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株式会社わちふぃーるど

http://www.wachi.co.jp/

〒152-0035東京都目黒区自由が丘2-19-5

03-3725-0881

【SDGsの取組み】動物たちに森をプレゼント!ダヤンの故郷 地球を守ろう

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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ボルネオの森をテーマにした絵本「森の音を聞いてごらん」(白泉社)
ボルネオの森をテーマにした絵本「森の音を聞いてごらん」(白泉社)(画像提供:わちふぃーるど)

1983年、革工房のブランドマークとして生まれた猫のダヤン。

作家池田あきこが描く不思議な世界「わちふぃーるど」を舞台に、猫のダヤンと仲間たちが活躍する物語は130タイトル以上出版され、3世代に渡り愛読されています。

そんなダヤンの生みの親・池田あきこをはじめとする、株式会社わちふぃーるどとわちふぃーるどライセンシングは2010年より 認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンの『緑の回廊計画』の活動に賛同し、オリジナルアートを使った寄付活動を継続的におこなっています。

わちふぃーるどが取組むSDGs

わちふぃーるどの取り組む『ダヤンの故郷 地球を守ろう緑の回廊プロジェクト』では、マレーシアのボルネオ島キナバタンガン川沿いの急速に失われつつある熱帯雨林を買い取り、生物多様性と自然環境を保全する取り組みです。

認定NPO法人ボルネオ保全トラストジャパンを通して購入した土地は『ダヤンの森』と名付けられ、未来永劫に渡って多種多様な動植物の自由な住みかとなっていくのです。

現在までに『ダヤンの森Ⅲ』までを取得、Ⅳへ向けて活動を開始します。

始まりは作家が見たプランテーションの森

夫が『こんな面白いツアーがある』と見せてくれたのが、オートバイでボルネオ島を縦断するバイクツアー。

ボルネオ島にはマレーシア、ブルネイ、インドネシア3か国の国境があり、1,500キロを縦断する3か国越えのバイク旅でした。

バイクを趣味とする絵本作家池田あきこは、“赤道”に惹かれ、ボルネオ縦断へと挑みました。憧れの赤道、そこではどこを走っても、伐採された木を満載して走るトラックが行き交っていました。

そして鬱蒼とした原生林と、対照的に整備されたプランテーションの森を見たのが、この活動に賛同した経緯です。

ボルネオに訪れたときの作家池田あきこ
ボルネオに訪れたときの作家池田あきこ(画像提供:わちふぃーるど)

島の86%を占めていた熱帯雨林が60%までに減少

旅の最中にアブラヤシの森がそこかしこにあって気になって仕方がありませんでした。

結局その旅では転倒してしまい、走破には至りませんでしたが、このツアーを企画した旅行会社の社長さんから、ボルネオの現状を知り衝撃を受けました。

森を破壊して広がり続けているプランテーションは、1950年には島の86%を占めていた熱帯雨林を60%までに減少させていたというのです。

ボルネオは世界で3番目に大きな島。かつては広大な低地熱帯雨林が広がり、1500万年以上も姿を変えずにオラウータンをはじめ、多種多様な動植物で満たされていました。

その動物たちの住処が、いま危険に冒されているというのです。

編集者の心を動かした、『森のささやき』

帰国後、絵本雑誌モエの特集に、ボルネオ島を取り上げたいと編集者に相談しました。しかし、日本では知名度が低いボルネオ島は編集の気を惹くことは難しく、暗礁に乗り上げていました。

そこで描いたのが『森のささやき』。

ボルネオの熱帯雨林をモチーフに描いたそのイラストは編集者の心を動かし、念願かなって「ダヤンの故郷・地球を守ろう―SAVE THE FOREST―」という特集の取材のため、再度ボルネオの地を訪れることになったのです。

この絵は「わちふぃーるど」の会社全体を動かすきっかけともなりました。

絵本とグッズ、そしてチャリティー活動

『ダヤンの絵本・森の音を聞いてごらん』のイラスト
『ダヤンの絵本・森の音を聞いてごらん』のイラスト(画像提供:わちふぃーるど)

