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株式会社ボーダレス・ジャパン

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〒162-0843 東京都新宿区市谷田町2-17 八重洲市谷ビル6F

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ボーダレス・ジャパンにはファミリーワークという素晴らしい文化がある

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ボーダレス・ジャパンにはファミリーワークという素晴らしい文化がある

「社長募集」。これまで事業起案者が創業社長だったボーダレスグループの異例の求人募集で、外部人材としてジョッゴ株式会社の2代目社長に就任した太田真之さん。IKEA、コストコなど外資系企業で事業を立ち上げてきた太田さんと株式会社ボーダレス・ジャパンの田口一成さんとの運命の出会い。そして、社長就任後の事業再構築のプロセスで見えてきた、ありのままのボーダレスグループについて語っていただきました。

「事業再構築のために会社を引き継ぐという挑戦をサポートしたい」株式会社ボーダレス・ジャパン田口一成社長から届いたメッセージ

ジョッゴ株式会社 代表取締役 太田真之さんへ

  • ボーダレス・ジャパン田口一成社長
  • ジョッゴ株式会社 太田真之さん

JOGGOは、自社工場だからこそできる革製品の売り方を突き詰めた先で、今日では自分好みにカラーをカスタマイズできる革製品のセミオーダーメイドのサービスとなっています。

JOGGOは最初別の人間が立ち上げたのですが、その代表を引き継いでくれたのが、太田真之さんです。現在もジョッゴ株式会社の代表取締役社長をしてくれていますが、彼は元々IKEAやコストコなどで働いていて、社長募集に応募してくれました。

既に立ち上がっている会社で社長をやるので、苦労も多かったと思いますが試行錯誤しながら頑張ってくれています。畑違いのところから飛び込んでくれて、事業ドメインが店舗商売からECになったので、ノウハウも全くない中からのスタートでした。責任感を持って必死に取り組んでくれています。

ボーダレスジャパン田口一成さんの記事

株式会社ボーダレス・ジャパンの記事はこちらからも読むことができます!

ジョッゴ株式会社2代目社長 太田真之さんのボーダレス・ジャパンへの想い

田口社長の言葉を、じっくり噛みしめるように受け止めていた太田社長。そして、田口社長とボーダレス・ジャパンに対する想いがこぼれてきました。

“ジョッゴに限らずボーダレスグループの企業は、それぞれが独立し自走をしていますが、互いが互いを大切に想うグループの一社であることは間違いありません。田口社長をはじめグループ各社の社長は、そんなジョッゴという大切な会社を外部から来た私に任せるという大きな決断をしてくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

私はIKEAやコストコで責任ある仕事に就き、経験を積んできました。だから正直、社長として会社を経営していくことに、多少なりとも自信を持っていました。グループ会社の社長が一堂に会する社長会でプレゼンテーションやフィードバックをすることもありました。しかし自社の経営が苦しい状況が続く中で、「自分の会社以外のことを気にしている場合ではないのかも」という気持ちが脳裏にちらつくようになったのです。

しかしそんな弱気になっている私に、田口社長はいつも声をかけてくれました。事業をより良くしていくための壁打ちに、何度も何度も付き合ってもらいました。

「俺が誰よりも一番アイデアを出すことができる!だから俺に聞いてくれ!」と言われた時には、「田口社長は純粋な気持ちでサポートしたいと言ってくれているんだ」と実感し、救われました。この純粋さが田口社長の最大の魅力であり、社員に対して純粋な気持ちで接してくれる社長と今後も働きたいと思っています。

ジョッゴ株式会社 代表取締役社長 太田真之さん

やるべき仕事がここにある。サステナブル経営への想いを胸に社長募集に挑む

―ジョッゴの社長採用は、外部人材を募集するという異例の求人でした。応募された背景にはどのような想いがあったのでしょうか。

直接的な動機は、面接を通して「たとえ給料が減ったとしても、やるべきこと、自分の仕事はこれだ!」と感じたことでした。

もともとIKEAに入社する前から私は、海岸環境保全に取り組むNGO団体でビーチクリーンや出前授業、水質調査などのボランティア活動を続けていました。そしてこんな活動を仕事でもできたらいいのにと、悶々とした日々を過ごしていたのです。

―そのような中で、サステナブルな社会の実現を目指す事業を展開するジョッゴに出会ったのですね。ジョッゴの社長求人のことはどうやって知ったのでしょうか?

