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【あの降板宣言】「第二のフワちゃん」と呼ばれた夜 真栄田賢“1年前の投稿”が再注目された理由

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あの 鈴木紗理奈
鈴木紗理奈公式インスタグラム・あの公式インスタグラムより

深夜のバラエティ番組で放たれた「嫌いな芸能人」の一言が、数日後には“冠番組降板宣言”という異例の事態へ発展した。

タレントの あの をめぐる騒動は、単なる芸能ニュースでは終わらなかった。SNSでは「第二のフワちゃん」という言葉まで飛び交い、その渦中で再注目されたのが、お笑いコンビ「スリムクラブ」の 真栄田賢 が約1年前に投稿していた“ある言葉”だった。

《誰も、あのちゃんにものを言えなくなっている》

なぜこの投稿は“予言”のように拡散されたのか。そして、なぜ今回の騒動はここまで大きくなったのか。騒動の流れを追うと、そこにはSNS時代のテレビが抱える危うさが浮かび上がってくる。

 

 

「鈴木紗理奈!」スタジオの笑いが一変した瞬間

問題の発端は、5月18日に放送されたテレビ朝日系『あのちゃんねる』だった。

深夜番組らしい軽い空気のなか、出演者たちはテンポよく企画をこなしていく。その流れの中で飛び出したのが、「ベッキーの次に嫌いな芸能人は?」という質問だった。

すると、あのは間を置かずに答えた。

「鈴木紗理奈!」

スタジオには笑いが起きた。しかし、その場で消費されるはずだった“バラエティの一場面”は、放送後に急速に別の意味を帯び始める。

名前を挙げられた 鈴木紗理奈 がInstagramのストーリーズで反応したのだ。

《そういうのって、信頼関係がある相手とのプロレスの時やと私は思う》
《普通にいじめやん》

怒りというより、「なぜ自分が突然その役割を背負わされたのか」という戸惑いがにじむ投稿だった。

一方で、あの本人もSNSで意味深な投稿を続けた。

《先に嫌なことされてるとは考えないんだな》

現在は削除されているが、この一言が、世論の流れを大きく変えることになる。

 

「本当は嫌だった」が届かなくなった理由

その後、テレビ朝日は公式サイトで謝罪文を発表した。

そこでは、制作側の配慮不足や、出演者の意図と異なる形で放送されたことについて説明がなされた。さらに、あの自身もXで、「以前から企画への懸念を伝えていた」「ゲストが傷つく内容だからやめてほしいと話していた」と投稿した。

しかし、SNS上では、その説明を素直に受け止める空気にはなっていなかった。

理由のひとつが、“最初の印象”だった。

炎上が起きた時、ネットでは後から出てくる説明よりも、「最初に何を発信したか」が強く残る。今回の場合、多くの人にとって強く印象に残ったのは、《先に嫌なことされてるとは考えないんだな》という投稿だった。

そのため、「本当は企画に反対していた」という説明が後から出てきても、「言い訳に見えてしまう」という反応が相次いだ。

実際、コメント欄には、

「最初に鈴木紗理奈へ謝れば流れは違った」
「テレビ局が悪い話だったのに、自分から対立構造を作ってしまった」

という声も目立った。

今回の騒動で注目されたのは、“嫌い発言”そのものだけではない。むしろ、「どう対応したか」が、世論を大きく動かしたのだった。

 

真栄田賢の“1年前の投稿”が再拡散された背景

そんななかで再び注目を集めたのが、お笑いコンビ・スリムクラブ真栄田賢の過去投稿だった。

昨年7月、真栄田はXで、

《誰も、あのちゃんにものを言えなくなっている》

と投稿していた。

当時は大きな話題にはならなかった。しかし今回、SNSでは、

「予言みたい」
「今見ると怖い」

といった反応とともに、一気に拡散されていった。

真栄田は過去にも、フワちゃんについて「誰も注意できなくなっている」というネタを披露していた経緯がある。その後、フワちゃんがSNS投稿をきっかけに炎上したこともあり、今回の騒動と重ねて見る人も少なくなかった。

もちろん、両者のケースは異なる。

ただ、“自由奔放なキャラクター”として支持されていたタレントが、ある瞬間から急激に批判対象へ変わっていく構図に、共通した空気を感じた人は多かったようだ。

 

SNS時代のテレビが抱える“危うさ”

今回の騒動では、「テレビ側にも問題があるのではないか」という声も数多く上がった。

近年のバラエティ番組では、SNSで切り抜かれやすい“強い場面”が重視される傾向がある。

過激な発言。
毒舌。
ギリギリのやり取り。

そうした瞬間ほど拡散され、番組の話題性にもつながるからだ。

その結果、“危うさ”そのものがコンテンツとして消費されるようになった。

今回も、深夜バラエティ特有の“悪ノリ”の延長線上で成立していたはずの企画が、SNSによって別の意味を持ち始めた。

スタジオでは笑いになっていたものが、切り抜き動画として拡散された瞬間、“いじめ”や“悪意”として受け取られていく。

テレビの空気感と、SNSで視聴される時の空気感。そのズレが、今回の騒動をさらに大きくした側面もある。

 

「それスノ共演」に集まった視線

さらに注目を集めているのが、5月29日放送予定の『それSnow Manにやらせて下さい』だ。

番組には、あのと 鈴木紗理奈 がそろって出演していることが告知された。

収録自体は騒動前とみられているものの、SNSでは、

「この時、何かあったのでは」
「収録現場の空気が気になる」

といった声が広がっている。

現時点で、両者の間に具体的なトラブルがあった事実は確認されていない。それでも人々は、“裏側”を想像してしまう。

炎上が起きると、視聴者は「本当は前から関係が悪かったのではないか」「別の番組で火種があったのではないか」と、ひとつの“物語”を探し始める。

SNS時代は、事実だけでなく、“考察”そのものも拡散される時代なのだ。

 

「誰かを持ち上げ、突然突き放す」空気

今回の騒動は、単なる芸能界のトラブルでは終わらない。

そこには、SNS時代特有の空気が色濃く表れている。

昨日まで「自由で面白い」と支持されていたキャラクターが、ある瞬間から「失礼」「非常識」へ変わる。その境界線は驚くほど曖昧だ。

しかも今は、その“空気の変化”がリアルタイムで可視化される。

コメント欄。
切り抜き動画。
トレンド入り。
炎上考察。

誰かが嫌われ始める瞬間を、社会全体が同時に見てしまう時代になった。

真栄田賢の投稿が“予言”のように受け止められたのも、未来を言い当てたというより、そうした空気の変化を早く感じ取っていたからなのかもしれない。

そして今回、多くの人が感じた違和感の正体も、おそらくそこにある。

問題だったのは、“嫌い発言”だけではない。

誰かを面白がり、押し上げ、限界まで消費し、そして一気に突き放す―。

今回の騒動は、そんなSNS時代の熱狂そのものを映していた。

 
 

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ライター:

Webライター。きれいごとだけでは済まない現実を、少し距離を置いて綴っています。

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