「ジョッゴの一員なんです」とおっしゃってくれる、気さくだけどとても心強いUNROOFの革問屋さんです。
革の講義をしてほしいとお願いすれば、市ヶ谷のオフィスや久米川工場に飛んできてくれます。またUNROOFの求める革は「クロムではない」「排水処理を徹底している」など、要望が結構細かいのですが、阿部さんはこれらを満たしたタンナーを紹介してくれました。さらにハイエンドブランドの「ENISHI」開発の際に14色の革を展開することになったのですが、これも費用や染め方の調整も含め一緒に作っていってくれたのです。
また新型コロナウイルス感染拡大の影響で苦しい時にも、ご自身が歩きまわりたくさんの人とのコミュニケーションの中で得た生の知見や情報を、可能な限り提供してくれました。商品開発やマーケティングに率直なご意見をいただくことも、珍しくありません。
現在UNROOFが革の知識を身につけたり、ハイエンドブランドを開発したり、信頼できるタンナーとつながったりできているのは、阿部さんがいなければ間違いなく成しえなかったことです。本当に感謝しております。