プランテーションになる前に、森を購入して保存する。という活動に向け、2010年、会社全体となってチャリティ活動を立ち上げ、『森のささやき』モチーフのグッズは売り上げの一部を寄付、池田あきこの周年原画展ではボルネオモチーフの作品展示のほか募金箱を設置、アートパフォーマンスによるオークションでは落札金額をすべて寄付へと充てています。

また、『ダヤンの絵本・森の音を聞いてごらん』『写真絵本・ねどこどこ?』『ダヤンの絵描き旅・ボルネオ』など、ボルネオを題材とした書籍も出版され、その現状と活動を周知させる一助となりました。

以来、池田あきことわちふぃーるどは、継続してボルネオの森に住む動物たちに、森をプレゼントする活動を行っています。

ボルネオと失われるつつある原生林

かつては広大な低地熱帯雨林が広がっていたボルネオですが、アブラヤシのプランテーション開発はどんどん進んでいます。

アブラヤシから採れるパームオイルはとても優れた植物性油脂なので、その用途は食用のみならず近年ではバイオマス発電の燃料としても注目を浴びています。

ただそんな優秀なオイルを採るために、原生林を伐採し二度と復元されない土地が増えていくのは、プランテーション化の速さを知れば知るほど地球には優しくないことといえるでしょう。

パームオイル発電は、ヨーロッパではすでにCO2削減にならないと規制も強化されています。原生林を守り、動物たちと共生しながらゆっくりと進めていく方が良いと、私たちは考えています。

「ダヤンの森Ⅲ」を取得、Ⅳへ

森の取得証明(Ⅰ・Ⅱ)
森の取得証明(Ⅰ・Ⅱ)(画像提供:わちふぃーるど)

こうして開始したチャリティオークションや募金箱設置、チャリティ対象グッズの販売などが実を結び、2012年6月に最初の「ダヤンの森」を購入しました。

その広さは2.68ヘクタールで、東京ドーム(建築面積が約4.67ヘクタール)の半分強ほど。日本の約1.9倍もの面積があるボルネオ島にとっては猫の額ほどの大きさですが、確実な一歩を踏み出しました。

2014年には「ダヤンの森Ⅱ」の購入。今年2023年3月には「ダヤンの森Ⅲ」を取得し、40周年の今年は「ダヤンの森Ⅳ」の購入に向けての募金活動を始動します。

6月末から銀座松屋にて開催される40周年原画展―ダヤンの不思議な旅―では、再度「森」をテーマのひとつにした展示構成で、募金箱の設置やアートパフォーマンスも予定しています。

また、今回は初めてクラウドファンディングの立ち上げも企画しており、より多くの人々にこの現状を知り、賛同してもらうことで、もっともっとたくさんの熱帯雨林を動物たちにプレゼントしていきたいと思っています。

◎企業概要
・企業名:株式会社わちふぃーるど
・本社所在地:東京都目黒区自由が丘2-19-5
・事業本部:埼玉県富士見市鶴瀬西3-1-5
・大阪営業所:大阪府大阪市中央区瓦屋町2-6-7 やのまん大阪ビル6F
・企画デザイン室:埼玉県富士見市鶴瀬西3-1-5
・創立:1976年4月
・会社設立:1986年5月
・資本金:5,000万円
・代表者:代表取締役 山﨑舞子
・従業員:正社員数・パート・アルバイト 98名
・取引銀行:みずほ銀行川越支店、埼玉りそな銀行鶴瀬支店
・事業内容:アパレル、雑貨、革製品、書籍、ステーショナリーなどの企画・デザイン・製造・販売
・直営店:自由が丘本店、新宿ラビリンス店、グランデュオ立川店、吉祥寺ラシカノイ店、なんばウォーク店、デュオこうべ店 、福屋広島駅前店、キャナルシティ博多店
・関連会社:わちふぃーるどライセンシング株式会社

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