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ABABAは「SX×DX×次世代=新しい社会イノベーション」のモデルに|国立大学法人岡山大学 上席副学長 横井篤文

「ABABAは、SXとDXを上手く掛け合わせた次世代の発想で、世界的なサステナビリティとウェルビーイングのコンセプトを国内の課題解決に向けてローカライズしたモデルとなる存在」と語るのは、岡山大学上席副学長の横井篤文さん。株式会社ABABAのCEO 久保駿貴さんは、岡山大学理学部在学中の2021年2月に、学生起業家の登竜門「第17回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」で最優秀となる経済産業大臣賞を受賞。現在、ABABA 外部顧問(SDGsアドバイザー)も務めている横井さんに、ABABAの事業や久保さんについて語っていただきました。

ベンチャー企業がシードステージから離陸する際の大学との連携で得られるインパクトの大きさを実感

岡山大学 上席副学長 横井篤文先生へ

  • ABABA久保駿貴社長
  • 岡山大学上席副学長 横井篤文先生

私が卒業した岡山大学にもとてもお世話になっていて、まず、ABABAのPRをたくさんしてくださっています。岡山大学のニュースで何回も発信していただき、また、時事通信さんの記事も書いていただきました。岡山大学の上席副学長である横井先生がABABAの外部顧問を引き受けてくださっているのですが、顧問にアカデミアの方がいることで信頼という意味でも大きく、非常に感謝しています。横井先生はSDGsの知見もある方で、ご経歴も本当にすごい人。そんな横井先生とイベントに登壇させてもらった経験もあります。そういった普通では難しい経験をさせていただいています。本当に、感謝しかないです。現時点でも岡山の企業さんにもABABAを使っていただいているのですが、それをさらに広めていきたいです。このご時勢、地方で働きたい人も今多いと思うので、ABABAによって地方間でのよりスムーズな人材のシェア事業などに繋げられたらよいと思っています。横井先生には、ABABAが貢献するSDGsについて聞いていただきたいです!

株式会社ABABA CEO久保駿貴 就職活動での最終面接不採用を「勝ち」へ

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国立大学法人岡山大学 上席副学長 横井篤文先生のABABAへの想い

私の思いと久保さんの思いがコネクトできていると感じます。うれしいです。また、お互いの立場を上手くシナジーさせて、インパクトを出したいという思いが重なっているところを再確認できました。

もう一つは、私の個人的な話になりますが、私も大学で働く前は自分で財団を創設して、社会イノベーションと国際教育の推進という2本柱で、6年ぐらい活動していたことがありました。ですから、ベンチャー企業が離陸していくことの大変さは体の中に刻まれています。独立して何かインパクトをすぐに出すことはとても難しい。そのとき、私も大学と連携することで得られるインパクトの大きさを経験しました。今、私が逆の立場になりましたので、手を差し伸べて一緒に活動することが、とてもナチュラルにできました。

誰も成し得ていないブルーオーシャンのマーケットを切り開く

──ABABAさんとの出会いをお聞かせください。

毎年開催される世界最大の次世代リーダーズ・サミット「One Young World(OYW)」というものがあります。これは、世界190カ国以上から若者が一堂に集まって、大統領やノーベル賞受賞者、オリンピックメダリストや世界的企業のCEOといった現職のリーダーらとSDGsの枠組みで地球規模の課題を議論し、その解決のためのアクションを加速させることを目指しています。私がOYWの日本支部の役割を担う一般社団法人OYWジャパン・コミッティの理事をしている関係から、本学は戦略パートナーとして、2015年からOYWへ2人の最優等の学生代表を選抜し、毎年派遣しています。

確か2018年だったと記憶していますが、その学内選考説明会に参加した学生の中に久保さんがいました。説明会終了後に、久保さんが「話をしたい」と言ってきました。そのとき、訪日外国人と現地の語学を学びたい日本人や在日外国人などを結びつけて地域活性化を促すプラットフォーム『GUIBO』というものをスマホアプリで作り、意見を求めてきました。それは2019年に「第16回キャンパスベンチャーグランプリ中国大会」のビジネスコンペティションで最優秀賞をもらったような実績のあるものでした。

