
「小1の壁」──。それは、多くの働く親が直面する現実だ。時間の制約、周囲の目、そしてキャリアの行き詰まり。かつては土曜出勤もある職場で、自身の成長にも限界を感じていた岡田友津さんは、育休中に一歩を踏み出す。
選んだのは、未経験からのキャリアチェンジ。Pythonを学び、データの世界に飛び込んだ彼女は今、STAR AIのデータサイエンティストとして活躍している。働き方も生き方も、何もかも変わったその転機について、自身の哲学とともに語ってもらった。
現在のお仕事内容(きっかけ・やりがいなど)
現在、株式会社STAR AIでデータサイエンティストとしてデータ分析業務を行っています。
前職では全く異なる業界で働いていましたが、データ分析の仕事に興味を持ったことをきっかけに、育休中にPythonというデータ分析でよく使われるプログラミング言語の学習講座を受講し、転職しました。
データ分析のやりがいは、人間の感覚では把握できないことが、データを通じて数値として明確に分かる点です。結果が数値として示されるため、達成感を得やすく、「このデータからどんなことが言えるだろう?」と、日々好奇心を持って取り組んでいます。
現在の会社・職業になるまでの仕事上の悩み
前職ではフル出社が基本で、土曜日の出勤もあったため、いわゆる「小1の壁」と言われるように、子どもが小学生になったときのケアが大きな不安要素でした。また、時短勤務だったため、業務の幅が限られており、自身の成長を感じにくかったことも悩みでした。
上司から「子どもが大きくなったら昇給や昇格も考えている」と言われるたびに、「一体いつになったら普通に働けるのだろう」と感じ、将来に対する不安が募っていました。
その悩みを今の会社 職業でどう打破したか
現在はリモートワークと出社を自由に選択でき、働く時間も柔軟に調整できるため、子どもが小学生になった後も安心して働き続けられると感じています。また、子どもの体調不良や大雨の日でも柔軟に対応できるため、以前に比べてストレスがかなり減りました。
育児があるため働ける時間には限りがありますが、やりたい仕事にチャレンジでき、自分の努力次第で成果を上げられるため、以前よりも前向きに仕事に取り組めています。
私にとって「仕事」とは
自分の可能性をどこまでも試せる場所です。
毎日全力で生きて、成長し、「人生は楽しい!」という姿を子どもに見せたいです。
マイフィロソフィー(大切なもの)
もちろん家族です!夫や子どもたちの笑顔を見ると、どんな疲れも吹き飛びます。
どんなに忙しくても、子どもがいるときは話を聞いたり、一緒に過ごすことを大切にしており、勉強や仕事は子どもがいない時間や寝ている間に行うようにしています。
両立で意識していること
家事を手抜きするのはもちろん(笑)、私自身が幸せであることを意識しています。
「ママが機嫌が良くないと、家族全体の雰囲気が悪くなるからね!」と夫にもよく言われます。
あまりにも自己犠牲的な献身は、かえって良い結果を生まないと考えているため、自分の心地よさも大切にしています。
見ている方への応援メッセージ
一度きりの人生、やりたいことをやれば良いと思います!
幸せをただ追求するのみ!仕事はその一つの手段に過ぎません。