
田中碧や堂安律への不当ファウル、中村敬斗のソックス注意など日本不利の笛が相次ぎ、2002年日韓大会のバイロン・モレノ審判を彷彿させる「再来」の声が世界中で上がっている。
今大会で噴出した審判スキャンダル
大会序盤から審判のミスや偏った判定が目立つ。エルサルバドル出身のイバン・バートン主審は日本対スウェーデン戦で特に問題となった。
前半から田中碧へのノーファウル認定が続き、映像では反則が見当たらない場面で笛を吹いた。
堂安律への接触プレーも日本側にファウルを取るなど一貫して日本不利の流れを作った。さらに試合中に中村敬斗のソックス丈を突然注意する不可解な行動もファンを激怒させた。
これらの判定はNHK解説の本田圭佑氏が「ないよ、ないない」と絶叫するほど明らかで、試合の公平性を大きく損なったと指摘されている。
VAR室でも問題が続出している。オーストラリア人審判ショーン・エバンス氏が白人至上主義を連想させるジェスチャーを中継カメラに捉えられ、ドイツ戦を中心に国際的な非難を浴びた。
女性主審として歴史を刻むレベッカ・ウェルチ氏はドイツ対エクアドル戦で開始わずか3分の決定的ファウルを見逃し、エクアドル選手団が主審を囲む大騒動となった。
「審判の沈黙」と揶揄され、試合の流れを歪めたとの批判が殺到している。
これらは単発のミスではなく、大会全体の審判レベル低下を示す深刻な事例となっている。
日本以外でも沸騰する国際的な怒りの声
日本戦の騒動は国内にとどまらず、世界中に波及している。
イタリア代表サポーターはバートン氏の判定を見て「2002年の再現」と激しく反応し、スペインや南米諸国からも「開催国寄りの偏り」との指摘が相次いだ。欧州メディアは「選手の4年間の努力を1人の笛で壊すな」と社説でFIFAを批判。
X上では「W杯史上最悪の審判」「FIFAは即刻調査を」といったハッシュタグが世界トレンド入りし、国際的なファンコミュニティが一致団結して審判陣を糾弾する異例の事態となっている。
日本以外の強豪国も被害を受けたことで、単なる「日本不利」論を超えた大会全体の問題として認識されている。
FIFA審判評価制度の闇と限界
FIFAは3年にわたる長期評価プロセスで審判を選出すると公表している。
主な基準は判定の正確性、試合管理能力、フィットネス、VAR連携の一貫性だ。
各国協会からの推薦を受け、国際審判員リストに登録された候補者をFIFA審判委員会が査定する。
グループリーグ終了時に全審判を再評価し、決勝トーナメント進出者を絞る仕組みもある。しかし詳細スコアは非公開で透明性が低く、政治的バランスや地域配慮が実力評価を歪めているとの疑念が根強い。
実際にバートン氏のような問題審判が起用された現実が制度の不備を浮き彫りにしている。
モレノ再来か 2002年日韓大会の黒歴史を振り返る
バイロン・モレノ審判は韓国対イタリア戦でトッティの不当退場、トンマージのゴール取り消しなど韓国有利の誤審を連発した。
イタリアは優勝候補ながらベスト16で敗退し、世界中から「世紀の強盗」と非難された。
FIFA公式DVDでも「世紀の誤審」として認定され、モレノ自身も大会後に母国リーグで疑惑のロスタイム操作を犯して資格停止となった。
バートン主審の日本戦での判定パターンがこれと酷似しているため、「モレノ再来」の声が世界中で上がっている。2002年のトラウマが再燃し、W杯の公平性を根本から揺るがす事態となっている。
今後FIFAに求められる抜本改革
大会はまだ中盤だが、審判スキャンダルが優勝争いに深刻な影を落とす可能性は高い。
FIFAは即時調査と透明性向上を迫られており、決勝トーナメントでの審判交代や公開評価基準の導入が急務だ。
選手とファンが信頼できる笛を取り戻さない限り、2026北中米W杯は「誤審の大会」として歴史に刻まれるだろう。サッカー界全体がこの危機を真剣に受け止める時が来ている。



