
格闘家の皇治が運営する「皇治チャンネル」が、YouTubeから「性的コンテンツ」に関するポリシー違反と判断され、チャンネル停止措置を受けた。登録者数30万人規模まで成長していたチャンネルの突然の停止をめぐり、皇治側は5月12日、Xで声明を出し、関係者やファンに謝罪した。
登録者30万人規模の動画が閲覧できない状態に
皇治チャンネルは5月3日、コミュニティガイドライン違反により停止された。チャンネル登録者数は約30万人で、これまで公開されていた動画も閲覧できない状態になったという。皇治は停止直後、Xで原因について軽口を交えながら触れていたが、5月12日夜にあらためて「お詫び」と題した声明を公表した。
皇治は大阪府出身の格闘家で、元ISKA K-1ルール世界ライト級王者。格闘技イベント「NARIAGARI」のCEOも務め、RIZINでも知られる存在である。5月10日には神戸・GLION ARENA KOBEで開催された「RIZIN.53」に出場し、平本蓮との特別ルールマッチを戦ったばかりだった。
「性的コンテンツへの誘導」と受け取られる可能性
皇治側の声明では、停止理由について、YouTubeから「性的コンテンツ」に関するポリシー違反との判断を受けたと説明している。問題視された動画については、サムネイル、タイトル、演出、会話表現を含め、視聴者やYouTube側に対して「性的コンテンツへの誘導」と受け取られる可能性が十分にある内容だったとした。
声明では、露出を含む映像表現や演出方法、企画全体の見せ方について配慮や認識が不足していたと認めたうえで、YouTubeポリシーへの理解不足により迷惑と心配をかけたとして謝罪したが、該当動画の具体的なタイトルや詳細な内容までは公表していない。
同様企画の停止、過去動画の概要欄まで見直しへ
今後の対応については、同様企画の停止に加え、関連表現や視聴者の導線を含めたチャンネル全体の見直しを進めていると説明した。過去動画の概要欄まで確認し、改善作業をおこなう方針も示している。
YouTubeでは、動画本編だけでなく、サムネイルやタイトル、概要欄、外部リンクへの誘導なども審査対象となる。今回の声明でも、サムネイル、タイトル、演出、会話表現、視聴者の導線が言及されており、企画全体の見せ方が問題視された可能性がある。
皇治チャンネルは、本人のファンだけでなく、RIZINやNARIAGARIを追う層にも広く知られていた。30万人規模のチャンネル停止は、本人の発信拠点を失うだけでなく、興行告知、選手紹介、舞台裏コンテンツの展開にも影響する。
格闘技界でも強まるYouTube依存
近年の格闘技界では、試合そのものに加え、YouTubeやSNSを通じた煽り、会見外での発信、密着動画が選手の人気形成に大きく関わっている。皇治も、リング上の実績に加え、発信力や興行づくりで存在感を示してきた人物である。
一方で、登録者を抱えるYouTubeチャンネルは、プラットフォーム側の規約に強く左右される。企画の過激さや話題性が再生数につながる一方、ガイドライン違反と判断されれば、収益化停止や動画削除、チャンネル停止につながる。



