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SDGsの取組み アサヒビール株式会社

サステナブルな取り組み SDGsの取り組み
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アサヒビール HP スクリーンショット
アサヒビール HPより

企業や団体におけるサステナビリティの追求として、SDGs達成に向けた事業や取り組みをアピールするケースが増えてきました。実際にSDGsへの取り組みを行うとなると、どの目標に向けてどのような施策を企画したら良いか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。

cokiでは、皆さまのSX(サステナビリティトランスフォーメーション)のお役に立つべく、SDGsに対して積極的な企業の取り組みをピックアップしてご紹介しております。
今回取り上げる事例は、アサヒビール株式会社です。
本ページをご参考に、事業におけるサステナビリティ、SDGsに関する活動を進めるヒントにしていただければ幸いです。

SDGsについては、“ 「SDGs」と「サステナブル」の意味|私たちはなぜSDGsに取り組む必要があるのか ”を、ご覧ください。

アサヒビール株式会社のSDGsへの取り組み

  • アサヒビール株式会社 ASAHI BREWERIES, LTD.
  • 業種:食料品
  • 創業:1889年11月
  • 従業員数:29,850人(アサヒグループ全体・2020年12月末時点)
  • 参照公式サイト:https://www.asahibeer.co.jp/

アサヒグループでは、以下の5つの「アサヒグループ サステナビリティ基本方針」を掲げ、“最高の明日をつくるための5つのアクション”として取り組みを進めています。

それぞれのアクションについて、関連するSDGsと、どのような取り組みをしているかがわかるようにWebサイトを構成。大変わかりやすい作りになっているのが特徴的です。

ここでは最近の取り組み事例をピックアップして見ていきましょう。
※取り組み事例の中には、複数の目標にまたがる取り組みもありますが、代表的な目標を掲げて記載しています。

目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」への取り組み

目標7の ゴール は「全ての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」です。

アサヒビールは、2025年までに国内全拠点での購入電力を再生可能エネルギーに切り替える取り組みを進めています。2009年4月には、すでに食品業界で初めて商品の製造にグリーン電力の活用を始めました。グリーン電力とは、再生可能エネルギーによって発電された電力のことです。アサヒビールが活用しているグリーン電力は、主に木材チップなどの自然の恵みを燃料としたバイオマス発電などでつくられています。また、アサヒグループ本社ビルと隣接する飲食店ビル「アネックス」「フラムドール」でもグリーン電力を活用しています。

現在、全ビール工場で製造するすべての「アサヒスーパードライ」350ml・500ml缶をはじめ、「アサヒドライゼロ」350ml缶、ギフトセット内のビール類において、CO2を排出しない再生可能エネルギーであるグリーン電力を活用。対象となる商品にはグリーン・エネルギー・マークを表示していますので、確認して購入することが、グリーン電力への賛同にも繋がります。

2021年までで既に4工場(茨城工場、神奈川工場、吹田工場、福島工場)で外部から購入する電力を再生可能エネルギーに切り替え済み、2022年3月に名古屋工場にて太陽光発電設備を導入する予定です。

目標12「つくる責任つかう責任」への取り組み

目標12の ゴール は「持続可能な生産消費形態を確保する」です。

アサヒビールが行っているいくつかの面白い試みをピックアップして見ましょう。例えば、

例えば、サステナブルファッションブランド「ECOALF」と共同で展開する「UPCYCLE B」プロジェクトの一環として、台東区、墨田区の事業者が連携し、廃棄物の削減・有効活用を推進する取り組みを行っています。やむなく飲食されずに廃棄されるコーヒー豆やパンの耳を回収し、クラフトビール(酒税法上は発泡酒)を醸造するというものです。これらの原材料は知的障がい者施設「NPO法人つなぐ台東 たいとう第三福祉作業所」の利用者が、各店舗から回収・加工します。製造はグループのクラフトビール醸造所「TOKYO隅田川ブルーイング」で行い、直営の飲食店の一部にて提供しています。障がい者の多様な就労機会の創出や地域経済活性化に取り組むことで、ローカルSDGsにもつながる取り組みです。

他にも、2021年4月から、熊本市内で開催されるスポーツの試合やイベントでパナソニック(株)と共同開発したエコカップ「森のタンブラー」を販売。。自宅に持ち帰り、洗って再利用できる飲料容器を提案することで、熊本市内におけるプラスチックごみの削減を後押ししています。

目標13「気候変動に具体的な対策を」への取り組み

目標13の ゴール は「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」です。

アサヒグループでは、2018年から中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を制定。2050年にCO2排出量ゼロ達成に向けての取組みを加速させるため、2030年のScope1・2における目標値を現在の50%削減(2019年比)から70%削減(2019年比)に上方修正。そのために様々な取り組みを行っています。

例えば、物流です。物流拠点の集約や、輸送途中でトラックから鉄道に輸送手段を転換するモーダルシフト、公道を経由しない運行ルートの確立などを通して、輸送距離を短縮し、CO2排出量削減に努めています。また、2011年のキリンビールとの共同輸送を皮切りに、他社との共同物流にも取り組んでいます。現在はCO2排出量が少ない鉄道コンテナの共同利用やビール4社専用列車の運行、小型車両での配送、ビールパレットの回収も共同で行い、物流効率化を推進中です。

さらに、茨城工場ではバイオガスと燃料電池を用いた新たなエネルギーモデル開発をです。この設備が稼働することで、発電出力200kWとして年間発電量約160万kWh(一般世帯約350戸分)の電力が供給可能となり、これにより年間1,000トン程度のCO2排出量削減が見込まれます。

そのほか、ビール類の発酵工程で発生するCO2をタンクへ貯蔵し、びん、缶、樽詰め工程などに再利用するCO2捕集による循環利用にも取り組んでいます。

SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」への取組事例~cokiの記事より

coki では、サステナビリティについて考え、実際に取り組んでいる様々な団体・企業への取材を行っています。今回は SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」 について、日本自動ドア株式会社の記事をピックアップしました。「実は自動ドアは省エネである」という理由がわかります。ぜひご覧ください。

自動ドアメーカーが感染症対策のなぜ?と日本自動ドアのステークホルダーの話

日本自動ドア株式会社は、共助の精神の下、あらゆるステークホルダーとの信頼関係を大切にしている企業です。会社に関係する全てのステークホルダーに感謝し価値を提供し続ける同社の姿は、ステークホルダー資本主義の体現者とも言えるかもしれません。各ステークホルダーに対する想いとこれからの企業が目指すべき姿について、代表取締役社長である吉原二郎さんにお話を伺いました。

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