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日本システム企画株式会社

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〒151-0073東京都渋谷区笹塚2-21-12

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「水は日々の暮らしに不可欠」はこぶね建設が「パイプテクター」をすすめる理由

ステークホルダーVOICE 取引先
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右から2番目が佐藤祐一郎さん
呼吸する住宅の見学会にて右から2番目が佐藤代表(画像提供:はこぶね建設)

「山を守り、山を綺麗にしたい」と、自然乾燥や低温乾燥で加工した国産木材で建てる「呼吸する住宅」に力を入れるのは、株式会社はこぶね建設の代表取締役・佐藤祐一郎さん。

同社の顧客の多くが、「体に害のない素材」を使った住環境に高い関心を抱いています。日々の暮らしを営むための住環境に欠かせない要素のひとつが、水です。

佐藤さんの自宅にも日本システム企画株式会社の『NMRパイプテクター』を設置し、「つけた瞬間に水の変化を実感」した経験から、クライアントにも自信を持っておすすめできると言います。

はこぶね建設の住環境にかける想い、日本システム企画の代表取締役社長・熊野活行さんとの出会い、そして両社の関係性と展望について、佐藤さんに伺いました。

体に良い素材でできた「呼吸する住宅」と「パイプテクター」は好相性

まず、御社が手がけておられる「呼吸する住宅」について教えてください。

佐藤

弊社が注力している「呼吸する住宅」では、住空間の素材そのものが呼吸する森林のような自然空間を室内に実現する住宅を提供しています。

使用する主な素材は、国産の木材、国産の漆喰(しっくい)、国産のい草和紙です。国産の木材は、自然乾燥または低温乾燥させたものを使っています。

日本の建築で使われている木材のほとんどは、海外から輸入した外材です。

人件費の安い海外から安価に木材を輸入してきたことで、国産木材が売れなくなり、日本の林業は衰退してしまいました。

林業の人手不足で、山は荒れ放題。国土の約7割を山が占めているのに、そこの木材を使わずに外国から木材を持ち込んで家を建てているのです。

ただやはり、すぐに使える外材へのニーズが高いことも事実。外材だけではなく国産の殆どの木材は、乾燥のスピードを上げるために80~120℃くらいの温度で乾燥させます。

高温乾燥は木材を早く乾燥させることが出来る一方で、木が本来持っている酵素や油分を全て奪ってしまいます。そうするとすぐに腐食が起こり強度が確保できないため、薬剤を使って補強します。

そんな悪循環で成り立っている現状を、少しでも元の形に戻そうとする試みが、「呼吸する住宅の提唱」です。

現在進めているプロジェクトには、山を所有している方、山を管理できる方、山の木材を加工できる方、加工した木材を使ってプロダクトを作れる方が関わり、そして一般消費者がその循環を支えてくれるという、より発展したプロジェクトとして、現在仕組みつくりを行っています。

縁あって各プロセスを担う協力会社、強力な一般消費者サポーターの方々と出会えたことで、小さな規模から好循環を取り戻す仕組みづくりに取り組むことが出来始めたところです。

一旦この仕組みを構築した上で、徐々に全国展開できればと考えています。

なるほど。「呼吸する住宅」は、建物の自然素材が呼吸している住宅なのですね。待ち望む方が全国にいらっしゃるでしょうね。

「呼吸する住宅」鎌倉はこぶねモデル
「呼吸する住宅」鎌倉はこぶねモデル(画像提供:はこぶね建設)
佐藤

呼吸する住宅を求めるお客様や、弊社に仕事を依頼してくださるお客様は、基本的に体に良い素材を求めておられます。

住環境と同様、「衣」や「食」にも意識が高い。このため、家を建てる際に水について尋ねられることも少なくありません。水は日々の暮らしに不可欠です。

弊社では、水に関心を持たれるお客様には日本システム企画株式会社(以下、日本システム企画)の「NMRパイプテクター」(以下、「パイプテクター」)を紹介することにしています。

「呼吸する住宅」も水も、どちらも口で説明するより実際に体感いただくことで違いを実感できるものです。

お客様の関心も共通する部分があるので、「呼吸する住宅」と「パイプテクター」とは、親和性が高いと思います。

「パイプテクター」設置後すぐに「水の手触りが柔らかくなった」

日本システム企画の代表取締役社長の熊野活行さんから、佐藤さん宛てにメッセージをお預かりしています。代読しますね。

株式会社はこぶね建設代表 佐藤祐一郎さんへ

  • 熊野活行さん
  • 佐藤祐一郎さん

佐藤社長は芝浦工業大学の建築工学科を卒業され、大手建設会社に就職しました。

その後、建築設計事務所に転職し、一級建築士の資格を取られましたが、農薬や肥料を一切使用しない自然農業を実体験したいとの昔からの夢があり、山形県で自然栽培のお米づくりに長年従事してきました。

