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一般社団法人公益資本主義推進協議会(PICC)

https://picc.or.jp/

東京都渋谷区神宮前5丁目-52-2号

株式会社せいふうケア太田大氏が語るPICC|公益資本主義経営を実践し、自分の言葉で語る経営者を増やす

ステークホルダーVOICE 地域社会
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株式会社せいふうケア太田大氏が語る公益資本主義推進協議会

一般社団法人公益資本主義推進協議会(PICC)は、「公益資本主義」を世界に広めることでより良い社会を目指しています。公益資本主義とは、「社中分配」、「継続性」、「改善改良性」という3原則を実行し、ステークホルダー全体への貢献を重視する日本発祥の新しい資本主義のこと。米国型の株主資本主義でも、中国型の国家資本主義でもない第3の道として注目されています。

そんなPICCの「福島支部責任者」として、公益資本主義経営を行う経営者の「在り方」を指導しているのが、株式会社せいふうケアの代表取締役社長である太田大氏です。太田さんは福島県郡山市で介護事業を行っており、2017年からPICC福島支部設立準備委員会に参加されました。福島支部責任者という大役を任され公益資本主義経営を広める太田さんに、PICCについて語っていただきました。

「今だけ」「金だけ」「自分だけ」を変える

太田さんがPICCに入会された経緯を教えてください。

株式会社えこでんの代表取締役である久我和也さんから紹介していただき、入会しました。久我さんは当時福島支部の責任者を務めていらっしゃったのです。

現在は太田さんが福島支部責任者として活動されていらっしゃいますよね。

非常に重要かつ責任の伴うポジションですからプレッシャーは感じています。しかし、できるかどうかというよりは、「やらなくては!」という強い思いがありました。というのも、当時の私は今の日本社会や経済に行き詰まりを感じていたのです。終戦後、日本は欧米諸国に追いつけ追い越せで必死に奮闘し、見事な経済発展を遂げました。ですが、その反動のためか今の日本は豊かさのなかで安穏としており、「今だけ」「金だけ」「自分だけ」というような意識になってしまっているように思えます。

アメリカの株主資本主義を追求しすぎた結果なのでしょうか。

欧米諸国が作り上げた経済システムに翻弄されているのかもしれません。そんな状況においてPICCは「美しい日本人として」今後どうすべきかを3原則として具体的に示していました。

「社中分配」「継続性」「改善改良性」という3つですね。

こうした3原則があれば、経営者が利益中心主義に陥ってしまうことを防ぐことができます。私に福島支部責任者が務まるかどうかではなく、日本社会のためには「公益資本主義」が必要だと思ったので、挙手させていただきました。

「福島支部責任者」としての在り方とは

PICC会長(代表理事)大久保秀夫さんから太田さんに、メッセージを頂いておりますので一部抜粋してご紹介します。

株式会社せいふうケア太田大さんへ

太田さんはPICCでつくったテキストを参考に、自身の経験や考え、調べたことなどを加味しながら、福島での勉強会講師として「在り方」を伝えてくれています。また、今年からPICC福島支部設立準備委員会の委員長として、組織のとりまとめも担っていただいています。コロナ禍でいろいろ苦労することも多いと思いますが、福島の会員をとりまとめ、支部設立を果たしてくれることを期待しています。本業においてもPICCで学んだ経営の「在り方」、社会性>独自性>経済性の優先順位で事業を見つめ直した結果、障がい児の保育所を立ち上げ、地域でなくてはならない企業になりつつあります。今後の太田さんおよび福島支部設立準備委員会の公益資本主義の実践に期待しています。


一般社団法人公益資本主義推進協議会(PICC)の記事はこちらかも読むことができます!

太田さんは、PICCをどのように捉えていらっしゃるのでしょうか?

PICCは私にとって「経営の指針」であり、理想的な経営を広めるための「活動の場」でもあり、切磋琢磨し合う「仲間との交流の場」でもあります。経営の根幹となる大切なことをたくさん教えていただき、感謝しております。

では、今後PICCがさらに良くなるためには、どのようなことが必要だと思いますか。

私もPICCの一員ですから、「私がPICCをより良くするためにすべきこと」をお話しますね。それは、会員一人ひとりが自分の言葉で公益資本主義について語れるようにすることです。つまり、公益資本主義を知識として理解したつもりになるだけではなく、他の人に実感を込めて伝えられるようになるくらいの深いレベルで体現する経営者を一人でも増やすことです。

公益資本主義経営の師である大久保会長が病気を患い、経営者の「在り方」を日本全国の会員に直接教える機会がなくなってから、PICCの雰囲気が大きく変わったと感じています。つまり、会員一人ひとりが今まで以上に自分で考えて行動する必要性が増しました。言い換えれば、今まで大久保会長頼みのようなところがあったのではないかと思います。

今だからこそ、より自分で考え行動することが必要なのですね。

PICCでは、どうすれば良いか、何をすべきかという「to do」よりも先に、企業とはどうあるべきかという「to be」をしっかりと学びます。これは突き詰めれば「人間はどうあるべきか、経営者はどうあるべきか」を考えるということです。

PICCに入会した経営者は、こうした本質的な問いに自分なりの答えを出せる人間となることが必要です。もちろん容易なことではありませんので、福島支部責任者として、会員の学びや成長をしっかりとサポートしてきたいと思います。また、私自身もこれからも学びを深め、公益資本主義を実践していきたいと思います。

株式会社せいふうケア 太田大 代表取締役社長

<企業概要>

会社名:株式会社せいふうケア

代表者:太田大(代表取締役社長)

ホームページ:http://sh-care.com/index.html

所在地:福島県郡山市亀田1-15-13

設立:2001年

事業内容:

【介護事業】居宅介護支援(ケアプラン作成)、通所介護(デイサービス)

【コンサルティング事業】介護事業所設立・運営サポート、介護事業所運営コンサルティング、ヘルスケア事業(整骨院)

 

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ライター:

1991年東京生まれ。中央大学法律学部出身。卒業後は採用コンサルティング会社に所属。社員インタビュー取材やホームページライティングを中心に活動中。

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