その後、久保さんは再度この『ABABA』で挑戦し、見事2021年2月、「第17回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」で最優秀の経済産業大臣賞を受賞しました。それを受けて本学でも学長主催の本授賞報告会があり、私も参加してほしいということで面談に同席してみると、あのときの久保さんがそこにいました。何かご縁というものを感じましたね。そこで就職活動の最終面接に落ちた学生を企業間で推薦・採用できるプラットフォーム『ABABA』の話を聞きました。私は国内外でSDGsの推進や活動をいろいろやっていたということもあって、その素晴らしさや今後の世界にとって意味するものなどをとても明快に理解することができました。

──具体的に、ABABAさんのどのようなところが素晴らしいと思いますか。

私は、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)とデジタル・トランスフォーメーション(DX)と次世代という3つを掛け合わせると、新しい社会イノベーションが加速するという仮説といいますか期待を持っています。『ABABA』のプラットフォームは、ノーコード(プログラミングの知識がなくてもアプリ等が開発できる手法)という次の世界の市民性のあるテクノロジーのリテラシーを使って、SXとDXと掛け合わせることで、新しい社会イノベーションを起こしています。まさに私の期待どおりのものだったのです。

また、世界的に大きな課題であるメンタルヘルスにフォーカスしています。国際社会でいろいろなディスカッションや登壇をさせていただくときに、必ずといっていいほどQ&Aでメンタルヘルスの問題にかかる質問が出てきます。

コロナ禍以降、メンタルヘルスはさらに悪化しています。外出ができない、食料を確保できない、学校にいけない、仕事に就けないなど、社会生活を営む土台が損なわれ、それに対する不安が増加しています。最終面接までの頑張りが評価される新卒採用サービス『ABABA』が、その不安の一つである仕事とメンタルヘルスを組み合わせている点も納得がいくものでした。

さらに、サステナブル経営やESG経営を評価する際には、インタンジブルアセット(無形資産)が重要になると私は考えています。とりわけ経営者や従業員の中身、そしてそれをとりまく環境も含めた人的資本をしっかりと見ていくことでエンゲージメントを増大させることができます。それは従業員だけではなく、社会や他者といったステークホルダーとのエンゲージメントも高めることができます。それによって、いろいろなアウトカムやインパクトを出していくことができます。このような私の関心事とABABAさんの取り組みは合致しています。

「SX×DX×次世代=新しい社会イノベーション」という方程式、メンタルヘルスの課題、エンゲージメントを高めるインタンジブルアセット。この3つにぴったり当てはまっているのが、ABABAさんの事業だと思っています。

しかも、誰も成し得ていない新しいブルーオーシャンのマーケットを切り開こうとしています。SDGs、SX、DXをよく理解している人ほど、久保さんが行なっていることは非常に優れたポジショニングの事業だと理解できます。これから企業体となっていくための輪郭付けのときに、お互いにディスカッションしながら補完的な関係によるシナジーが生み出せるのではないかという私の関心事もあって、ABABA 外部顧問(SDGsアドバイザー)としての協働に繋がりました。

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」とSDGs目標8「働きがいも経済成長も」にコミット

──横井先生にとってABABAさんとは、どういった存在ですか。

今後もサステナビリティ、ウェルビーイングという世界の流れは変わらないと思います。ABABAさんは、それをローカライズして国内や地域の課題を解決していきながら、グッドプラクティスとして広く社会に共有し、さらにサステナビリティ、ウェルビーイングを高めていくという存在になり得るのではないかと思っています。

なぜかというと、ABABAさんのノーコードという発想は、先ほども述べた通り、誰でも使えて、誰でも作れるアプリのリテラシーですので、「SX×DX×次世代」において非常に市民性があるDXとなるからです。

