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黒木千晶アナは何者? 宮根誠司の後任に抜てきされた「猛獣使い」 大物論客が認める実力と素顔

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黒木千晶
黒木千晶 公式インスタグラムより

『情報ライブ ミヤネ屋』の後番組『ニュースto』でメインMCを務める読売テレビの黒木千晶アナウンサー(32)。10月15日の放送では、コメンテーターの「性接待」に関する発言に即座に異議を唱え、注目を集めた。田嶋陽子氏や竹田恒泰氏ら個性の強い論客を相手に、『そこまで言って委員会NP』を仕切ってきた黒木アナ。古舘伊知郎氏も評価する、その司会術と意外な素顔に迫る。

 

中野信子氏の「性接待」発言に即座に反応

10月15日放送の『ニュースto』では、政治をめぐる議論のなかで、脳科学者の中野信子氏が「性接待」に言及した。黒木アナは「そういうことはないと思います」と反応。出演者の発言に対し、司会者として自らの考えを伝えた場面だった。

『ニュースto』は10月5日にスタートした全国ネットの報道情報番組だ。約20年続いた『ミヤネ屋』の後枠で、黒木アナが月曜から木曜と隔週金曜、SUPER EIGHTの村上信五が金曜のMCを担当する。黒木アナにとって全国ネットの帯番組で初めてメインMCを務める機会となった。

 

田嶋陽子、竹田恒泰らを仕切る「猛獣使い」 議論を動かす司会術

黒木アナの司会力が注目されたのは、読売テレビ制作の討論番組『そこまで言って委員会NP』だ。田嶋陽子氏や竹田恒泰氏、橋下徹氏ら発言力の強い論客が出演し、政治から社会問題まで激しい議論を交わす。黒木アナは進行役として、出演者の発言を引き出しながら、ときには強い口調で議論を制する。その姿から「猛獣使い」とも呼ばれるようになった。

オリコンニュースのインタビューで黒木アナは、出演者が自由に議論する番組だからこそ、必要な場面では自分も強く出なければならないと語っている。普段から気が強いわけではなく、収録では意識して自分を奮い立たせているという。相手が著名な論客でも遠慮しすぎず、番組を進める姿勢が評価につながった。

 

古舘伊知郎が認めた「進行力と優しさ」 

黒木アナを高く評価する一人が、フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏だ。9月17日に行われた『ニュースto』の会見で、黒木アナは古舘氏から祝福されたことを明かした。古舘氏は『そこまで言って委員会NP』で培った議論をさばく力や番組の進行力、そして優しさがあれば長く活躍できると激励。黒木アナはその言葉に涙が出そうになったと語っている。

黒木アナが進行役として大切にしているのが、前議長の辛坊治郎氏から受け継いだ考え方だ。出演者同士が活発に議論しているなら、司会者は無理に画面へ映る必要がない。目立つ発言を競うより、出演者の持ち味を引き出す。その姿勢が、大物論客たちとの信頼関係を築く土台となった。

 

予想外だった討論番組への抜てき

黒木アナは2016年に読売テレビへ入社し、『かんさい情報ネットten.』などで報道の経験を積んだ。入社4年目に『そこまで言って委員会NP』の進行役に起用された際には、思い描いていた報道キャスターの道から外れたように感じたという。当時は「アナウンサー人生ちょっと終わったかも」と思ったこともあった。

転機となったのは、番組のプロデューサーから若手らしい率直な考えを口にしてよいと背中を押されたことだった。少しずつ自分の意見も発するようになり、2021年には辛坊治郎氏の後任として議長に就任した。当初は不安を抱いていた番組が、その後のキャリアを大きく広げることになった。

 

女優志望からアナウンサーへ

黒木千晶アナは1993年10月25日、神奈川県横浜市生まれ。青山学院大学文学部比較芸術学科を卒業し、2016年に読売テレビへ入社した。大学では歌舞伎を専攻し、卒業論文では江戸時代に芝居小屋が集まった「猿若町」を研究。大学2年生のときには、市川海老蔵氏(現・市川團十郎白猿)の舞台に町娘役のエキストラとして出演した経験もある。

幼い頃から演劇が好きで、役者を目指した時期もあった。アナウンサーに関心を持ったのは、大学時代にテレビ局でアルバイトをしたことがきっかけだ。そこで働くアナウンサーたちの姿を見て、伝える仕事を志すようになった。舞台で培った表現への関心は、現在の仕事にもつながっている。

 

テレビでは強気、普段は一人好き 

読売テレビの公式プロフィールによると、黒木アナのニックネームは「クロキチ」「ちゃき」。自分を動物に例えるなら猫だという。家族や友人から、気まぐれで一人が好きだと言われることが、その理由だ。

休日は家事を済ませ、散歩や図書館へ出かける。夜は自宅で食事を楽しみながら晩酌することもあるという。討論番組で見せる強気な印象とは対照的な、落ち着いた私生活だ。親しい友人からは、しっかりしているようで抜けたところもあると評されるそうだ。

 

宮根誠司の後任に抜てき 黒木千晶アナが挑む全国ネット

黒木アナは『かんさい情報ネットten.』などで約9年間、報道の現場に関わってきた。政治・行政記者の兼務や海外取材、選挙特番のMCも経験している。『そこまで言って委員会NP』での印象が強いが、ニュースを取材する側の仕事にも長く携わってきた。

『ニュースto』の就任会見では、宮根誠司氏が長年務めた放送枠を引き継ぐことに、大きなプレッシャーを感じていると明かした。10月4日の『そこまで言って委員会NP』では新番組就任を記念した特集も放送され、共演者らが門出を祝福した。

10月15日の中野信子氏への対応は、その後の番組づくりを考えるうえでも興味深い。これまで論客たちの議論を進行してきた黒木アナが、全国ネットの報道番組で自らの考えをどう示し、出演者の発言とどう向き合っていくのか。『そこまで言って委員会NP』で鍛えられた司会術が、今度は平日午後のニュース番組で試される。

 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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