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株式会社BYD

https://byd.education/

〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル2階 パズル浅草橋

914-220-6530

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法人情報

「誰ひとり取り残さない社会づくりへの貢献」をミッションに学校教育の課題解決に取り組み、独自のスクール事業で知見を重ね、教育プログラムを開発。ドローン×教育をはじめとする未来世代の育成を見据えて伴走型の教育コンサルティング・サポート事業を展開しています。

名称株式会社BYD
代表者名井上 創太
住所〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル2階 パズル浅草橋
URLhttps://byd.education/
業種伴走型教育コンサルティング・サポート業
電話番号914-220-6530
資本金500万円
設立2015年1月5日

SDGs

  • 04. 質の高い教育をみんなに
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう
ありがとうの総数 4
社会貢献ポイント総数 1,000

法人メッセージ

楽しいから学ぶ誰一人取り残さない教育者のプライド

「誰ひとり取り残さない社会づくりへの貢献」をミッションに学校教育の課題解決に取り組む株式会社 BYD。代表取締役の井上創太さんは学生時代に起業し、独自のスクール事業で知見を重ね、教育プログラムを開発。ドローン×教育をはじめとする未来世代の育成を見据えて伴走型のコンサルティング事業を展開しています。情報経営イノベーション専門職大学 客員教員、一般社団法人グローバル教育研究所 認定講師でもある井上さんに同社の事業と今後の構想、ステークホルダーへの思いを伺いました。

大学生のためのスクール事業で創業、学校教育機関の授業サポート事業へと発展

 ――株式会社 BYDの事業内容について教えてください。

弊社は、教育機関の課題を希望に変える伴走型教育コンサルティング会社です。
学生向けのスクール事業「3rd class」で創業しました。大学生が社会に出る前に社会人として必要な力を身に付け、仲間とともに成長する、志を育てることをコンセプトとしたスクールで、講師を招いてビジネス基礎やプレゼンテーション、リーダーシップなどを学びながら起業を支援するコースなどを設けています。

もうひとつの事業が学校教育機関へのコンサルタント・サポート事業です。大学や高校、中学校、小学校など様々な学校へのコンサルを行う中で、授業サポートへのご依頼が増え、教育現場で求められる探究教育やキャリア教育、STEAM教育などを提供しています。ここ数年は、これらの授業サポートの引き合いが大変増えています。

――授業サポートの内容は多岐にわたっていますが、御社ならでの特徴について教えてください。

スクール事業の積み重ねがベースにあることですね。学校からは「生徒が自分について考え、様々なことを探究できる授業を」とのご要望をいただくことが多いのですが、子どもたちにわかりやすい授業を構築する方法や、3カ月や半年で子どもたちが本当に伸びるカリキュラムの作り方は、7年間の3rd classの蓄積から生まれたものです。また、中学や高校でも「起業家養成講座のような授業をしたい」とのご依頼があれば、アントレプレナーシップ系の授業も行います。プロジェクトを考えてみよう、課題解決してみよう、アイデアを考えてみようなど、3rd classで学生たちが自由に意見を出し合うスタイルをベースに、生徒が自ら参加できる形を大切にしています。

以前は3rd classが前面に出ていましたが、現在は教育におけるさまざまな課題を解決する伴走型の教育コンサルティング会社という性格が強くなっています。

株式会社 BYD代表取締役井上創太さんの授業風景

ドローンを活用した教材プログラムが大好評。コロナ禍の影響をはねかえす

 ――教材プログラムなどは御社が制作しているのでしょうか。

教育プログラムは企画から実施まで一気貫通で行えるのが弊社の強みで、教材は弊社が制作したものを使う場合と、他社と共同で開発したプログラムをご提供する場合とがあります。コンテンツ制作を手がけ、教育業界への進出を考える企業を弊社がコンサルティングして一緒に作り込み、導入までの支援も行っています。

――代表的な教材プログラムについて教えてください。

昨年、ドローンを切り口にSDGsについて考える教材や、地方創生やプロジェクトベースで考える教材をリリースし、大変好評をいただいています。教材を開発する前に、学校でドローンを飛ばしたところ、子どもたちの反応がめちゃめちゃよかったんです。皆目を輝かせて「うわー、楽しい!」と盛り上がる。あまり勉強熱心でない高校でもそういう状況になり、「このコンテンツはすごい力になる」と確信をもち、ドローンなどの最新技術を有する企業と共同で開発しました。ドローンを活用したものでは「バーチャル修学旅行」もあります。ドローンが撮影したエジプトのピラミッドなどの動画を見て、1日かけて修学旅行の代替を行うことができます。

ドローン教材は、「絶対当たる」と思って開発に着手したので、自分にとっては一つの賭けでした。これがダメなら起業家をやめるしかない、と思うくらい。展示会では大手企業のブースをさしおいて人が大勢集まり、主催者が驚いていましたが、多くの引き合いがあり、全国の学校に納入して好評をいただいています。