ボーダレスキャリア株式会社(以下、ボーダレスキャリア)の副社長・河原木 里遊に「たお兄(※河原木副社長だけが呼ぶ太田社長の愛称)に一番合ってるんちゃうの?」と、ボーダレス・ジャパンと田口社長を紹介してもらったのがきっかけです。

河原木とはIKEA時代からの旧知の仲なんですよ。所属は別店舗だったのですが、同じ時期の叩き上げだったこともあり、互いにどこか信頼していたんだと思います。会社の研修トレーニングなど、いつも様々な場面で人類のサステナブル活動に関して話していました。

その後我々は同じくらいのタイミングでIKEAを退職し、私はコストコへ転職しました。そして2年くらい経った頃に急に河原木から連絡が来て、ボーダレスキャリアで副社長をしていること、そしてグループ会社のジョッゴが外部人材から社長を募集していることを教えてもらったんです。彼の近況報告と紹介には驚かされましたが、私が仕事でもサステナブルなことをしたいと言っていたことを覚えていてくれたのがうれしくて。

とはいいつつ、コストコでの仕事が軌道にのっていた私は、特に転職しようとは思っていませんでした。「とにかく見てみて」と送られてきたボーダレス・ジャパンのWEBサイトを見て最初は、若干のあやしさすら感じたほどです(笑)。しかし、そのあとに見た田口社長のTED Talkに非常に大きなインスピレーションを受けたんです。

そこから求人に応募して、ボーダレス・ジャパンの鈴木雅剛副社長やジョッゴのメンバーによる面接を受けました。その面接の中で、田口社長がTED Talkで語っていた「事業の根本にあるソーシャルコンセプト、想いを実現する」本気度の強さを実感しましたね。

社会問題解決の想いと事業再構築への覚悟

―ボーダレス・ジャパンとジョッゴの目指す世界観に共感しての求人応募、そして社長就任だったのですね。社長就任後、取り組んだのはどのような仕事だったのでしょうか?

社長就任後に真っ先に取り掛かったのは、JOGGOのフルリニューアルです。私が入社した2019年のJOGGOは、「バングラデシュの就職困難な方々がスキルアップできる仕事に就ける」というソーシャルインパクトをきちんと出していました。

一方で長期的に見た時に、事業継続のためにより健全な経営基盤を確立する必要がありました。また、小売店への卸事業だけでなく、お客様とも直接繋がることができる経営をする必要性を感じたためWEBサイトはもちろん、顧客管理の方法といった1からの開発も含めて事業のフルリニューアルに10カ月くらいかけて挑みました。コロナ禍の影響を完全に抜けきったとは言い切れませんが、最近は昨年対比で100%を超えることもあるなど、復調の兆しが見えてきています。

そして現在ジョッゴの事業として運営しているUNROOFは、元々は別会社で、精神・発達障がいを持ったメンバーが革職人として働き、活躍をしていましたが、事業として立ち上がるにはまだ時間が必要でした。そこで、JOGGOとUNROOFはもともと親密な関係にあったため、UNROOFをジョッゴの一事業部として再スタートを切れないかと、ボーダレス・ジャパンの鈴木副社長から相談を受け、引き受けることになりました。

―事業再編を伴う社長就任になったのですね。

UNROOFの課題は、売り上げ以上にマネジメントを見直す必要があると感じていました。工場ではソーシャルインパクトの当事者である障がい手帳を持った方はもちろん、そのメンバーたちを革職人へと育成する健常者の方が一緒に働いていたのですが、組織風土があまり好ましいものではなかったのです。

そこで工場で働くUNROOFのメンバー1人ひとりとじっくり話をしてみたのです。すると実はみな、事業が目指すコンセプトへの共感度は高かった。しかし、仕組みやノウハウがないまま現場任せになっている状態への戸惑いがあったのだということがわかったのです。