その農業の体験から、建物、住まいも身体に良い住環境にすべきとの思いから2年前にはこぶね建設を設立しました。

はこぶね建設のモットーは、家の中に住む人の究極のパワースポットとして予算に合わせ、まずは一部屋から心と身体に安心安全な「森林」に最も近い空間づくりをするというものです。

その意味で、命に良い原材料を施主に選んでもらい、安全な空気のある空間を提供する「呼吸する住宅」を提供しています。

今回、究極の水の活水装置である「NMRパイプテクター」を「呼吸する住宅」プロジェクトに採用頂いた事は、空気と水は人の健康にとり大変大切な要素であり、欠く事のできない条件という評価を頂いたと感謝しております。

今後とも佐藤社長が「呼吸する住宅」、つまり「はこぶねの家」を日本全国に広めてくれる事を願っております。

とのことです。率直な感想をお聞かせください。

佐藤

そんなふうに言っていただいて、嬉しいです。
熊野社長とは、弊社に内装工事を依頼されたお客様のご紹介で知り合いました。

その方は、マンション購入直後、居住開始前に自然素地で内装工事を行いたいということで、2021年11月頃から2022年4月頃まで内装工事を通してお付き合いさせていただいておりました。

いろいろ話をする中で、その方が所属するライオンズクラブの仲間に「天才的な博士がいるよ」とお聞きしました。「配水管の赤錆を黒錆に変えてしまうんだよ。

建物に関係することだから、佐藤さんも一度会って話してみては」と。こうして、熊野社長とお会いできることになりました。

実際にお目にかかるまでは、「配水管だったら当社の仕事には直接的関係はないかも」と思っていたのですが、お会いしたときに熊野社長が「パイプテクターは、実は給水にもいいんだよ」と仰るじゃないですか。

「早く言ってくださいよ」と、嬉しい驚きでしたね(笑)

お客様を介して出会われたのですね。その後すぐに、「呼吸する住宅」に採用されたのですか?

佐藤

まずは自分で試してみないとお客様には勧められないと思ったので、自宅の給水管に「パイプテクター」を設置してみました。

するともう、設置した瞬間に水の変化を実感しました。感覚としては、水の手触りが柔らかくなった。水の粒子がとても細かくなったように感じました。お風呂に入ったときの肌触りも、全然違います。

以来、4件の案件で「パイプテクター」の設置を行いました。

自然素材を使った体に良い住宅を希望するお客様から「水はどうなりますか?」と尋ねられたとき、「こんな装置があります」と紹介できるので、とても助かっています。

「パイプテクター」を導入されたお客様からは、どのような声が届いていますか?

佐藤

第一声で「全然違う」という実感を口にされますし、毎日の暮らしの中で使う水に明らかな変化を感じておられるようです。元々あった浄水器を捨ててしまった方もおられます。

また、設置されたお宅でお風呂に入った方が、「お湯がトロリとしている。これは何!?」と驚かれて、「うちにも付けたい」と新たに設置されたケースもあります。

井戸水を利用されているお宅で、「パイプテクターを付けたら井戸水が臭わなくなった」という話も伺いました。

弊社の家づくりでは、必ず自給自足を考慮に入れて設計します。井戸水を活用したり庭で畑仕事をしたりといった場面で、「パイプテクター」のような装置があれば自給自足の幅も可能性も広がります。

ちなみに、住宅に導入する際はどのような工事をするのですか?

佐藤

大がかりな工事は不要です。ただ、戸建ての場合は給水管が地中に埋められているので、これを掘り出して装置を設置後、ふたたび埋めるという一手間はかかります。

とはいえ、給水管の配管にガチャッとカバーするだけで良い水が出るようになります。浄水器のようにフィルターを交換する必要もありません。非常に優れた装置だと思います。こんな装置は他にはありません。

熊野社長は「道を切り開いてくれた、心強い存在」

唯一無二の装置なのですね。「パイプテクター」という製品そのものの性能もさることながら、日本システム企画ないし熊野社長の強みは、どのようなところにあると思われますか?

