チャレンジ精神があるかといったところです。


「素直さ」は2つの要素に分解できると思います。

1つは、自己認知力。ご自身のことをよく理解しているということです。

もう1つは、他者の意見に耳を傾ける力。他者の意見を鵜のみにするわけではなく、「私はこう思う」と自分の考えを伝えつつ妥協点を探る力が、「素直さ」に含まれるのだと思います。

それでは、今後ABABAに期待することを、課題も含めお聞かせください。

柴原

ABABAのユーザーが拡大すれば、企業と学生の双方に大きなメリットがあります。なので、サービスの認知が一層高まり、ユーザーの範囲が拡大していくことを期待しています。

敢えて課題を挙げるとすれば、採用管理システムとの連携強化でしょうか。ABABAのユーザー向けのページと採用管理システムとの連携が可能になれば、導入件数は確実に増えると思います。

採用担当者の実務は工数が多く、運用が業務の6~7割を占めているという印象です。このような採用担当者の現実を踏まえると、システム連携による負担軽減は魅力的です。


システム連携を機に、ABABAをご存知なかった企業の方にも認知されるようになるでしょうし、導入社数が増えればその分学生さんの選択肢も広がります。


人事担当者の負担軽減もさることながら、皆にメリットがあると思います。

自分の幸せは自分で決める「納得できる決断を!」

ありがとうございます。それでは最後に、未来世代へのメッセージをお願いいたします。

株式会社オールアバウト
(画像提供:オールアバウト)

未来世代へ

  •  柴原暢希さん
  • 未来世代

就職活動中あるいは就職活動を控えた学生の皆さんに伝えたいことは、2点あります。
1つ目は、「自分を大きく見せすぎない」ということです。

繰り返しになりますが、採用は企業と学生さんの両者が幸せになるための手段。そして、両者が幸せになるための重要な要素が、マッチ度です。


就職活動の場において、「自分を良く見せた者勝ち」という言説を耳にします。エントリーシートや面接を「会社や人事に自分の優秀さをプレゼンする場」と捉える風潮もあります。

しかし、自分を大きく見せすぎると、入社後に差異が生まれてミスマッチが起こります。
当社では、新卒に関してはポテンシャルを見て採用しています。

新卒採用では、価値観や熱量といった本質的な部分を知りたいのであって、「こんな成果を出しました!」というエピソードが聞きたいわけではありません。

仮に自分を大きく見せて内定がとれたとしても、入社後にしんどくなってしまいます。エントリーシートや面接ではご自身のことを素直にお話いただいたほうが、将来的な幸せにつながります。


2つ目は、「就職先は絶対自分で決める」ということです。


これは、私自身の経験も踏まえてお伝えしたいことです。新卒で2、3社内定をもらった際、私は両親に相談して選択した経緯があります。その後、実は選択を後悔しました。


親といえども価値観は異なります。結局のところ、自分の幸せは自分で決めるもの。

何が幸せかは人それぞれなので、自分自身が「楽しい」と感じることや、「なんとなく好き」という感覚を大切にしてください。

新卒で就職先を考えるときには、まだイメージがつかない部分もあると思います。

「ここの会社、楽しそうだな」というフィーリングくらいしか、根拠がないかもしれません。それでも、人の判断に委ねるよりずっと良い。

「あのとき両親がこう言ったから」では、自分の中にどこか納得できない気持ちが残るかもしれませんし、うまくいかないときに人のせいにしてしまいます。


就職先を決めるときには、ご自身の感覚を大切に。「自分で決める」ということを大切にしてください。

本質的なメッセージで締めくくっていただき、ありがとうございます。今後も貴社とABABAとの関係性が深まり、就職活動の新しいかたちが拓かれていくことを期待しております!

◎企業概要
・会社名:株式会社オールアバウト (All About,Inc.)
・HP:https://corp.allabout.co.jp/
・本社所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-15-1 A-PLACE恵比寿南3F
・主な事業内容:専門ガイドによる総合情報サイトの運営、インターネット広告事業
・代表者:代表取締役社長兼グループCEO 江幡 哲也
・事業開始:2000年6月
・資本金:12.85億円(2022年9月末現在)
・主要株主:日本テレビ放送網株式会社、株式会社NTTドコモ
・上場市場:東京証券取引所 スタンダード市場(証券コード:2454)
・上場日:2005年9月13日
・従業員数:120名 (当社グループ270名)(2022年6月末現在)

◎プロフィール
柴原 暢希(しばはら まさき)
株式会社オールアバウト 経営管理部 人事総務グループ。
2016年大学卒業後、輸送用機器や産業機器のメーカーで人事総務業務に従事。2021年8月、株式会社オールアバウトに転職し、現職。スキューバダイビングが趣味で2022年にプロライセンスを取得。お気に入りポイントは、関東ダイバーの聖地と言われている静岡県大瀬崎。

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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