
受験系YouTubeチャンネル「もりてつ(Morite2)」を通じて「令和の虎」受験生版(Tiger Funding)に出演し、模試成績の虚偽申告から始まった一連の炎上で一躍ネット上の注目人物となった藤川天(本名:藤川晃大、2002年生まれ・岐阜県出身)。以降もTOEICスコアシートの盗用疑惑、大学除籍を10カ月以上隠し続けた問題、正社員詐称など「虚偽の連鎖」が続き、受験系・YouTube界隈では長期にわたるネタ扱いとなっている。
①令和の虎出演時「S判定だらけの模試成績」が虚偽だった
藤川天の炎上の起点となったのは、2021年12月の受験生版「令和の虎(Tiger Funding)」への出演だ。1浪時に名古屋市立大学などの英語教員志望として出演した際、S判定やA判定が並ぶ模試の成績表を持参し、英語力をアピールした。しかし番組内での追及過程でほころびが出始め、「実際の学力と大きくかけ離れている」として虎たちに厳しく追及された。
後に藤川本人が認めたところによると、河合塾の模試は会場受験後に同一問題を自宅でも受験できる制度があり、この仕組みを悪用して模試の問題を事前に把握した上で高得点を取得した可能性が指摘されている(いわゆる「ネタバレ利用」)。実際の学力はというと、英検4級に複数回不合格、数学は中学1年レベルの一次方程式もままならない状態だったとされる。この炎上後、志望していた名古屋市立大学を含む複数の大学を全落ちした。
②TOEICスコアシートの「盗用」疑惑と謝罪
模試虚偽問題に続き、次に発覚したのがTOEICスコアシートの盗用疑惑だ。藤川がもりてつ氏に送付したTOEICの高得点スコアシートについて、画像の不自然さやデータの整合性から「他人のスコアシートを流用したものではないか」という疑惑がネット上で広がった。
もりてつ氏は2022年12月のXで「藤川さんのTOEICスコアシート盗用疑惑について点数に関して本人から声明を出すように伝えました」と投稿。その後、藤川本人がYouTube動画で「焦ってしまい、ネットの画像を適当に拾ってきてしまいました」と盗用を事実上認め、「自分の至らなさから招いたことです。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。これにより虚偽は「疑惑」ではなく「本人告白済み」の事実となった。
③関西外国語大学短期大学部への進学後も虚偽が続く
その後、藤川は関西外国語大学短期大学部に進学したが、ここでも問題は続いた。学内でのトラブルや不登校、単位不足による留年が発生。さらに大学側から「個人チャンネルでの活動を停止するよう」直接指導を受けたとされ、藤川の個人YouTubeチャンネルは削除された。
そして最大の問題となったのが、2024年5月1日付けで「学費未払い」を理由に除籍処分を受けていたにもかかわらず、その事実を10カ月以上にわたって公表しなかったことだ。その間、動画やSNSでは「在籍中」「休学中」として活動を続けており、履歴書にも「休学中」と記載したケースがあると指摘されている。2025年3月に声明を出すまで、関西外大は無関係な立場で風評被害を受け続けたとされる。
④「正社員」発言を雇用主に即座に否定される
さらに2025年1月、藤川は松原氏関連のYouTube動画内で「自分は正社員だ」と発言。ところがその雇用主である社長から直接「嘘はいかんぞ!」と電話で怒られたことを本人が公表した。実際には正社員ではなく「業務委託契約」であり、雇用主自身が公の場で虚偽を否定するという異例の事態となった。
「虚言癖」か「メンタル的な問題」か
これだけ繰り返される虚偽申告については、ネット上では「虚言癖」という言葉で語られることが多い。一方で一部の視聴者や関係者からは「メンタルが安定してきたことで虚偽が減った」「成功体験を積むことでウソをつく必要がなくなった」という分析もある。
もりてつ氏はYouTube動画を通じて藤川を長期にわたってサポートしてきたが、その過程で何度も頭を下げる謝罪動画が作られ、視聴者の間では「おもちゃにされている」「搾取されている」という批判も繰り返されている。2026年現在も医学部受験を続けると表明しているとされるが、直近の受験シーズン(2025〜26年)は100方式受験で21勝79敗に終わり、合格した高千穂大学への進学も辞退したとされる。ネット上では今なお「藤川天の受験結果」が注目され続けている。