だから障がいを持つ当事者でもあるメンバーのみんなとミーティングをして、仕組みづくりから1つひとつ取り組んでいったところ、メンバーの意識が徐々に前向きになっていきました。こういったメンバーの姿を見て、とにかくうれしかったのを覚えています。

ジョッゴ

「ファミリーワーク」という文化がボーダレスグループの根底に流れる

―メンバーが変わっていく姿と業績も連動して良い方向に向かってこられたのですね。

業績もそうですが、ともに働く仲間たちとの「精神性のつながり」を感じた時に、この事業をやっていてよかったなと感じていますね。

社長になって初めてバングラデシュにあるJOGGOの工場に1人で行った時もそうでした。通訳の人に手伝ってもらいながら現地のメンバーと、「なぜここで働くのか」「今後どうしていきたいのか」についてじっくりと話しました。

この工場訪問の際に強く感じたことは、ほとんどのメンバーが自分たちの会社が目指していることをしっかりと理解し、日々の仕事に向き合ってくれているということ。その結果として受注の増加につながっていること。また、自分がジョッゴ、ボーダレス・ジャパンの一員であること、さらには、国内外問わずいい社会を作るために頑張っている仲間がいることに喜びを感じてくれていました。

例えば日本で検品を担当しているメンバーの姿を、バングラデシュのメンバーに写真や動画で見せた時のことは忘れられません。まるでその場にいるかのように、「ありがとう」と写真や動画に向かって声をかけていたんです。それが上辺の言葉ではなく、心の底からの言葉なんですよ。この精神性のつながりが本当にうれしかったですし、JOGGOがいかに世の中に必要な、価値ある事業なのかを実感しました。

―メンバー同士で「考えを共有する」「気持ちを伝えあう」ことが大切なのですね。

これはジョッゴだけでなく、ボーダレスグループ全体にも言えることだと思っています。

ボーダレスグループには、「ファミリーワーク」という大切にしているカルチャーがあります。これはともに働く仲間は家族同然で、働く会社は別々であってもみんなで支え助け合い困難なことも乗り越えていこうという行動指針です。私はこのカルチャーがとてもすばらしいと思っています。

ソーシャルコンセプトの実現と継続のための健全な黒字化を目指す企業集団

世の中には、SDGsやサステナビリティを謳っていても、実績やパフォーマンス重視といった資本主義が根本にある会社がまだまだ多いと思っています。そのような中でボーダレスグループの各社は、ソーシャルコンセプトの実現と継続のために健全な黒字化を目指すという考え方の、今の社会では珍しい企業体です。

そしてここに集うのは、「社会を良くしたい」という想いを持った人ばかり。協力体制を今以上に築けばきっと、各社の前進スピードはますます速くなり、社会への貢献を軸にした会社がどんどん増え、世の中がいい方向へと向かうと心から思っています。

ジョッゴ太田真之氏

<プロフィール>

太田 真之
ジョッゴ株式会社 代表取締役社長

https://joggo.jp/

神奈川県横須賀市出身。土木業、重量鳶業を経て2006年IKEAジャパン株式会社へ入社。IKEA港北店にてトップマネジメントを経てコストコホールセールジャパン株式会社へ転職し、座間倉庫店にて副倉庫店長を務める。16歳の頃からサーフィンをライフワークとし山の中で遊ぶことを趣味としている中で自然の素晴らしさを体感するとともに、地球に多大な影響を及ぼす現代社会の営みに苦悩する。NGO、 NPOでのボランティアを通して、この活動を仕事でもできないものかと悶々としていたところ、紹介で株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役社長の田口氏のTED TALKに触れ衝撃を受け、ジョッゴ株式会社の社長求人に応募した。2019年に同社代表取締役社長に就任。

 

ジョッゴ株式会社

https://joggo.jp/

https://www.borderless-japan.com/social-business/joggo/

東京都新宿区市谷田町2-17八重洲市谷ビル6F

 

ジョッゴ株式会社UNROOF事業部

https://unroof.jp/

東京都東村山市栄町3-3-2 ナズ久米川レックス1階

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