佐藤

まず、熊野社長ご自身のバックボーンが素晴らしいと思います。

ミャンマーをはじめ、世界各地で桁違いの社会貢献をされています。また、障壁をものともせずに果敢に闘っておられる姿にも、刺激を受けます。

「健康に良いもの、環境に良いものを届けたい」という共通の想いを持つ者にとって、頼もしい存在です。

熊野社長が先頭をきって道を切り開いてこられたおかげで、後に続く我々が伸びのびと挑戦できているのだと思います。熊野社長は、何かあったときに相談できる恩師のような、心強い存在です。

それでは、今後の御社の展望についても聞かせてください。

現在進行中の物件のコンセプトBOOKの一部
現在進行中の物件のコンセプトBOOKの一部(画像提供:はこぶね建設)
佐藤

大きなビジョンとしては、山を守り、山を綺麗にしたいです。子どもたちが山を探検できるくらい綺麗になったら、イベントなども企画できればと思い描いています。

山はすべての源です。水は山から海に流れ、それが水蒸気になり雨になり、山に落ちてふたたび川となって海に流れます。山が綺麗になれば全て(地球)が綺麗になります。

山に入れば、山菜やキノコ、タケノコなどの食べ物がありますし、山を歩いているだけで学べることがたくさんあります。

山の木で家を建てたり家具を作ったりして木を使い、新しく植えた木が育って子や孫の代の家が作られる、そんな循環を回復させることで、多くの方々に山とのつながりを感じて欲しいです。

そのために、「呼吸する住宅」を広げる仕組みを作れたらと思います。人の体に害のない材料で建築した家は、朽ちてもゴミにならないはずです。

人間にも地球環境にも負荷をかけない安心・安全な住宅を、全国に広められたらいいですね。現実的には、コンスタントに年間3~4棟の「呼吸する住宅」を建てられれば、仕組みとして成り立つ見込みです。

それでは最後に、日本システム企画との関係性を今後どのように発展させていかれますか?

佐藤

「体に害のある素材を使わない住環境づくりをしたい」という志を同じくする工務店や同業者にも、「パイプテクター」をおすすめしたいと考えています。

また、はこぶねプロジェクトや「呼吸する住宅」を全国に広めていく中で、各地域で給水管が老朽化した建物の問題も耳に入ってくるでしょう。

そうした場面でも「パイプテクター」を紹介できると思います。

弊社として実現したいことは現在進行形で叶っているので、慌てず、焦らず、あきらめずに続けていきたいです。

熊野社長にも大きな期待を抱いています。引き続き応援させていただきます。やり切ってください!

素敵なビジョンをお聞きして、ワクワクしました。両社の協同で、人にも環境にも優しい未来が開かれることと確信しています。本日はありがとうございました。

木を使用して温かみの感じる銀座木邑(割烹)の内装
木を使用して温かみの感じる銀座木邑(割烹)の内装(画像提供:はこぶね建設)

◎企業概要
・会社名:株式会社はこぶね建設
・HP:https://hako-bune.jp/
・本社所在地:東京都三鷹市北野2-4-32 220号
※2022年6月10日より杉並区上井草4-17-19-115号に移転(事務所兼ショールーム)
・代表取締役:佐藤祐一郎
・創業年月日:2020年12月21日
・設立年月日:2022年6月10日

◎プロフィール 佐藤 祐一郎(さとう・ゆういちろう)
1975年生まれ。大学で建築を専攻後、大手建設会社に勤務し現場の施工管理に従事。あらゆる角度から建築を学び、感じたいと思い、改修工事会社や設計事務所に転職。一級建築士を取得後、独立。建築を商いにするも、現在の素材や制度では身体に安全な建築を提供できないと感じ、2011年の震災を機に、かねてから興味のあった農業『自然栽培』の分野へ転身。そこで培った経験や活動で多くの人脈・知識という財産に恵まれる。コロナを機に、本物の自然素材やそれに携わる人と出会う御縁が増え、本格的に建築の舞台へ戻ることを決意。2020年よりはこぶね建設を創業。今に至る。

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ライター:

1985年生まれ。米国の大学で政治哲学を学び、帰国後大学院で法律を学ぶ。裁判所勤務を経て酒類担当記者に転身。酒蔵や醸造機器メーカーの現場取材、トップインタビューの機会に恵まれる。老舗企業の取り組みや地域貢献、製造業における女性活躍の現状について知り、気候危機、ジェンダー、地方の活力創出といった分野への関心を深める。企業の「想い」と人の「語り」の発信が、よりよい社会の推進力になると信じて、執筆を続けている。

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