株式会社BYD 井上さん写真

――ドローンで学べるというのは画期的ですね。大人の自分も見てみたい、と思いますし、子どもたちが夢中になるのはわかります。

もともと私は「楽しいから学ぶ」が正しい学びの方法だと思っていましたし、ドローンに夢中になっている子どもたちの姿に、当たるという自信はありました。「バーチャル修学旅行」は、コロナ禍で修学旅行がままならない背景もあり、需要が伸びているという理由もあります。

コロナの影響は、弊社ではスクール事業への打撃という形で現れています。学生たちが集まって語り、学び合うことが難しくなり、オンラインに移行して実施していますが、縮小せざるを得ない。めけずに新たな取り組みに注力し、成功したことは自信になりましたね。経営面では、直近1年は資金調達せず、黒字もキープしています。

良質な教育サービスを開発することで、「誰ひとり残さない社会づくり」を深化させる

――新型コロナ禍の終息が見通せない状況ですが、今後、御社の事業は教材プログラムの開発などがメインになっていくのでしょうか。

現状、コロナ禍を機に事業構造が大きく転換し、授業サポート事業がメインになる体制が続いていくのだと思います。ただ、弊社の根幹はやはりスクール事業にあります。もともと3rd classは、利益よりも「誰ひとり取り残さない」をコンセプトに教育の可能性とクオリティを探究していました。それがあってこその教材開発です。今ドローンの授業やバーチャル修学旅行は様々な企業が手がけており、大手も参入していますが、他社と比べて弊社のクオリティは圧倒的という評価をいただいています。3rd classの7年間の蓄積が弊社の最大の強みです。

――3rd classのリアルな授業を心待ちにしている学生は多いと思います。

絶対に復活させます。「やりますので待っていてください」と皆さんにも言っています。3rd classは、同じ場所に集まり、つばが飛ぶくらいの距離で皆で話し合い、心からの言葉をどんどん紡ぎ合うから楽しい。だから成長する。

中には、大丈夫かな、社会に出て自分でやっていけるかな、と心配していた学生もいるのですが、意地でも彼らを自立させる、幸せにしてあげようと思いながらサポートしました。彼らのような学生の未来を絶対にあきらめない、というのが、私たちの教育者としてのプライドでしたから。だから無事就職が決まった時は本当にうれしかったですね。オンラインでもできる範囲はありますが、オフラインだからこそいい。最高に「エモい」体験ができるんです。

BYDが開催するイベント情報の案内はこちら

――最後に、これからの展望について伺わせてください。

今後も2つの事業をそれぞれ充実させていきますが、授業サポート事業では、学校と企業のそれぞれの課題を弊社が解決しながらつなぎあわせて、学校が社会や未来に開かれた存在になることを展望しながら支援することを深化させていきたいですね。学校教育を充実させ、誰ひとり取り残さない社会をつくることを目的に、小学校・中学校の頃からわれわれの関わるプロダクトやサービスを入れていくことにより注力していきます。

ステークホルダーへの想い

地域社会へ

私は、東京都墨田区に生まれ育っているのですが、ご縁をいただき、起業家や技術革新を起こす人材の育成を目的に墨田区で2020年に開学した情報経営イノベーション専門職大学(IU)の客員教員をしています。墨田区の教育の力を盛り上げるというミッションに賛同し、開校前からご支援をさせていただいているのですが、設立準備室の室長さんが3rd classを視察してくれるなど、我々の教育に対する理解度が高い。私もIUがやっている教育に共感する部分が多く、3rd classの講師がIUの教員を務めたり、IUの学生が当社にインターシップに来たり、強いパートナーシップを結んでいます。
IUには優秀な学生を送り込んでいただくことへの感謝とともに、地元とのつながりをより深めていってもらえるよう、墨田区民としても期待していますし、私自身も惜しまず協力していきたいと思っています。

地球へ

株式会社ワールドスキャンプロジェクトさんと共同で「ドローンで学ぶSDGs講座」を制作し、SDGs教育を推進すればするほど、地球を守り、環境と共存する子どもたちを育てることの必要性を認識するようになりました。授業もそういう想いを込めて行っています。また、個人的に「SDGs de地方創生」というカードゲームの公認ファシリテータ―の資格をもっており、現状ではあまり活用できていないのですが、地方創生も含めてさまざまなアプローチでSDGsを普及する活動をしていきたいと考えています。

未来世代へ

弊社のミッションは、良質な教育サービスを作り、学校現場や民間教育の課題を解決し、教育格差をなくすことです。今言われている教育格差は、育った家庭の環境やどんな学校に進学したかですが、これからの時代は「意志」の格差が大きくなると考えています。ポジティブな感情で、いろいろなものを許容し、新しいことに挑戦したい、やってみたいと思う意志をもつ。そのことが人生を豊かで幸せなものにしていくと思っています。
ですが、既存の学校教育では、意志を育てる方向にはなっておらず、反対に「これはやってはだめ」「あなたはこうしなさい」と生徒が自由な意志をもったり、自分の意見を口にしたりすることが閉ざされています。弊社では、その閉ざされた教育を変えていきながら、一人ひとりの個性を花開かせることを教育面から作っていくことに寄与し、未来世代を育てていきたい。「夢中な人で溢れる社会」の実現を目指していきます。

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