例えばGAFAのような外部のプレーヤーがいろいろ検討して参入してきても、地域の課題に直結してない可能性があります。グローバルな課題をどうローカライズしていくかというときに、地域の課題をよく知っている市民が、市民性のある新しいデジタルリテラシーを獲得し、そこに次世代の発想が入ることで、新しいイノベーションが起きることは十分に考えられます。そこから、彼らの課題解決に直結した組織やベンチャーをつくることができます。

ABABAさんの事業は、私たちにインスピレーションを与えます。特に、学生や地域の人でも、ノーコードを使って発想を形にできることが分かっていくでしょう。自発的に誰でも社会イノベーターになることができるインスピレーションです。

久保さんからインスピレーションを与えられることによって、大手企業やGAFAからの提案だけではなく、一般市民や次世代の若者がそれを上手くローカライズするということが、どんどん起きてくるのではないかと思います。世界でもそのようなことがすでに起き始めています。

メンタルヘルスとサステナビリティおよびウェルビーイングに企業がどう取り組んでいくかという課題は、世界中の関心事です。特に新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、この課題が顕在化してきました。これはSDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」ならびに目標8「働きがいも経済成長も」に直結してきます。ここにABABAさんがコミットしていくと思っています。

SDGs3すべての人に健康と福祉をSDGs8働きがいも経済成長も

隠れた社会問題を顕在化し、重要な課題を解決してほしい

──今後、ABABAさんに期待することは何ですか。

日本の就職活動はガラパゴス化しています。NPO法人「POSSE(ポッセ)」(東京都世田谷区)の調べでは、就職活動中の大学生の7人に1人は鬱(うつ)状態にあり、警視庁の調べでは2007年から7年間で就職活動が原因で自殺した大学生は218人いたそうです。ABABAさんの事業はこうした課題に対する社会的アウトカムに直結してくると思うので、ぜひ今のビジネスモデルをスケールアップしてほしいです。

なお、こうした社会問題があるということはまだ社会的認知として十分ではありません。メンタルヘルス、メンタルウェルビーイングは、今後の重要な課題です。久保さんの考え方は、「SX×DX×次世代=新しい社会イノベーション」という方程式を具現化したので、いろいろな可能性を持っています。

もちろんABABAさんの事業を発展させていってほしいのですが、久保さんは『ABABA』以外の発想もたくさん持っていますので、できる限り浮かんだものをどんどん形にしていくとよいのではないでしょうか。顕在化されていない重要な課題は、まだたくさんあります。「SX×DX×次世代」で形にできる人ですので、ぜひ他の事業も起こしてほしいです。

──改めて久保さんに聞いてみたいことはありますか。

久保さんの夢は何かに興味があります。そして、志、人生のフィロソフィーについても伺いたいですね。

夢が原動力となって志が出てきて、その志を実現するために仲間が紡がれてきます。仲間を持つと広く行動ができるようになります。その結果が、今のABABAさんではないでしょうか。もちろん、ABABAさんを運営していく中で、夢や志は良い意味で変わっていくものでしょう。そういう意味では、現在進行形の夢と志、そして、それに対してどういう仲間がさらに必要なのかということも聞いてみたいです。

横井先生写真2

 

<プロフィール>

横井篤文(よこい・あつふみ)

1971年生まれ。

国立大学法人岡山大学上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・教授。

1998年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了後、大手建設会社勤務を経て、米国・オランダ・南アフリカへ留学および在外研究で建築・都市計画・持続可能な開発を学ぶ。 2013年、東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻(都市環境システム)博士後期課程単位取得満期退学、2015年、岡山大学上級グローバル・アドミニストレーターに着任。2017年、同大学副理事(国際担当)、2018年、同大学副学長(海外戦略担当)を経て、2021年4月より現職。

2019年5月にユネスコチェア「持続可能な開発のための研究と教育」第2代チェアホルダーに就任。2020年6月には地球憲章国際審議会委員(在、国連平和大学)の1人に選出されている。

2021年4月、株式会社ABABA 外部顧問(SDGsアドバイザー)に就任。

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