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発達障害の女性にわいせつ行為 東京YMCA元講師逮捕 「子どもを作る練習」性加害処罰の甘さも問題

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東京YMCA 重留真幸
東京都新宿区の東京YMCA施設で、発達障害のある20代女性が支援講師からわいせつ行為を受けた事件が2026年5月に発覚した。公認心理師の資格を持つ元講師・重留真幸容疑者(40)が準強制わいせつ罪で逮捕され、支援者としての立場を悪用した行為に強い遺憾の意を表さざるを得ない。被害者の障害特性を知りながら犯行に及んだ点は、支援現場の信頼を根本から揺るがすものだ。
さらに容疑者宅から少女の盗撮画像が見つかった点も、未成年への性加害の可能性を示唆しており、性加害自体の処罰が甘すぎる社会構造が再犯を助長しているとの批判が根強い。
 

2023年3月の教室内で起きた行為

事件は2023年3月5日、新宿区西早稲田にある東京YMCA山手コミュニティーセンターの教室内で発生した。重留容疑者は発達障害者向け社会生活スキルプログラムの講師として勤務。当時25歳の被害女性を「来年度のプログラムについて相談がある」と呼び出し、2人きりの部屋に連れ込んだ。
女性の服を脱がせ、下半身を露出させるなどわいせつな行為に及んだとされる。女性は自閉スペクトラム症などの特性により、出来事をうまく説明しにくく、抵抗しにくい状態だった。帰宅後、父親に「先生から子どもを作る練習をすると言われた」と話したことで家族が気づき、警察に相談した。
容疑者は「性的な欲求を満たすためにやった」「少なくとも3年間で10回くらいやった」と供述する一方、逮捕容疑については「よく覚えていない」と一部否認している。少女の盗撮画像も見つかり、余罪の可能性も指摘されている。

 

東京YMCAの公式声明 深くお詫びし再発防止を表明

東京YMCAは事件を受け、公式サイトで代表理事・星野太郎氏名義の声明を発表した。被害者に対し心より深くお詫びし、利用者や関係者に多大なる心配と迷惑をかけたことを重ねて謝罪した。本件を極めて重大な事態として厳粛に受け止め、業務体制、施設管理体制、職員の管理体制を見直すと明言。再発防止に向けた取り組みを一層強化すると述べ、警察捜査に全面協力する姿勢を示した。事件後、重留容疑者は退職しており、施設は発達障害支援プログラムを継続しながら信頼回復に努めている。

 

障害特性を悪用した最低の行為 支援者の資格を汚した裏切り

この事件の最も遺憾な点は、臨床心理士・公認心理師という専門資格を持ち、支援者として信頼された立場を悪用したことだ。被害女性の「指示を拒みにくい」「被害を伝えにくい」という障害特性を十分に知りながら、カウンセリングの名目で密室に呼び出し、わいせつ行為を繰り返した。
子どもを作る練習という言葉で女性を誘導した行為は、支援の名を借りた性欲の充足に他ならない。専門家が障害者を狙うケースは特に悪質で、支援現場全体への不信を招く。こうした最低の裏切りは、被害者の心に深い傷を残し、家族の信頼も崩壊させた。

 

類似事件の多発 障害者支援施設で繰り返される性的虐待

残念ながら、類似事件は後を絶たない。放課後等デイサービスでは、送迎車内で知的障害の女児にわいせつ行為を繰り返した職員が複数逮捕され、懲役12年や7年の実刑判決が出ている事例がある。特別支援学校の担任講師が重度知的障害の女子生徒に性的暴行を加え、懲役6年の判決を受けたケースも。
厚生労働省の調査では、障害者施設での性的虐待報告が増加傾向にあり、職員による立場悪用が共通する。2人きりの機会が多い個別支援で、被害者が訴えにくい特性が狙われる。犯歴を隠して再就職するケースもあり、業界全体の危機管理が問われている。
加えて未成年への性加害や性加害自体の処罰が甘すぎる点も深刻で、再犯率が5年以内に13.9パーセントを超える実態が遺憾だ。

 

再発防止策の必要性 施設と社会に求められる抜本的な改革

東京YMCAをはじめとする施設では、虐待防止委員会の設置、年1回以上の全職員研修、2人きり禁止ルールの徹底が求められる。厚生労働省の手引きに基づき、ヒヤリハット報告の共有、第三者監査、カメラ設置などの環境整備を強化すべきだ。
職員の犯罪歴確認を厳格化し、資格保有者への倫理教育も不可欠。被害者家族との定期コミュニケーションや早期通報体制の構築が、再発を防ぐ鍵となる。さらに性犯罪の量刑強化と再犯防止策の抜本改革が急務であり、未成年への性加害に対する厳罰化や出所後の監視体制整備が社会全体で求められている。障害者支援の現場がより安全で信頼できる場となるよう、社会全体で取り組む必要がある。

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ライター:

千葉県生まれ。青果卸売の現場で働いたのち、フリーライターへ。 野菜や果物のようにみずみずしい旬な話題を届けたいと思っています。 料理と漫画・アニメが大好きです。

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